〜日々是煩悩〜


H18年4月9日より7月18日までの日記 (注:7月19日から10月22日までの日記はなし)
H18年10月23日より12月31日までの日記 H19年1月1日より2月28日までの日記
H19年3月1日より4月30日までの日記 H19年5月1日より6月30日までの日記
H19年7月1日より8月31日までの日記 H19年9月1日より10月16日までの日記
H19年10月17日より12月31日までの日記 H20年1月1日より2月29日までの日記
H20年3月1日より4月30日までの日記
目次



H20年5月1日

まず一句。

伏兵は気付かぬうちにやって来る

川柳にもなってませんが私の心境です。


皐月朔日のこと。
お休みな私は朝寝を楽しんだのち、ほこほこ出かけて彩雲国の新刊をGETして浸る予定でした。
ぼんやり目覚めた私。
かゆい。
手の甲が妙にかゆい。
二の腕の内側も膝も太腿の内側もかゆい。
見ればどこも赤くそしていくつも膨れ上がっております。
たいへん虫刺されしやすい私はまず虫かと思い、次にあまりの多さに否定。
こいつは蕁麻疹だぜ。

過去の記憶が私に断定させます。
そして、休日、新刊発売日だというのに、私が出かけるのは無理と結論。
蕁麻疹は肌の柔らかいところに広がる。
服の下ならまだいい。
しかし、顔に出る可能性もある。
食べたものが原因の可能性が高いから、ぷち断食してみる。
そうすると、食べないで出かけると燃費の悪い私の身体は貧血をおこすだろう。
かくてふて寝決定となった休日だったのでした。
……まあ、寝るのは好きだけどさ。
ちなみに夜になったら伏兵はどこかに去っておりましたとさ。
大変迷惑でした。


『渡江旧春』の構成やり直し終了。
書き直しはまだこれからだけど、新作書き始めるようなわくわく感があって。
うん、今すごく楽しいかもしれない。
この楽しい気持ちが伝わるといいな。

H20年5月2日

正直言うと、私は『彩雲国物語』を「一番好きな話」とも「一番面白い話」とも思っていない。
この世にもっと好きな話はあるし、もっと面白い話だってある。
でもねえ。
ようやく手に入れた『彩雲国物語』の最新刊を入手して。
私はすぐに読み始めることもできずにいた。もったいなくて。
一番好きでも一番面白くなくても。
「特別」で「愛しちゃってる」んだねえ。
惚れた方が負けってのに似てるかもしれない。
私が影香に激ハマリして、こうして色々書散らしたりもして。
それって結局原作と原作の魅力あってこそだから。
さあ!お待ちかねの新刊を読むぜ!
まずは、ティッシュと飲み物と邪魔されない環境を整えてだなあ。


ということで新刊『黎明に琥珀はきらめく』の感想いきます。



まず最初に。
ああ、黎深と絳攸ってほんと、ばか。
(ばかが漢字でないところに愛があるのさ)
不器用で、ばか。
いやもう、泣かされましたわ。

楊修って今回一番おいしくて、今回一番貧乏くじな気が。
しかし欧陽玉とオトモダチって、おいしい。あ、もちろんBL的な意味ではなくです。
そして今回一番かっこよいのは羽羽様かなあ。
うー様がかっこいいのは、ちゃんと瑠花が間違ってるってわかって、決別したところ。
もう余命が少ないのに劉輝の盾でいてくれようとしていること。
ああ、碧家も貧乏くじよね。
珀明と玉、ふたりして残ることは無理なの?残ってあげてー!
そして、碧仙はやっぱり芸術の守護仙であったか。

ともかく、今回で何より私が嬉しかったのは「双花」が本当の意味での側近になったこと。
まあこれからも劉輝には辛く厳しい風ばかり吹くけど
(正直、秀麗とのことでぐだぐだ言ってる場合じゃないくらい)
本当の味方を増やしていこう。
リオウもきっと落ちてくれるよ。
がんばれ劉輝!
一番の近道は旺季を落とすことだと思うけど。
イラストの旺季がかっこよくて。あ、楊修も。
んでもって悠舜の死亡フラグがちょい薄れたような。
は!まさかそのかわりにうー様ですか!?
ちなみに今回の功労賞は文鳥さん’Sでした。
結局絳攸の血縁は不明のままだけどね。

ところで一個気付いたこと。
静蘭はともかくとして、秀麗までもが「楸瑛様」と名前で呼んでいるんだ。
そりゃもう「藍将軍」じゃないし、まさか胡蝶姐さんみたいに「藍様」とも呼べないだろうけど。
“特定の人にしか自分の名前を呼ばさない男”のイメージ強かったので、「あれ?」と。

最後にひとこと。
燕青。
せっかくせっかく影月がつめこんでくれた漢詩を忘れるなんざ、私が許さん!
死ぬ気で思い出すように!(偉そう……)


以上、結局この感想を書くために読み返して自分が書くどころではなかった今日という日。
でも、なんかこう、やっぱり確かな気力をもらった感じです。
原作パワーはやっぱり至上だねえ。


拍手ありがとうございます!
気力にパワーを上乗せされた気持ちです!

H20年5月3日

唐突に3月の4・5・6日に書いて放り出したままだったものの続き。
『蒼月理求 お題サイド』様http://soukairi.fc2web.com/index.htmより
≪葛藤する5つのお題≫

01 本当は全然大丈夫じゃないけれど。(3月4・5日)
02 甘い言葉で惑わせて。(3月6日)
03 どうか僕を許して。(オリジナル:どうか俺を許して。)
04 雨が、止まない。
05 近付かないで、傍に居て。


≪葛藤する5つのお題≫ 02 甘い言葉で惑わせて。(その二)

何が“大丈夫”なものですか!
ほんの数日前、わたくしの言葉にそう答えられたのはどなたでしたかしら。

日付けも変わろうという頃になってこそこそ帰宅なさったどなたかを睨みつけながら、わたくしは汁物の入った深皿を置く。
具沢山だから十分お腹も満たせる一品。何よりまだ雪さえ降るこの季節。冷え切った身体を内側からも温めていただかないと。……もちろん口に出してさしあげたりはしない。
「すみません」
遠慮がちな声がわたくしの神経を逆撫でする。
「どうしてあやまられるんですの!」
「えっ、そりゃこんな時間に手間をかけさせてしまってますし」

もしこれが、わたくしを置いて遊びに行ってこられただとか、影月様に限ってないとは信じたいけれど女性と会って来られたとかなら本気で怒ってさしあげますけれども、眠らずにお帰りを待つことも、お夜食を用意することだって、わたくしが好きでしていることなのに。
頭は抜群に良いはずなのに、どうしてこの方はここまで朴念仁なのかしら。わたくしが欲しいのは謝罪ではないとどうしてお判りになりませんの?
「手間なんかではございません。お茶をいただきたかったから、ほんのついでに温めなおしただけですもの」
もうすぐ出会って丸三年。つい意地を張ってしまう癖はなかなか抜けないけれども、
「お仕事で遅くなられることに怒ってなんかおりません」
「でも香鈴さん、僕が帰って来てからずうっと表情が固いですし」
あなたが意地の張り合いのない方だってことはさすがにわたくしだって判っておりますのよ。
「お仕事で遅くなられるのは仕方ないと思っておりますわ。怒ることではございません。でもとても疲れていらっしゃるので心配ですし、後は――拗ねているだけですの」
「拗ねて?」
理由に思い当たらないような恋人に少し苛立って短く言い切る。
「さっさと召し上がり終わられましたら教えてさしあげます!」
「は、はい!」

ようやく匙を取って、まだ盛んに湯気を上げる深皿の中身と格闘し始めた影月様の姿を眺めて、わたくしはそっとため息をついた。
この方は器用ではないから。食事されているだけで以前ははらはらしたものだけれど、さすがに十六歳になられた今では、中身をこぼしたり器を倒したりされるのではという不安からは解放されるようになっている。
燕青様は例外としても、この州牧邸に起居してお食事を共にする方々は作法を身に付けておられる方たちばかりだからか、随分と上手になられたとか感慨にふけったりもする。
これから多くの身分ある方との会食も経験していかれるであろう影月様にとっては覚えていていただかなければいけないことではあったけれど、それはそれでお世話を焼く口実がなくなって淋しくもあって。

「――さん、香鈴さん! おいしかったです、ごちそう様でしたー」
「あ、はい! お粗末様でした」
両手を合わせて満足気な顔をわたくしに向けて、それから使用済みの食器を持って庖廚に向かう影月様のお姿をぼんやり見送ってからわたくしはようやく我に返った。このままではお皿だって洗ってしまわれかねない!
「わ、わたくしがいたしますから!」
「このくらいすぐ終わりますし僕だってできますから」
たしかにすぐに洗ってしまえる量しかないけれども任せるわけにもいかず小走りにようやく追いついて、もうひとつ発見をしてしまう。歩幅がずいぶんと違うのだ。
(また少し背が伸びられたんだわ)
出会った頃にはあまり変わらなかった目線の高さ。今ではわたくしが見上げるばかり。
「……面白くありませんわ」
「はい?」
言ってさしあげたら背の低さを未だ気にしておられるみたいだからきっと喜ばれることはわかっているのに、わたくしの方は背はもう伸びないようだから、面白くないので黙っていようと思う。

何とか食器を奪って自分で洗うことには成功したけれども、布巾を持って待っていられれば渡さないわけにもいかなかった。そうなればあとは食器を棚に仕舞うだけ。
「香鈴さんさっきからぼうっとしてて、やっぱり眠いんでしょう? お室まで送りますから」
「眠いわけではありませんの! 影月様こそお疲れなんですもの、わたくしが送ってさしあげますわ!」
影月様の手を掴んで先にたって歩き出したわたくしは微笑む気配に思わずふりむく。そこに見出したのは、笑いをこらえてあわてて顔を背けられる姿。
「……何を笑っていらっしゃいますの!」
「いやその、まさか送ると言われるとは思わなくて。ちょっと意表を突かれてつい……」
好きなだけ笑っていらっしゃればいいんですわ!

回廊にさしかかるころに笑いをようやく収めたらしい影月様は、わたくしと並んで歩を進めながら何気に質問を投げかけて来られた。
「そう言えば拗ねてる理由を聞かせてくれるんでしたよね?」
……忘れていてはくださらなかったのね。わたくしが口にせずとも察してくださるなら恥ずかしいことを言わずにすんだのに。でも約束してしまったのは自分だから。
「お帰りが遅くなればなるほど、一緒にいられる時間が短くなるんですもの。少しくらいは拗ねますわ!」
一挙に早口でまくしたてて、いっそ聞き取れなければいいと願ったけれどそんなものは無駄だったようで。
「そうですね。でも、一緒にいたいって思ってるのは僕だけじゃないって判って嬉しいですー」
恋人といっしょにいたくない女性がいるとでも思っていらっしゃるのかしらとついむっとしてしまいそうになる。でも影月様がとても嬉しそうに、とても優しい視線でわたくしを絡め取ってしまわれてそんな気分はすぐどこかに消えてしまった。そうして絡め取るのは視線だけでは足りないと、言葉でわたくしを更に縛り上げてしまわれるのだ。
「あと、香鈴さん僕のこと心配だって」
「心配なんかしたくありませんの!」
「ごめんなさい。でも嬉しいんです。僕が心配ってことは香鈴さんが僕を大切に思ってくれてるからかなって。でも僕が香鈴さんを大切に思ってる気持ちだって負けてませんけど」
――すぐに逃げた方がいい。
女の勘と今までの経験がそう告げるのに、わたくしの足は動くことすら忘れてしまった。
「本当は心配させないようにってのが僕の目標なんですけど、どうしたってある程度は何をしても心配かけちゃうみたいですし。だからその分は僕の正直な気持ちを伝えておくべきかなって」


すみませんここで本日は力尽きます。勢いだけでここまで書いたんだけど。中途半端でごめんなさい。
しかし原作の力ってすごいです!
久々に新ネタは出てくるし、ああもう毎月新刊書いて欲しいくらい(笑)
そして今日も読み返して泣く私。
ネタバレ感想に追記もしたくなってきた。


拍手ありがとうございます!
影月憑依状態でお礼を言いたいくらいです?

H20年5月4日

原作パワーのまま続けて走り続けるかと自分でも思っておりました。
いきなり息切れかいっ!

あまりにも中途半端に切ったお題の続きを書こうと思ったのですが、
書いてある順番が飛びすぎてて
書く方にも不親切だし、読む方にはもっと不親切。
……ということで、これ以降はお題は別ページに誘導の形を取ります。
つまり『南瓜』のまとめページみたいなものですね。
これも完結したらちゃんとまとめたいです。
でもって、「タイトルって『雨水』だっけ?」
とか思ってたら『宿雨』でした。時期が違う……。
ええ、書き始めた頃は寒かったんですねえ。
しかし、さすがに詰まった箇所だけあるわ。
どうやって続けたらいいんだ、これ……(汗)


最終更新が1月って……
あまりのひどさにくらくらきてしまいます。
それでも見捨てずにお越しいただいている方には申し訳なさと愛しさでいっぱいです。
まあなんとかできるといいなというスタンスですけれど。

もしかして期待されてたら悪いので報告しますが、
6月のオンリーは不参加です。一般すらも。
書く方はネタはあってもさっぱり書けてませんし。
こんな予定じゃなかったのになあ。
予定は未定と言えど予想外すぎて泣けてきます。

H20年5月5日

こどもの日。
だからって、お子様な影月と香鈴を書くわけでもないんですが。
だいたい、ちまきも柏餅も食べてないし。
食べてたら書いたのかとか言うと不明ですが。


……と書いたくせにちょっと思いついたので。


「堂主様、ちまきって何ですか?」
幼い影月が痩せた細い指で華眞の袖を引いて訊ねてくる。おおかた、村のどこかの家で耳にした単語なのだろう。
「それはね、影月。悪い鬼を追い払って病気にならないように端午の節句に子供の成長を神様にお願いする捧げ物だよ。
笹や茅の葉っぱで形を作るんだ。ほら、私も影月が健やかに過ごせるように作ってみたよ。門に飾ろうね」
「わあ!ありがとうございますー」
華家のちまきは、笹をくるんで束にしたものであった。
通常は米などを包んで供物とし、食するということを影月が知るまでには数年を要する。
「ごめん、ごめんよ影月……」
夜も更けて丸くなって眠る幼い影月の髪をなでながら華眞は涙を滲ませた。ちまきに使う米ももち米もありはしなかったからだ。
「ばーか。米のちまきなんかいるかよ。こいつは満足してるし、災いを避けるためにってのは嘘じゃねーんだし」
だいたい、米なら酒にしてしまえという陽月のつぶやきは都合よく華眞の耳には届かない。
「陽月、君はやさしいねえ」
「馬鹿を言うな! そういうことは酒でも用意してから言え!」
顔を背ける陽月を見守りながら華眞は笑み崩れる。
「ああ、本当にいい子たちにめぐり合えて私は幸せだよ」
「……人の言うこと聞けってんだよ、くそ坊主」
この子たちが健やかで幸せでありますように。たとえ僅かな時間しか共にいられずとも華眞は祈らずにはいられなかった――。

(おわり)

小咄になったな。
祇園祭のちまきが食べられないって知らない人が多いっていうのを思い出して書いてみました。
うちの父も昔食べられるものだと思って葉をむいてみたことがあるそうです。
ちまきの由来は中国の屈原の命日に捧げられたものということ。
たまたま端午の節句と重なって、日本でも宮中行事に使われたり。
もともとやはり米などを包んでいたようです。
笹などは防腐剤かわりにもなるし、それが厄災よけにもなったようで。
記憶で書いてるので適当ですんで、本当に知りたい人は調べてください。
ちなみに、日本のお菓子のちまきより、中国のちまきの方が私は好きです。
書いてたらお腹がすいてきたんで、今食べられるならどっちでもいいですけど。


GWも後半というか終盤ですね。
はっきり言って「稼ぎ時」なんで連休はありません。
いいの。
その分、ふつーの日に連休取るから。
遊びに行ったり旅行に行くには安くてすいてて良いのです。


『渡江旧春』の続きを……と思いつつ、
次に書くことにした話のプロット立ててます。
いくら『渡江旧春』が当初の予定より甘さが激減だからって……。
ちなみに、お題や『渡江旧春』同様、上治六年の話になります。
うん、今年は「上治六年」中心でいくつもりなので。
何しろ年表が埋まってないから好きな季節で書き放題だぜ!
……書いてから言えって話ですね(汗)


拍手ありがとうございます!
復調の兆しは見えてますので、応えられたらいいと思います。

H20年5月6日

久々に新規開拓〜と他サイト様をめぐる。
府庫に続いて秘書省さまと彩雲国の大きな検索サイトさまが消えて不便。
落ち着いたらリンクの追加作業もしよう。

アニメも終わったらしい(?)けど、生憎私は結構しつこい。
何せ、はまってまだ二年だし、これほど惚れ込んだCPっていなかったし。
んで、よそ様を見ていて、たまらなく影香が書きたくなる。
よい傾向である。
形にできればもっといいんだけどねえ?
とりあえず、過去に書いた話のいくつかを微妙に訂正。
ひとつの話につき単語ひとつくらいの入れ替えなので全然傍目にはわかるまい。

唐突に思い出して、頂き物の影香イラストを『蔵』にアップ。
バレンタインだよ、もらったの(汗)
うちのバレンタイン話をあげて一緒にアップをもくろんでいたんだけど、
いつになるやらわからないので。
影月のイラストはまだよそ様でもあるんだけど、香鈴のイラストは本当に少なくて。
可愛くて可愛くて可愛い香鈴ちゃんが見られると熱烈に喜びます。

上治六年(影月十六歳)の話が今後も増える予定なんですけど、
影月がちょっとでも大人になっていってるように表現できてたらいいんですが。
『白虎』みたいに年代が飛んでるほうが差はつけやすいんです。
上治三年の十三歳からの影月を書いているわけですが、
書き手本人は一応、影月がわたわたするのを減らしていってるつもり。
んでもって、どんどん砂吐き発言に照れがなくなっているようにと。
香鈴の場合はツンデレのツンの部分が薄くなっていくようにと。
あと、かんしゃくを起こすのを減らして。
ちょっとずつでも落ち着きを増していくようにと。
そうは言っても二人とも所詮まだまだ迷える十代ですから、
悩んだり不安になったりぶつかったりは有りと言うことで。


唐突に昨日の続き(?)

「鴛洵様、ちまきってなんですの?」
幼い香鈴が大きな瞳をくるくるさせて茶家本邸に帰宅した鴛洵に訊ねてきた。おおかた、教師にでも聞いたのであろう。
「それはのう、香鈴。災いが来ないように奉納する笹で包んだ米のことだね」
「ほうのう?」
幼い子供には難しい言葉であったかと、鴛洵は言い換える。
「神様に捧げることだよ」
生真面目に考え込む香鈴の頭を撫でてやると、その表情は劇的に変わる。
「鴛洵様、わたくしもほうのういたしますの!」
「うん、そうか」
「そうしましたら、もう、こうはいしたりしないんですの!」
香鈴の言う『こうはい』が『荒廃』であることに、気付くのが少し遅れた。
「神様にお米をほうのうしたら、神様がお米がたくさんできるようにしてくださって、皆がちゃんと食べられるようになるんですわね?」
これほどまでに幼い娘が、まだ記憶に新しい過去に胸を痛めている。そしてそれがまた自分のことだけでないことが鴛洵の胸を打つ。
「そうじゃの。明日になったら二人で奉納に行こう」
「鴛洵様と二人でですの?」
「うむ。香鈴の優しい心が神様に届くといいな」
「はい!」
鴛洵にまとわりつくように付いて歩く香鈴は一生懸命報告を始める。
「鴛洵様、今日は新しい曲を覚えましたの!」
「おお、それでは夕飯が済んだら聞かせてもらわねばな」
王の視点、霄の視点は民を見ていない。せめても自分は目を逸らさずにいられるようにと、鴛洵は誓いを新たにするのだった。この小さな自分を慕う幼子のためにも――。

(おわり)

うーむ。
鴛洵と香鈴では「かわいい」だけで終わらないか。
なまじ生真面目な二人だからかも。
あと、年がかわらなくても、きっと香鈴の方が影月より口は達者だったと思う。


拍手ありがとうございます!
胸が温かくなります!

H20年5月7日

「やっぱり」とだけ日記を書き始めて沈没しました。
何が「やっぱり」だったんですか、自分?


金蓮花『銀朱の花 秘密の約束』(集英社コバルト文庫)読了。
金蓮花氏の作品は好きなんですが、『竜の眠る海』と『系譜』シリーズはもう出ないんでしょうか。
このふたつのシリーズが好きだっただけに気になる……。
『銀朱の花』はIとIIはたぶん読んでて。気がついたらたくさん出てたよ。
少しメルヘンぽいかなあと感じました。
要するに異相に生まれたヒロイン(額に印・目がオッドアイ)が王に嫁ぐことになってる……みたいな設定。
そのヒロインはどの血筋に生まれるとかはないらしい。
今回はその異相ゆえに少年として育てられたヒロインが漢らしい話でした。
相手役の王子よりヒロインのパパが個人的に萌えキャラだったり。
さらっと読めて後味が悪くなかったのが嬉しかったです。
まあこの作家なら大丈夫という安心感の上で読んでるわけですが。


先日、ちび影月を小咄風に書いて。
ふと。
「影月がもし腹黒タイプだったとしたら?」
と一瞬考えてしまいました。
いや、ありえません。と即否定。
もしそうなら、その後の展開はすべて変わってしまいますし、
陽月だって二度目の願いは叶えなかったでしょうし。
それ以前に「そんな影月は嫌だ!」で終わりましたが。
まあただ、物語の中の影月は本当に優しくてそこが魅力であるんですが、
100%やさしいだけ、という人間はいないと私は思っています。
清濁併せ持ってこそ人間だと。
だから腹黒ではないけれど、私の書く影月はきっとやさしいだけじゃないんだな。
……書き手の人間性が単に透けてるだけなら困りますが。


拍手ありがとうございます!
楽しんでいただけたなら幸いです。

H20年5月8日

だらだらと『渡江旧春』の書き直し。
しかし、以前書いた文が、構成の変更で使えないところの多いこと、多いこと。
ようやく冒頭部分が多少なめらかになったと思う。
さて、問題(?)の中盤だ。
ここの変更が一番大きかったから、またも使えない文ばっかりなんだろうなあ。
半分以上逃避も入ってること承知でもう少し進めてこようと思う。
影香もこの世界も、私にとってはたまらなく癒しだから。


拍手ありがとうございます!
連打も嬉しいです!

H20年5月9日

母の日も近いですね。
ふと彩雲国のキャラだったら……と思ったら、母の日なんてできる環境のキャラが少ないなあって。
劉輝の場合、本人はその気でも母親に受け取る気がなかっただろうし。
静蘭は花を贈ることすらしてなかったし。
影月も香鈴も育ての親はどっちも男だし。
珠翠も周りにいたのが邵可と北斗ではねえ。

で、してそうなのはまず秀麗。
薔君には静蘭もしたかもしれない。
楸瑛は花だけ贈ってるかも。家族が複雑だしさ。
絳攸は百合姫にはしたかも。で、黎深が拗ねる。
「いいだろう。母の日だよー」
とか見せびらかす百合姫が浮かんださ。
意外なところ(?)で燕青。
山とかで花を摘んで、何かのついでのように照れ隠ししながら渡したり。
あ、歌梨は万里に自分から要求してそう。

ところで思っていたのですが。
彩雲国において彩七家ってのは名門中の名門なわけですが。
これまで出てきた姫君って、姫君らしくないキャラが多くないですか。
秀麗は育ちがイレギュラーだから置いておいて。
藍家の十三姫。本家で育ってないからだけど。
紅家の百合姫。半分以上男として育って振舞う。
碧家の歌梨。(この人、“姫”呼びされてないのよね。立場的には十分姫なのに)
性格のエキセントリックさが……。
茶家の春姫。口を開いたらびっくりだった。
縹家は瑠花に英姫。ルックスはばっちりでも気性が……。
彩八家じゃないけど静蘭の実母はわりとお姫さまっぽいか。
それを言うなら鬼姫もイレギュラーだな。王家の血をひいている(たぶん)のに暗殺者だし。
正直、秀麗のふりをしていた時の香鈴の方がよっぽどそれらしいというか。
ええ、私は世羅ちゃんに期待してますとも。
お姫様らしいお姫様の最後の砦かと。
たぶん白黒両家も武道の達人だったりしそうだし、黄家は商売人ぽいし期待はできまい。


『渡江旧春』は中盤をちまちま書いてます。
書きがら次に書きたい話のプロットをたててたり。
捏造設定が中心になる話です。
なるべく甘くしたい。希望。

甘い話の場合、影月のたらし台詞ははずせないよなあ、とか考えていて、
しかし、原作に本来(出て来)ない設定だったのに、どこでそういうことになったのか思い返してみる。
『贈り物大作戦』のラストを書いた時にそう思い始めたんだ。
「愛してる」だだ漏れの華眞に育てられた影月は、愛する人には当然のように言うもんだと思って育ったと思う。
そうして、櫂瑜という師を得たことにより、対女性用心構えなんかも教え込まれていく。
華眞と櫂瑜を心から尊敬し、「そうなりたい」と思う影月だから。
私としてはこの説はもう固定化してしまっているのだけれど。
いつまでも不器用でうまく言えない影月ってのも萌えるよなあとか思ったりもするのでした。


拍手ありがとうございます!
届け!感謝の気持ち!

H20年5月10日

ええと、書いてなかっただけでここしばらくで読んだのは。
『乙メン』1〜5巻 菅野文
『KEY JACK』1〜6くらい
『ラグトニア』1巻
『B−EYES』全4巻(あれ?5巻だっけ?)以上、潮見知佳
『デコトラの夜』2(完結) 山田睦月
『D.Gray−man』1〜9巻 星野桂
出版社等は面倒なので略。
読んだことを忘れてる本もきっとある。
んで後は『銀朱の花 暁の約束』金蓮花
毎日、何かしら読んでいる。

今の不満。
『銀朱の花 暁の約束』が先日読んだ『秘密の約束』の続編で、
しかも「まだまだ続きそう」ってとこで続編が出てないこと。
せっかく前作では情けないままで終わったヒーロー(作者にすら姫扱い)が
今度こそ活躍するんじゃないかと期待したのに!
パパの活躍もこれからなのに!

『D.Gray−man』の不満。
1、タイトルの意味がわからないこと。いちいちタイトル書くのが面倒なこと。
2、ヒロインであるリナリーがベリーショートになったこと!
……黒髪ロングヘアフェチの私に対する挑戦かと思ったよ。
いきなり伸びたりしないかなあ。彼女のルックスは好みなんだよ。
3、千年伯爵のモデルって、私の愛するサンジェルマン伯爵よね。
……あのルックスと性格はあんまりじゃあないですか!
面白ければまあいいけど。
絵はきれいだし、興味深い謎も多いけど、キャラたちが怪我ばっかりしてて痛そうなのが辛い。
続きは近々に読むつもり。
白髪で十五歳で丁寧語な主人公は、私の好みからいくとポイント高いよ。がんばれ。


なんだかここ数日寒くて。
ついに毛布復活。夜中に引っ張り出しました。
んでもって、書庫かどこかで二人して毛布被って一つの本を読む影香――
とか考えてたり。
妄想で寒さを追い払えたらいいのですが。


拍手ありがとうございます!
楽しんでいただけたら嬉しいです。

H20年5月11日

先が気になって、『D.Gray−man』を走り読み。
……いまひとつ理解ができないのは私の頭がやはり悪いからか。
せめてじっくり読んでないからだと思いたい。
ところで。この漫画、既刊って14巻までなの!?
私は何故か現在19巻まで出てると思い込んでおりました。

そうして、今日の私には時間がなかった。
「1時間で5冊読む」のは無謀と承知してたんですけど。
で、大変にまぬけな失敗を。
14巻を読み始めて
「?」の連続。
「過去話?にしちゃあ長すぎる」
本を確認したなら、そいつは『クレイモア』の14巻でしたとさ。
……もっと早く気が付かんかい、自分。
ぜんぜん違うやろ!
いくら仕事で疲れていたとは言え……
14巻は後日に読むことにいたしました。


ここ数日、影香ネタ『尻尾の公子』のラストにつながる影香のシーンが頭の中で展開中。
考えているというより映像と音声を受け取ってる感じ。
しかし、設定が甘すぎるのでまだまだ書けないので
現在妄想として上映を楽しんでおります。
この話の影月は「かわいい」より「かっこいい」になる……予定。
というより、徐々に「かっこいい」男に成長していってもらうんだ♪
原作時点でもすごい「かっこいい」と思っているけどね。


拍手ありがとうございます!
応えられるものがあればいいと思います。

H20年5月12日

本日はまんが図書館(という店)に。
うん、ネカフェじゃないんだ。
ネカフェが増える前にはよくお世話になってました。安いし。
少年漫画はともかく少女漫画は少ないのが難点だけど、
今日ネカフェじゃなくてこっちを選んだのは訳がある。
『D.Gray−man』の最新14巻を読んで。
その後、ここ10冊のジャンプを。
そう、少年誌の雑誌バックナンバーを10冊は置いてくれている店なんだ。
単行本になる前の分が読めるんで。
まあ、快適さと蔵書の多さはネカフェに勝てないので目的を達したらさっさと帰宅。
うーん、ずるずる居ついてしまうネカフェよりか私には向いているのかも???


十八歳影月君が本日の妄想。
しかしです。
宮城でのひとコマ妄想だったんですが、影月以外のキャラも年齢加算されてるわけで。
しかも、彼らがその時点でどこに所属し、どの地位にいるかさっぱりです。
原作で十八歳現在の秀麗が二十二歳。
さすがにまだ宰相にはなってない……とは思うのですが。
劉輝以外は書くのもギャンブルだなあと思います。
もしかしたら虹の橋を渡っちゃってるキャラもいたらどうしよう……。

で、別話用のネタをぼーっと考えていてふと。
一般人はどのくらい縹家のことを知っているのだろうと疑問が。
なんとなく「祭祀の一族で占い得意」とかくらいの認識かなあと。
本当の役目とかやってることは知られてないんだろうなと。
たぶん貴陽の「おそうじ」は役目のひとつだと思うけど。

こう思うと、彩雲国って実は霊的に滅茶苦茶不安定なんじゃないかという疑惑が。
本来、人が住むに適していない土地だったりするんじゃないかなあ。
あやかしの土地だったのを蒼玄王が分捕ったみたいな。
まあ縹家についてはまたおいおい。


拍手ありがとうございます!
絶対、完成するまで諦めないって力をもらってます!

H20年5月13日

眼精疲労のため一回休み。
いてえ……。

というわけで、翌14日に書いておりますが。

夕べは眼精疲労のため泣く泣く(本当に泣いていた)
上の一言書くだけにPCの電源を入れて消したようなものでした。
いや、帰宅した時は普通に日記書くつもりだったんだ。
でも、それは正解でした。
もちろん目のためもありますけど、お天気が。
激しい雨、そして
「がらがらどんどんぴっかぴか♪」
そりゃあもう、上機嫌で雷様が暴れてらっしゃいましたから。

雷はねー。
子供の頃はそれなりに怖かった。
十代半ばの頃は稲光に魅せられた。
でもって。
大人になってから怖くなったの。
いやだってね、PCいじっくってると大敵でしょ、あれ。
近所に避雷針あるからまだのほほんしてますけど、
落ちたら大惨事だし。
わたくし、黒焦げは趣味ではありません。
お肉の焼き加減はミディアムレアが好みです。

で、雷の音をBGMにしながら布団に潜り込んで妄想爆発。
秀麗さんの雷嫌いは、あそこまでいかんでもいいだろうというレベルですが。
普通、あそこまでいかんでも雷は怖いよね?
きっと香鈴ちゃんだって、普通に雷は嫌いだよね?
ちっさい頃は鴛洵さんのベッドに潜り込んだりきっとしたよね?
んで、今(想月楼的現在。上治四年以降)なら。
櫂瑜様でもなく、女性の家人たちでもなく、
やっぱり影月君にしがみつくよね?
……
というわけで。
いつか春雷をテーマにオムニバスかなんかで書いてみようと思います。
微妙にピンクな気配を感じた人、半分正解です。
えろ無しとアリの両方混ぜます。
へへー。最近、ネタがちまちま出てくるので嬉しいです。
問題はちゃんと書ききることなんだが(汗)


拍手ありがとうございます!
生のままの私の影香妄想を整えてお見せできるようがんばります!
……でも気長に待っててください。

H20年5月14日

本日の妄想は上治六年の秋祭り当日。
うん、秋。
え?今はまだ晩春よね。
季節感を問わない、それが妄想。
この妄想はネタというには不穏な内容なので、昇華できるかどうかはまだ疑問ですが、
結構長く私の頭にくすぶってるものなので、
ちゃんと引導を渡したい気もするのですが。

この季節のせいかもしれませんが、
またちょっと童話パロもやりたい気になってきたり。
いやあ、去年のこの時期はすごかったよな。
藍家兄弟ネタはまったく挿げ替えたい気もしますが、
代わりを思いつかないので放置。
どうせ書くなら影香で新作よね、とか思うし。

ただ、最近、あれもこれもと思い始めながらも。
『渡江旧春』をちゃんと書き上げないと次に進めないと自分でわかってるので。
ええ。
いい加減終わらせたい。
せめて、サイト二周年が来るまでに……!
約束はしません。
だって私、狼少年の前科が多すぎますから。
いや、もっと反省しろよ自分。
うん、明日からね。


拍手ありがとうございます!
元気もらってます♪

>22時後半に拍手コメントくださった方

影香好きの同志の方ですね!嬉しいです、ようこそ!
どれか一つでもお気に召していただければ幸せです。
このCPへの愛だけは誰にも負けないくらい抱え込んでおりますので、
また読んでいただけるものが書けるようにがんばりますね。
できれば「にやり」としてもらえるようなのが書きたいです。
ありがとうございました!

H20年5月15日

朝から妙な夢を見る。
人間に化けて暮らす(悪さはしない)もののけたちの夢。
絵柄が今市子風だった。

ともかく出勤と出かけて電車に乗ろうとして、定期がないことに気付く。
うちの会社は交通費は定期の現物支給。
毎回半年分の定期をもらう。
今回のは4月からの分だから、5月半ばの現在、残り4ヶ月半。
「げっ! 自腹!?」
真っ青になりながら駅の事務所へ。
定期なんて出し入れする時しか触らないから、前日電車を降りたときに落とした可能性が高い。
調べてもらったら届いているという。
ただし、既に忘れ物センターに送られているということで、
今から出勤の私には引き取りは難しい。
結局、帰りにこの駅で引き取りさせてもらうことになり、
本日の運賃免除の紙をもらった。
定期が見つかったのも、免除の紙をもらったのも嬉しかった。
ありがとう!ずっとおけいはんでいるよ!


影香妄想は多々すれど、
どんな状況でもどんな失態でも愛せて萌えられる自分は、
とっても幸せと思う今日この頃。
みんな、幸せにな〜れ!

H20年5月16日

ある考察をしようと思って、でも過去にしてたかもしれないと
以前の日記ログを開いて。
うっかり自分で『君知るや南瓜の国』を読み返してしまいました……。
読み終わった頃にはすっかりしようと思ってた考察が何か記憶になく。
仕方なしに『渡江旧春』を書こうとページを開いたら、
書こうとしたシーンのこと考えただけで動悸が。
いやまあ、影香書けるの嬉しいよねえ、幸せだよねえ。
でもこんな状態ではちっとも完成しないのだが……。

途中で放ってある話もいくつかチェック。
「ここで面倒になったな」というのが手に取るようにわかるんですが。
そりゃ自分のことだしなあ。
書きたい気持ちだけが先走っていてどうにもコントロールが難しい。
というわけで。
夢の中で妄想してきます。


拍手ありがとうございます!
やりたいこと、書きたいことだけは沢山あるので、ちゃんと応えたいと思います。

H20年5月17日

昼休み、食後のお昼寝タイム。
マイ枕(会社に常備。つってもちっさい猫型の)に頭を乗せて
影香妄想しながら眠りにおちる至福の時。
「おっ、これは新しい妄想」
しばらく妄想と半ば眠った状態で戯れ、
休憩時間が終わる頃には
「新ネタ様一丁上がり」
なんて素敵なお昼休み。
ちなみに、それから職場に帰る道すがらにプチネタを拾う。
今日はいい日だ!

ただの妄想で終わる話と、ネタになる話の境界がどこにあるかは自分でも微妙だけど
ただいちゃついてるんじゃなくてストーリーがちょっとでも感じられたらネタ行きの可能性があがる。

そんなわけで、プロットだけ書き出してみて、いつの話にするか決める。
無事、上治四年の秋の話と決定。
自分の中の位置付けだとギャグなんだけど、
書きあがったら違うかもしれない。
でもともかくオチが決まってるって素晴らしいね!ハラショー♪
帰り際、タイトルをどうしようか悩む。
ただいまキーワードと格闘中。
実はタイトル決めるのって好き。
心から納得いったタイトルをつけられたら幸せ。
現状、うちのサイトにある分だと半分くらいが納得できてる。
一部不本意なのもあるけど。


さて、幸せな気分で眠りにつくことにします♪
……今日は書かないのかよ。

H20年5月18日

ここ数日の読書日記。
『お伽もよう綾にしき』2〜4巻(ひかわきょうこ)
『ぼくを包む月の光』2〜5巻(日渡早紀)
どっちも以前に1巻は読んでいたのですが、いつのまにやら巻数が増えておりました。
二人とも大好きです。


『渡江旧春』は少しだけ進めました。
ところでネカフェで昨日の新ネタの出だしを少しPCで書いてみたのですが、
その書きにくさに序章で断念。
だって。
キャラの名前も琥lの地名も。
当たり前ですが辞書登録してないからいちいち大変なんですから。
やはり家のPCが一番という感想。
ただ、いざ帰宅してみると書く気力が失われてしまうのはどうして……。
やっぱり一番欲しいものって、自分でコントロールできる集中力かなあとも思います。


拍手ありがとうございます!
亀の歩みですが必ず完成させますから!
萌えながら書いてるのは確かなんです……

H20年5月19日

神様。
僕のあの小ネタはどこにいってしまったんでしょう?
そう、あのラストのオチまで決まったネタと同じ日に君臨したはずの小ネタですよ。

浮かんだ時間に浮かんだ場所まで思い出せるのに。
その小ネタの内容が真剣に思い出せません。
確かなことは影香ネタだということだけ。
……それ、まるっきり助けになってないから。
だから。
三歩歩いたらすべて忘れる鳥頭なんだから、
メモの重要性だってよく知ってるはずじゃないか自分!
――まあ、メモが解読できなくて意味がない時だってないわけじゃないが。


唐突に物欲の話。
私はかなり物欲が強い方だと思う。
京の着倒れ、大阪の食い倒れ、神戸の履き倒れとか言うけれど。
傘道楽はどうなりますか?
シーズン的に日傘が欲しくてしかたないんだ。
ちなみに、長いのが3本、二つ折が1本、三つ折りが3本既にあるのに。
まあ、日傘は汚れたりもあるんで、実質使えるのは長いの1本、三つ折り2本だけど。
紫外線をばっちり防止してくれる遮光タイプというのが欲しいんだ。
でも遮光タイプは可愛いピンクのがない。
たかが9.9%の差。されど9.9%。
遮光にこだわらないならピンクの可愛いのにクラクラきている。
しかしこれ以上増やすと家族の視線が痛いんだ……。

形態はともかくとして、傘の出現って結構古かったと思う。
香鈴に日傘を持たせたい。絶対似合う。
彩雲国でレースはさすがに無理だとは思うけれど、レースの日傘がいい。
華奢な印象のがいい。
「これ、香鈴に似合いそう!」
と思うようなのを見つけたら3万とかするんだ。
現代パラレルならお嬢様設定だから問題ないんだろうけど。
まあ、持たせるならシルクの日傘だろうな。
夏の話の予定はあるけど本当に日傘を持たせる予定はないけれど。


拍手ありがとうございます!
お天気が悪くても気分が晴れます!

H20年5月20日

本日は会社から「行って来い」と蹴り出された研修に行ってきました。
もしかしてとは思うのですが、
私、人身御供に差し出しやすいですか、課長。
絶対、ほかの人より研修行かされる気がする。


健康診断の結果が出る。
今年はメタボの検診の他に、ストレス診断のアンケートがあった。
結果。
「あなたはストレスをあまりかかえておらず、またストレスの原因となる要素もあまりないようです」
発散は影香でしてるから(笑)
ちなみに他の診断はA評価。健康っていいなあ。


本日の読書日記。
『D.Gray−man1 旅立ちの聖職者』(原作:星野桂・ノベライズ:城崎火也)
Dグレのノベルズ版の第一巻ですね。
自覚しました。
どうやらやっぱりDグレは気に入ったらしいです。
地道にコミックスも集めていこうかと思います。
ただ、最近主人公が大人びてきたのがちょっと不満です。
童顔でちっさいのがいいよ。


さて、すべてが中途半端なまま、サイト二周年を迎えてしまいました。
なんかもう、
「おー!のーっ!」って感じです。
うん。あえてひらがなの気分さ。
せめて替え歌でも……と思ったけれど、現在3つが途中。
とりあえず、明日またがんばります。何かを。


拍手ありがとうございます!
嬉しいです!

H20年5月21日

休日。
きっちり12時間眠ってから目覚める。
『渡江旧春』を一行だけ書いて嫌になり、
「そういや去年は童話パロ書いてたっけ」
と該当ページを開いて影香分を読み返してみた。
気がつくとキーボードをぱしぱし叩いている自分。
白雪姫後日譚Ver.6。
いっそそれをきちんと書いてアップしようかとも思ったのですが、
自作品でのネタかぶりに気付いて、そちらを先にアップするまでお預けです。
……いつだ?
とりあえず、自分がそのネタが好きなことはよーくわかりましたとも。

ともかく、ふてて眠りました。
起きてた時間は驚異的に少なかったです。


拍手ありがとうございます!
こんな私ですけれどどうかお見捨てなきよう……

H20年5月22日

接続が異様に悪い。
そうか。
他ジャンルのサイトを見に行ったのが悪かったのか。
適度なストレスを感じられてテンション上がっていいんだけどな。
「影香じゃない……!」
当たり前です(笑)
CPのやりとりを読んで
「こんなこと影香はしない(もしくは言わない)!」
当たり前です(笑)
これが適度なストレスとなって「書かなきゃ!」という気分を盛り上げてくれるんだが、
今日、一度の接続がマジ10分ももたないのはそんな失礼な目的に対する呪いでしょうか?
いや、ちゃんと作品は作品で楽しんでるんだけど。

しかしこの接続不良の引き起こすストレスにいい加減疲れたので
明日にかけて寝ることにします。


拍手ありがとうございます!
ありがたくって足を向けて寝られません。
(いや、方向わからないけど)

H20年5月23日

本日の読書日記。
『カードキャプターさくら』全12巻(CLAMP・講談社)

うん、今更だけど未読だった。アニメも見てない。
だからネタバレしても許してもらおう。
主人公は可愛いし(髪が長ければ個人的にもっといい……)
最終的な相手役も可愛い。
コスプレ的な衣装も可愛い。
おおむね、かるーく楽しく読めたんだが。

ちょいとひっかかることが。
掲載誌「なかよし」だよね?
あれの対象年齢って小学生女子とかだよね?
プラトニックとはいえ、薔薇と百合出してどうするんだよ……。
普通の友情でいいじゃん、わざわざそんな変な設定にしなくても。

もうひとつひっかかったことがある。
ただそれはずっと昔、『怪人二十面相によろしく』だったかでも感じていたんだけど。
年齢差CP、年齢開きすぎです……。
二十面相ですらも、「小学生と幼稚園ってありえないだろう」って思ったんです。
小学生くらいなら「十六歳で結婚」というのに憧れるかもしれんが
そしてその場合相手に稼ぎがないとありえないので対象が大人になるのかもしれんが。
えーと、女の子が年上に憧れる、これはまあOKです。
この場合相手がいくつでも問題はありません。女の子自身もです。
女の子ってのは結構おませなもんだし。
ただ、相手から気持ちを返されて恋人になる、ってのには無理があると思う。
十代は一歳差でもすごく大きいんである。二十歳超えたら関係なくなるけど、それまでは。
どれほど精神的に大人びていたとしても。二つ三つくらいならともかくそれ以上年下は
ものすごく子供(てか赤ん坊)に見えると思うのよ。
その相手に恋愛感情って……。
小学生向けの漫画相手に何言ってるんだってとこでもあるけど。
しかし、社会人教師と小学生女子がつきあうって、プラトニックでもそれは犯罪だと思うんだ。

とか、つまんないことでひっかかっていたら。
「影月と香鈴だって一歳の年の差をそれなりに気にしてるよねえ」
とか考え出しました。
二人とも就職しているからまだ意識は薄いかもしれないし、
社会人と学生みたいな世界が違うからずれていくとかそういう問題もないだろうけど。

……そんなことを考えてたら、香鈴の長台詞GET。
答える影月の発言GET。
次に書く予定の話に使ってやる。
影月の台詞が微妙にプロポーズくさくても今更である。
何せ奴は原作で十四歳になったばかりでプロポーズめいた台詞を吐いた男だ。
問題ない♪問題ない♪
ありがとう、さくらちゃん!……おや?

そう。
最近、ネタ出しとかは順調なんだ。
問題は集中力が猫ほどもないことだ。
モチベーション、買えるなら買いたいと思う今日この頃なのでした。


拍手ありがとうございます!
「今日も来たよー」とか挨拶してもらってるのかと思うと幸せです。

H20年5月24日

ぼーっとしてたら良さそうなタイトル(だけ)が浮かぶ。
「うん、いいんじゃない?」
なんかこう、しっとり系の似合いそうなタイトル。
「んじゃあ上治六年のクリスマスものにでも使うかー」
私の中では、続きの書けていない上治五年のクリスマスはまだ決着がついておりません。
……なのにそんな発言をするか、自分。
ちなみに上治六年のクリスマス話は
「しっとり、かつ甘く」としか決めていません。
いいんだ。年末までまだ時間はあるさ。


地元に帰ってきたならば。
雨がざんざん降っておりましてずぶ濡れ帰宅。
でも今こうやって雨の音だけが聞こえてくる真夜中の雰囲気はとても良くて。
この機会をのがさずちょこちょこ書いたりもしています。
まったり幸せ。


拍手ありがとうございます!
大好きです♪
連打してくださった方もありがとうございます!
テンション上がります。

H20年5月25日

ちょいと風邪気味かもしれない。喉がずっと痛くて。
で、風邪薬服用。
薬って偉大だなあと思う。
うがいも甘いものもあまり効かなかったのに、痛みが治まったから。
でも、眠くなるのは困るんだよねー。

夕べの雨効果か、『渡江旧春』がだいぶ整いました。
あとは行間の飛ばしていた記述とかを埋めていけばたぶんなんとか。
本当は書き上げたいのが山々なんですけど、そこまでは無理みたいでした。
あとちょっとの集中力が足りないなあ。
とりあえず外でも書き足しができるように印刷。
思ってたよりかは長いかもしれない。
しかし自分、詳細書くのが面倒だからって、
「ここでタラシ台詞」とか書くなよ……。
なるべく早くお見せできるよう、今度こそがんばります。
そしたら、次はあの話を書いて、次はあの話――。
予定だけはありすぎる程あるの。
だって愛は溢れてるから♪
あんな影香もこんな影香も書きたいんだ。
その気持ちに嘘はないのに、どうしてこう面倒臭がりなんだ自分は。

H20年5月26日

携帯を落としてショックのあまり一回休み。

(5月27日記)
落としたのは本当でショックだったけど、
100%会社内と確信していたから本当に失くすとかの心配は無かった。
ただ、落し物保管してる事務所が閉まってから無いことに気がついたので
当日確認ができなかったのでちと不安で。
携帯って、そんなに依存してるつもりがなくても
無いと頼りないね。
ちなみに27日にちゃんと見つかって返ってきました。
めでたしめでたし。


ショックを受けつつ、プリントアウトした『渡江旧春』の穴埋め作業を
夕飯片手に某ファーストフードにて。
ほぼ半分埋まった。
そして影香の世界でうふふあははとやっていたならば。
携帯落としたショックも忘れていたよ。
おそるべし影香効果。
イオンか何か出てるんじゃないか?


拍手ありがとうございます!
いただける拍手もリフレッシュ効果満点です!

H20年5月27日

帰宅して一番にしたことは目次ページの行追加。
ここに『渡江旧春』が入る。
ここまでやったら自分を追い込むしかないだろうという。
期待に応えられるかどうかはこれからの作業で決まる。
(ちなみに作業として変更してるんで、見た目現状かわってない)

一応今夜も夕食しながらの後半穴埋めを済ませてきた。
どうぞ私の集中力が続きますように。
どうぞ途中で飽きませんように。
がんばれがんばれ自分。

……だましだまし作業を続けてまいりましたが、
約半分の時点で集中力が途切れようとしております。
それでは皆様おやすみなさい。
おかしいな。すっかり朝だよ。


拍手ありがとうございます!
狼少年にならないよう今度こそ!の気力いただいてます。

H20年5月28日

集中力が続きません。
「後半は最初から結構書き込んであるから楽勝じゃない?」と思って寝たのですが。
多いです、意外に追加の書き込み(穴埋め)。
誰だよ、楽勝だなんて思ったやつ。
おまけに眼精疲労系の頭痛が私を襲う。


ようやく回復してのり出したかな?と思うと
気が付けば丑三つ時。
もっと早くから集中できていれば!

たぶん1万字くらいの話になると思います。
そんなに長くない。
うちの話としては平均的な長さかな。
しかしここまで来るのにどれだけかかってるんだという(汗)
でも今夜中は無理。
明日は微妙なライン。
まあ、今月中には何が何でもアップするつもりでいます。
とりあえず手書きで穴埋めした分は打ったし、
後は会話だらけのシーンの整理と飛ばしている記述の補正。そして全体の調整。
モニターじゃわからない不具合も修正しなければだし。
……すぐに書きあがるとは思えなくなってきた(汗)
しかし、モニターで見てると違和感ないのに、紙に印刷するとゴシックって読みにくい。


拍手ありがとうございます!
ほっこりと嬉しいです!

H20年5月29日

夕食時と入浴時にせっせとプリントアウトしたものに
せっせと文を足していたら。
その量が多かった……。
まだ半分弱の所までしかいきついてない。
というわけでもう今夜は無理です。
……帰宅時点では書きあがる気満々だったのに。
明日が休みだったらと思うけど、そうじゃないのが人生というものか。
明後日は休みなので滑り込みで5月中の完成は死守したいところ。
とりあえず明日は会社の研修なんで
途中で寝ないためにも今日はもう落ちます。

しかし。
何故丑三つ時に泣く、カラス。
しかも一羽じゃないっぽい。
ホラーの効果音には良さそうだけど、正直眠いんでうるさいです。
腹が立つので次回ホラーを書く機会があったら使ってやる。
おやすみなさい。

H20年5月30日

<経過報告>
研修だったため、普段よりも早く帰宅。
と言っても9時は過ぎていたけれど。
真面目にPCに向かって昨日の続きをする。
日付けの変わる現時点でようやく後半戦なかば。
今、ちょっと飽きてきています。
たぶん書き足しの打ち込みがあと最低でも1時間はかかって。
それから全体の見直し。
丑三つ時の完成は微妙。
息抜き休憩だってしたい。
朝方完成コースかと予測されます。

ところで、なんか疲れてしんどい。
やはり研修が疲れたのか、それなりに集中したせいなのか。
しかし生憎、愛するQPコーワゴールドの手持ちがなく。
ドリンク剤も買ってきてない。
眠くはないけどいっそ寝るべき?
いやいや寝たら今のテンションは消える。
――とか葛藤していたら。
マカのドリンクが何故か手近にあった。
これは今晩がんばれという暗示にちがいない。
……しかし。いつこんなもの買ってたんだ???
予知?

<途中経過>
うん、マカは効いた。
でもネット徘徊してたら意味ないし……。
後少しのところまできているのに集中力ブツ切れ中。

<経過続き>
ようやく最後までいったのですが、全体の見直しをしようにも
さすがにもう頭が働きません。
起きたら最終作業(全体調整)してアップいたしますので、
夕方までにはなんとかご覧いただけると思います。
ごめんなさい。おやすみなさい。


拍手ありがとうございます!
最後まで辿り着くための後押ししていただきました!

H20年5月31日

結局、12時間眠ってしまいましたよ。
目覚めたら夜という……。
まあ前日24時間起きてたんですけどね。

そういうわけで
『渡江旧春』(とこうきゅうしゅん)
ようやくのアップでございます。

とりあえずまたのちほど。


んでもって難産だった『渡江旧春』ですが。
文字数換算に放り込んだら16000字超えててびっくり。
意外に台詞も少なかったし。
ただ、書いてる最中から「表現がくどいかも」と思わないでもなかったんですけど。
削ったらもう少し削れる箇所もあるんですけど、ひとまずこのままで。
誤字等は随時訂正。
書きたかったのは春の雰囲気なのですが。

ともかく、前作『白虎の宿』が1月中旬だったことを考えると
どれだけ間があいてるんだと呆然とします。
日記こそ書いてたけど、最初の年の休止期間と変わらん(汗)

んで、今の勢い(?)を逃がさないためにも次の話を書き始めます。
上治四年秋の話で、
仮題を『琥珀寮奇談』(こはくりょうきだん)。
私の意識ではギャグ。微妙にピンクっぽいかも。


ところで。アップしてから見え方を確認してみたら。
『渡江旧春』、目がすべりまくりました。
この話、地の文が多いせいかもですけど。
これまで気にならなかったとはいえ、書いた私でこうですから、
見てくださる方にも不快だろうと、
小説ページの本文のみですが行間を空けることにしました。
自分ではこのくらいがいいと120%にしましたがまだ狭いと思う方もいらっしゃるかも。
これで少しでも快適に読んでいただければと思います。
全ページ訂正するのはさすがに面倒でした……。
不具合などありましたらご報告いただけると幸いです。


拍手ありがとうございます!
少しでも気に入っていただければ嬉しいです。

H20年6月1日

たかがこれだけのものに、どれだけ時間をかけたんだか、
と呆れるしかない『渡江旧春』をなんとかアップできて、
本日の私は精神的に少々満ち足りておりました。
小説を書く作業の中でもっとも好きなのが、完成させた後の満足感&達成感ですから。
いや、書き始める前の妄想段階もですけど。
最初と最後(笑)

で、この勢いを逃さぬためにと、久々に手書きで次の話(の下書き)を書き始めました。
まだ起承転結の起すら終わってないけれど
早くオチが書きたいんだ。
(基本的に最初から順番に書くタイプ)
手書きも本当に久々だけど、なんか楽しいし。
ただ問題は。
漢字、本当に書けないなあ、自分。
現役学生時代ですら書けなかったけど。
読むのは読めるんだけどねえ。
手書きは勢いが大切だから、いちいち調べてなんか書いてられないし。
どうせPCで書き直す時には、PC様が変換をしてくださるさ。

でも帰宅してからしたことは『渡江旧春』の見直し。
文章訂正(主に末尾)や誤字。
どうしていくらでも出てくるんだ……。
今回、あまりにも久々に書いたせいで、
読点の場所で悩んで、一文がえらく区切りなく続いたりしてたんで、少し増やして。
漢字もひらがなに開いた方がいいとこもあるけど、
これはクセになってるのもあるし。
そのあたりはおいおい書き方が変わっていくかもしれない。


拍手ありがとうございます!
たぶん新作を読んでいただけたんだと思いますが、
読んでくださった方がいらっしゃるのがしみじみありがたいです!

H20年6月2日

ネットにつながりゃしない。

グレた私は本を手にする。
二月前に購入したまま未読だった
須賀忍の『帝冠の恋』(集英社コバルト文庫)
買った後、姿を見失っていたものの、
数日前にひょっこり姿を現したので
「読んで欲しいと自ら出てきたか。愛い奴め」
と機会があったら読もうと思ってはいました。
ただ、積極的に読もうと思っていたわけではありません。
何故なら、いくら好きな作家の本だからって。
わたしゃ不倫内容は好かぬのよ。

不倫ものという誤解を招いてしまいそうな発言ですが、
これは翳りの見え始めたオーストリア、ハプスブルグに野心を持って嫁いだ
バイエルンの王女ゾフィーの生涯ただひとつの恋のお話。
史実かどうかは知らんがな。
私、歴史物は好きですが、歴史はちゃんと覚えてないという困った奴なんです。
はっきり言って王家の人間相手に不倫がどうこう言うのはナンセンス、なのは判っています。
だいたい、政略結婚だしな。
ゾフィーの場合は、新婚早々夫との仲が冷えていたこともあり、
才気煥発な大公妃と知られるようになる一方で孤独な彼女の心を温めたのは
一途に彼女を慕う年下の美少年だった――
という、ま、ベタと言えばベタな。
しかし読む前から泣くのはわかってたのさ。
ええ、大泣きいたしましたとも。
だから読むの嫌だったんだ。
ただ。
この人物配置と流れってとってもデジャヴ。
他人か実の姉弟かの違いと恋愛感情のあるなしという差はあるけど、
どこぞやの女王様のエピソード、重なりすぎですよね。
どっちかがどっちかの派生の物語なのかなあ。
須賀忍氏ならば、もっとがちがちに政治中心の「歴史物」にでもできる力量はあるとは思うんだけど、
あくまでも少女小説の枠に収めてあるので読みやすいです。
メッテルニヒの描写が楽しそうだと思ったのは気のせいか。
単に私がけっこうメッテルニヒは好きな人物だからかもしれないけれど。
暗躍する宰相は大好きさ!
だから悠舜、劉輝を裏切らないなら暗躍してもよろしくてよ!
……あれ?


不倫ものへの拒絶は、私が中学生の時デュマの『三銃士』を読んだ時以来くすぶっております。
主人公の相手が人妻というのが、どうにもこうにも納得できませんで。
同時期に胸躍らせていたのがアーサー王伝説。
当然のごとく、アーサー王の肩を持つ私には、
ランスロットとギネヴィアは許せないものでした。
しかし、トリスタンとイゾルテは許せる。
……なんで?
これはもう、「愛の媚薬」というアイテムのせいかと思います。
魅力的すぎる。
そして、ちゃんと読むまでプラトニックだと思っていたんだが、
しっかり逃避行してた時期なんかもあって、私を怒らせました。
……どうせならプラトニック貫けよ。

とりあえず、アップできるかどうかもわからないので、
今夜はふてて寝ようと思います。


拍手ありがとうございます!
お気に召していただいたなら最高です!

H20年6月3日

本日の読書日記。

引き続き須賀忍で『アンゲルゼ 最後の夏』(集英社コバルト文庫)
相変わらずキャラに容赦ない人だ、須賀先生は(笑)
ヒロイン陽菜は這い上がっては突き落とされを繰り返している。
おそらくこれから物語が進むにつれてもっと過酷な状況が用意されているんだろうと思う。
しかし、ヒロインは運動が駄目という設定が
ここまで読み手である自分にきついとは思わなかった。
なまじ共感するだけに、軍隊式の訓練に参加させられるのがたまらなく苦痛。
うん、並外れて運動能力に欠けてるんで。
自分なら絶対耐えられない自信がある。

んで肝心の感想なんだけど。
ヒロインに毛嫌いされてる軍人のおっさんがいるわけ。
「そこまで嫌わんでもいいんじゃ?」
って思う人物なんだけど。
その彼の見せた「オヤジ」な一面のため、
他の感想がすべてふっとびました。
ちょっと、敷島少佐。萌えたじゃねーか(笑)


んで、漫画部門。
那州雪絵『魔法使いの娘』6巻(新書館)
振り返りよくよく考えてみると。
手塚忍というキャラに燃えて萌えて大爆発したのを例外とすると、
私は那州作品はキャラ萌えじゃなくて作品萌えだったなと認識。
なんというか、「すっきりしないもの」を抱え込んでいるんだ。
白と黒で割り切れない、不安定な危うさというか。
それはもう、デビュー作からしてそうだったし。
それが一番出てて「うわっ、こりゃ読者選びすぎてアンケート最悪なんじゃ!?」
とか余計な心配をした『エメラルド・ケイブ』(あれ?ちがったっけ?)に『嵐が原』。
ちなみに、『ここはグリーンウッド』を除くと、
ベスト好き作品は『月光』と『天使とダイアモンド』なんだな。
で、この『魔法使いの娘』は久々に那州節全開な感じで楽しい。
陰陽師の育ての父と、あくまで普通人として生きたいヒロイン初音の
ほのぼのギャグ……なようで、それだけでは終わらない感がひしひしと。
そして。
巻が進むごとにヒロインが漢らしく……。
うん。
もう、ヒロインはパパでいいよ(笑)

接続はできるんで、たぶんアップはできるはず。
しかしこっちからネットが見られないんだ。
現在色々対策中。
もっとも。
こういったことってマニュアル通りにやってるか適当に本能でやってるんで
あんまり期待できない。
ネットで調べようにもネットできないなら無理だし。
でもまあ、きっとなんとかなるさ!


拍手ありがとうございます!
元気の元、いただいてます!

H20年6月4日

本日の読書記録。
(ネットは微妙な手段で一応見られる状態)

『家庭教師ヒットマンREBORN!』20巻・天野明
『D.Gray-man』15巻・星野桂

『アイシールド21』30巻
『ピアノの森』15巻
『おおきく振りかぶって』10巻

うーむ、新刊ラッシュだな今回は。
上の二つだけは購入品。さすが週刊少年誌掲載、刊行ペース早いわ。
『REBON!』は、おかげで未読分やっと埋まりましたよ。
ハイパーツナ、やっぱりかっこいいな。
コロネロは大小どっちも好きです。
迷彩着てるキャラにも微妙に弱い……。
ちなみに最近、ついうっかり、バジルソースとかのパスタだのパンだのサラダだの
見つけたら無視できずに選んでしまう。
じゃがりこのバジル味もGETだぜ!
……うん、馬鹿なんだ。
しかし、天野氏、改めて画風がいい方に変わった人だと思う。
てか、どんどん良くなってるというか。
10年後編に入ったくらいから、ハッと見とれてしまうことがある。
お目当てのバジルがいなくとも(笑)
長期連載だと絵柄は多少なりとも変わっていくもんだけど
キャラの色気の他に、アクションシーンがきれいと言うか。
嬉しいね。

ちなみにDグレの公式ファンブック『灰色ノ聖櫃』も買ってみた。
結構好きなのよ、こういうキャラやストーリーをまとめた本って。
コミックス集めてないのに『HUNTER×HUNTER』のも持ってる(笑)
うん?
もちろん、今度ようやく発売になる『彩雲国絵巻』の2巻目は今から2冊購入予定。
だってメインは影月編のはずだし!
影月と香鈴のビジュアルはアニメの方が好きかもなんだ。

そう言えば、彩雲国のコミックス第三巻のこと書くの、すっかり忘れてた!
遅ればせではありますがちゃんと購入しております。
でもって。感想ですが、これがひとつしかありません。


……秀麗、男の子なら良かったのに。

いやその、あんまりにも紅秀くんがはまってて!
なんかすごい可愛いなと。
なんとはなしに景侍郎の気持ち(笑)

あとは、朝議に孫尚書がちゃんと描いてあったこと。
ちょい悪オヤジの彼は、そう、結構好きかもしれない。
あと、ビジュアルあると楸瑛、かっこいい(笑)

まあ今は彩雲国のコミックス、読んでも余裕ぶっこいてますけど、
おそらく影月が出てきた時点で切れます。
てか雑誌買ってるね、絶対。
愛には、明確な差別が確かにあるのだと実感する今日この頃でございます。


拍手ありがとうございます!
いただいたパワーで引き続き次の話に向かいたいです!

H20年6月5日

日記の3月4月分を別ページにしました。
サルベージもしないといけないなあ。
……ということで、2月分のみサルベージ。
「考察サルベージ」と「小ネタ部屋」が少し増えてます。

で、『琥珀寮奇談』、少しばかりページ作って進めてみたんですが、
久々に下書きをしたために少々弊害が。
私、自分の書いた文章に囚われてしまう癖があって。
特に一度書いたら別の表現ができなくなるというか。
頭が固いのかなあとも思います。
ただ、やはり外で作業する上では下書きは有効ですから、
もう少し続けたいとは思っているんです。
ただし、終盤は絶対PCでしか書かないと決めています。
そこまで下書きで書いてしまうとたぶん話に飽きるから。
流れというかプロットは書いてるんで、まあ問題はないかと。
しかし、それほど長い話にはならないと思いつつ、下書きの序盤でここまで書いていたら
どのくらいの量になるかが予想つきません。
ちなみに影香色は薄い、かも。
香鈴ちゃん、後半にならないと出て来ないので。

たぶん、これ書いてたら
「うおーっ!影香らぶらぶが書きたい!」病にたぶん陥ると思われます。
『渡江旧春』も、べたべたはしてるかもですし、精神的にはらぶらぶでしたけど
明確に甘くてらぶらぶとはちょっと違う気がしているので。

ちなみに、日記のサルベージしてたら、
そもそも『渡江旧春』って、去年の夏から考え出して書こうとしてた話だったんだと。
長く抱え込んでいるネタは他にもあるわけですが、
もっとこう、ぱぱっと書けたらいいのに。
でも、『琥珀寮奇談』は比較的ネタがしっかりしてるんで
そうお待たせはしないと……しないといいなあ。
『渡江旧春』ほどは絶対かからないとは思いますが。
去年の日記をそんなわけで流し読みしてたら、
一月に数作とかアップしているじゃありませんか。
せめて去年のレベルよカモン!


拍手ありがとうございます!
いつだって心の支えです!

H20年6月6日

「6月6日はオーメンの日だよねえ♪」
と機嫌よく1日を過ごしてたんです。
もう古い映画になりますが、ホラー映画の「オーメン2ダミアン」、
主役のジョナサン・スコット・テイラーがもう、
ツボ!ものすごいツボ!だったんですよ。
13歳のストイックなブルネットの悩める軍服の似合う少年……
あの映画はもう、2だけあればいい。
主演俳優の現在は知りたくありません。
永遠に美少年で良し。
ただ、TV放映でしか観たことないんだよね。
大画面で観たかった。DVD出てないかなあ。
そんなわけで、6月6日はずっと私には「いい日」だったんですが。

そんな日だったのに。
友人からのメールで氷室冴子氏と野田昌宏氏の訃報が……。

氷室氏の作品は結構好き嫌いあったので全部は読んでないものの、
『ざ・ちぇんじ!』『なんて素敵にジャパネスク』『銀の海 金の大地』とか読んでました。
『雑居時代』とかも好きだったなあ。
ああ、漫画原作だったけど『ライジング!』も面白かったよなあ。
あれは後半が好きだったんだ。
まだ51歳ということで、早いよ。
もう永遠に『蒼の迷宮』の続きが読めないんだ……。
平安時代を舞台にした姉の不審死を探るミステリーという異色作だったのに。
――とか色々思うとしんみり。
20年、待ってたんだ。まだ待つ気は十分あったんだ。
『銀金』だって15年待ってたのに。
今のライトノベルの祖みたいな人だった。
……ちょっと読んでなかった本、買ってこよう。絶版でなけりゃいいけど。
「いつか読もう」で済ませてたんだ。
くそう。「少女小説家は死なない」んじゃなかったのか……(泣)


野田昌宏氏と言えば大元帥。
日本SF界はこの人にどれだけ負っていたか。
父親の蔵書から引っ張り出しちゃあ、
この人の翻訳した『キャプテン・フューチャー』や『銀河辺境シリーズ』読んだよ。
(もちろん、他にもいっぱい引っ張り出して読んだ。うちの父親は現役ローダン読者なんだ……)
野田氏の著書『銀河乞食軍団』は自分で買ってたか。スペオペなのに泥臭くて。
でも、<星涯市>(ほしのはてし)とか、<星降都>(ほしのふるみやこ)とかのネーミングに震えた。
正直、翻訳の文章はあんまり上手くなくて、でもエッセイはうまかった。
ことに、『シャンブロウ』の解説の魂からの叫びが忘れられない。
あれほどの名(迷)解説はなかった。
ちなみに、ガチャピンのモデルだったんだよ、この人。
「日本テレワーク」の創始者で今も有名な番組たくさん作ってた。
でも、やっぱり私にとっては日本SF界の大元帥だよ……。

で、帰宅してから二人に関連するページをネット検索して見てたら泣けてきた。
本気で泣いていた。
一人でも泣けるのに、同じ日に二人の巨星、墜つ。


気を取り直して通常日記。
今日は眠りが足りてたのか休憩時間も眠くならなかったので、
『琥珀寮奇談』の手書きの続きをずっと書いていました。
結構調子よく、起承転結の転まで。

で、後半入って香鈴が出てきたんですが。
まずいです。
ああ、香鈴ちゃん可愛いぜ!と萌え萌え(笑)
いやもう可愛すぎるだろう、香鈴。
ええ。
私、影月馬鹿ですけど、香鈴馬鹿でもありますんで。

とりあえず手書きの下書きはこのあたりで終了。
本格的にPC書きに移ります。
いやだって。
一番書きたいところ、二度も書くのもったいないもん(笑)
というわけで、このまま勢いのあるうちに書いてこようと思います。

H20年6月7日

『琥珀寮奇談』ですが。
数行書いては飽きてネット。急に続きを書き出そうと思ってまた数行。
しかしまたすぐに飽きて……を繰り返しています。
ちなみに、下書きの半分の量までもまだ辿り着いてないから、
自分で楽しくないんだろうとはわかるんですけどね。
手書きでなく携帯書きにするべきだったかなあ。
たぶん、もう少し山を越えたら一挙にいけそうな予感もあって。
何しろ、ストーリー(というほどのものではない)に寄り道する余地もないんで。
……それが飽きやすい原因か!?


えーと、ついに明日はオンリーですね。
皆様、体調崩さず楽しんでこられたらいいなと思います。
成功を祈る。
……行きたかったなあ。

H20年6月8日

幸せは歩いてこないけれど、影香はきっと走ってないから捕まえられそうだ。
……と、わけのわからないことを考える日曜日。
愛だけは負けない。
というか。
なんでこんなに愛しいんだよ馬鹿野郎!
という気分です。

ええ。
オンリーに行けずに拗ねていたとも言います。
次こそは行きたい。
……あるよね?次。信じているぞ!

行かれた方は存分に楽しんで来られましたか?
今回はオトモダチが一般参加していたので
話を聞くのが楽しみ。
後、色々なサイト様でのレポートも楽しみ。
あとは。
通販できればもっと幸せ。
彩雲国というジャンルを愛する人が幸せならそれでいい。
みんなで幸せになろうね!

書く方は……気持ちの割りに進んでいない(汗)
おっかしーなー。
さくさく書けると思ったんだけどなあ。
でもまあ、産みの苦しみ(?)もまた楽し、ということで
のんびりお待ちください。
さすがにスパートかけたい。


拍手ありがとうございます!
連打とかもう、嬉しすぎます!

H20年6月9日

「エネルギー充填120%」
そんな気分です(しかし古いな)。

オンリー発手元着。

愛の使者S!M!様(伏せると大変問題なHNですね。でも伏せた方が面白いのでこのまま)のお力で、
なんと素敵絵師様方の影香イラスト(直筆!)いただきました〜♪ひゃっほう♪
今なら昊でも飛べる!
(ちなみに単語登録のせいでうちでは「そら」と打つと昊になる)
うん、空はさすがに無理かもしれないけど、彩雲国の昊ならきっと。

そんなわけで私信でお礼を。
長距離移動の途中にこちらの地元にわざわざ寄ってくださった進め!前へ!様に心からの感謝を!
いつかきっとお約束の侍郎揃い話を書かねばと誓う(当てにしてはいけない)!
稲葉さま、シャウさま、音々さま、晴さま。本当にありがとうございました!(五十音順)
また改めましてお礼に伺います!

とりあえずクリアブックを買ってきて入れて、
開いて眺めては「ぐふふ」と怪しく笑っています。
顔がにやけてにやけて元に戻りません。
本当に危ないひとです。
近寄るな危険、です。
でも幸せだからいいんです。
家宝だ家宝だ、ひゃっほー♪

いや、本もね、買ってきてもらったんですが。
それはまだ一度に読むのももったいないんでじっくりいきますが。
でまあ、楽しくお話もしてですね、
私の中の萌えボルテージがぎゅんぎゅん跳ね上がってですね。
跳ね上がりすぎて、替え歌作ってました(爆)
近日中に入れ替え予定。
……おかしいなあ。何故影香じゃないんだ?

ちなみに、オンリーのカタログも奪い取った(ひどい)んですが、
そこで参加サークル様へのアンケートがあって。

1、この人の下で働きたい!上司にするなら誰がいい?
2、こんな後輩が欲しい!部下にするなら誰がいい?

皆様の意見、楽しかったです。
で、私も考えてみたんですが。
好きすぎてどっちにも影月は選べませんでした。
無能だと思われたくない……。
香鈴の場合は上司でも部下でもなく、妹に欲しい。
べたべたに甘やかしたい。


……すみません。
本気でへらへらしてて使い物になりません。
もうどうにかしてやってください。
幸せすぎて動揺しているみたいです。

ああもう、とりあえず『琥珀寮奇談』、書いてきます!
これだけの萌えをもらっておいて、
集中力がなくて書けないなんていう馬鹿でないといいと思います。


拍手ありがとうございます!
あなたに感謝の愛を!

H20年6月10日

まだ精神状態が普通じゃないです。興奮、未だ冷めやらず。
あんまり普通じゃなくて、
クロッキー帳引っ張り出して落書きしてたり。
いや、だから刺激受ける方向が違うってば。
ちなみに、もちろん影香だ。
他に描きたいものなんてない。

とりあえず萌えはあるから『琥珀寮奇談』の続きを書く。
ようやく半分……。
本当の所、明日までに完成させる心積もりだったなんてとっても言えない進行状況。
こんなに影月が愛しいのに。
こんなに香鈴が愛しいのに。

ええい、不甲斐無い!そこになおれっ!
刀の錆にはなりたくありません。
なりたいのは悪代官です。越後屋ごっこがしたいです。
くるくる回ってくれる可愛い女の子(きれいなお姉さん可)と越後屋さん募集。
そうしていつか一緒に、憧れの「黄金色のお菓子」を食べようじゃないか!
……本気で注文しようと何度思ったことか。

とりあえずもう少しだけでも進めてから寝ようと思います。
ちなみに。
9日に本屋がフライング販売してくれてなかった「彩雲国絵巻」の二巻目は、
ネットで注文することにしましたとさ。
えへへ。
届いたら影香のお絵描きだ〜♪
あれ?


拍手ありがとうございます!
影香への愛を再確認してしまいます!

H20年6月11日

夕べというか今朝。
えいやっと拍手替え歌を入れ替えしました。
うわあ、前に変えたのって去年の8月かと思うと随分放置してたんだなあと。
今回の面子ですが、
タンタン、藍家三つ子、櫂瑜様、静蘭、リオウになります。
ようやく静蘭がどうにかなったよ(感涙)
正直、そろそろメンバーは打ち止めのような気が。

そろそろ拍手お礼を替え歌以外でも検討するべきか。
でも、SSとか置くのは違う気がしてるし、
かといって落書き置くのも違うよね。
去年ミニアンケート取らせてもらった時には替え歌でいいというご意見だったし。
まあまだ作ってないキャラも少数だけどいるわけで。
次の候補はまず楊修とか旺季?
あとですねえ、「懐かしのアニソンで」と断ってはいるわけですけど。
さすがにマイナー路線走りすぎ?
今回、比較的メジャーなのはバビルII世くらいかもだし。

ともかく、よろしければこれまでの替え歌一覧、お楽しみください。
歌っていただけるともっと幸せ。
「替え歌を歌おう♪」


夕べ、日記をアップしたあと、
『琥珀寮奇談』の流れだけ、無理矢理ラストまで持って行きました。
つまり、後は恐怖の穴埋め地獄ですね。
でも、穴というにはでかすぎるぜ。
後半なんか台本以下ですし。
わかるのは自分だけ。
うん、自分ならわかるんだけどねえ。
でも、一応流れができたので、ここまで来ると精神的にかなり楽です。
そしてここまで来ると書く楽しみがまた沸いてくる。
今日のアップはやっぱりどうやっても無理だけど、
週末アップに向けてがんばろうと思う。


拍手ありがとうございます!
どんなものでもお気に召すものがあれば幸せです。

H20年6月12日

帰宅したら、頼んでおいた「彩雲国絵巻二」が届いておりました♪
さっそくうきうきと中を眺めて。
……影香、少ないと思うんだ。
もっとこう、特集ページがあってもいいと思うんだ。
香鈴の設定画だってあってもいいと思うんだ(なかった……)。
まあ、ちび影月の姿になごんだので買ったことは後悔してない。
噂の第二期EDの影香も、小さいけどあったし。
DVD表紙に飛び交うミニキャラの影香に顔、崩れたし。
……でもさ。
影月編でくらい、一度くらいDVDのジャケットくらい影月に飾らせてもいいとは思わないか?
うん、きっとスタッフは思わなかったんだろう。
個人的に絵巻は一巻の方が見ごたえもあったよ。


本日は夕べプリントアウトした『琥珀寮奇談』(書きかけ)を持って出勤。
休憩時間に穴埋めをちょこっと。
帰宅してからその分を訂正しつつPCでちょこっと。
ちなみに影香のシーンなので実は楽しく作業。
残りの穴埋め作業、推定二日。調整一日。
週末、微妙???
とりあえず、次の休みが日曜なのでそのあたりを目処にしたいと思います。
いやまあ、それより先に完成すればもっといいわけで。
明日で穴埋めが全部終われば不可能ではないのだけれど?
……あまり期待はなさいませんよう。


拍手ありがとうございます!
押してくださるあなたが大好き。

H20年6月13日

私は影月を腹黒だとはまったく、これっぽっちも思っていない。
天然最強だとは思っているけれど。

しかし、本日ふと妄想していて。
影月が軍を動かすような状態におちいった時。
なんだか、とってもえげつない作戦たてて実行しそうな気がするのはどうしてだろう……?
きっと作戦は成功する。
しかしその時のことを敵味方なく誰も話したがらないような。

結局のところ、私は影月を割り切りのできる人間だと考えているみたいで。
軍を動かすと犠牲になる人がいる。
だからそうならないために最大限、ぎりぎりまで粘って平和的努力をする。
だけど、どうしても戦いが避けられないとあれば、
どうすれば最短で勝利を得られるかの計算はきっちりできる。
だから、最良の結果のために動くことは厭わないと思うんだ。
……えーと、そんな話を書く予定はまったくありません。
何せ、私はまだ孫子を読んでもいないんだ。
積読では意味ないんだよね。


『琥珀寮奇談』の穴埋めは、朝ごはんのわずかな時間に少しできただけでした。
でも、それだけをPC打ちするのにすぐ飽きて日記書いてます。
えーと、あとは明日に期待。
……これだから。


拍手ありがとうございます!
楽しんでいただけたら幸せです!

H20年6月14日

朝ごはんタイムにバッグを覗き、
穴埋め用プリントアウト原稿とネタ帳を家に忘れてきたことに気付く。
ちょっと途方にくれました。

ちなみに朝ごはんは家で食べません。
通勤時間の間にまたお腹空いてくるんで、1回で済ませようと会社の近くで食べます。
ただ、今月に入って、これまで毎朝お世話になってた店が閉まって、
近頃朝ごはんジプシーだったり。
候補Aは値段とか出てくるスピード(重要)に問題はないけど、立地が乗換駅なのでゆっくりできない。
候補Bは立地は良くて、値段もOKだけど、混んでいて出てくるのが遅い。
候補Cは立地と出てくるスピードに問題はない上に味も一番いいが、
混んでるのと高くつくのが……。

そう。朝ごはんしながら穴埋めが最近の生活パターン。
外の店だと朝だからってわずかな空き時間があっても寝るわけにいかないからね。

そんなわけで今日は会社内では脳内妄想が暴走。
影香パラレルに席巻されてました。
パラレルと言っても彩雲国が舞台。
ただし、影月と香鈴の設定が違う。生まれとか育ちとか。
性格とか話し方とかは同じ。
ええと、いわゆる「お嬢様と使用人」パターンです。
結構萌えて楽しかったです。
書く予定は今のところありません。
条件が合えば書くかもしれません。


で、夕食タイムあたりからこう、何かが滾ってきて。
『琥珀寮奇談』のほとんど未着手の起承転結の結部分を携帯で打ちはじめました。
一応、プロットは頭にあるしね。
そしたらのってきて帰りの電車でもぷちぷちぷち。
降車駅で「ふう。ここまで」と上書きしたあと、携帯が電池切れブラックアウト。
ものすごく心臓に悪かったです。
無事でした。
よかった。3000字くらい書いてたからなあ。

帰宅してからメールで送った分を貼り付けて。
結部分がほとんど埋まった状態に。
それなのに。
まだまだ穴埋め箇所があるってどんだけ開いてるんだ!
まあ、すっからかんなのは転部分なんですが。
とりあえず、せっかく書く気になってるから、
今夜はちょっとがんばってみるんだ!
……と自己暗示をかけるのでした。


拍手ありがとうございます!
書く気力をいただいてます!

H20年6月15日

昨夜の『琥珀寮奇談』最終進行状況。
起…95%
承…90%
転…70%
結…90%
もちろん「自分でこれくらい?」という基準ですが。
転、あかんやろ、転!
それでも帰宅するまでは50%だったんだ。確実に増えてはいるんだ。
というわけで、日曜だろうがなんだろうが、本日は自主カンヅメです。
起きたの昼過ぎだけど、これはもういつものことだし。
さて、また状況報告いたします。

<経過報告>16時現在。
全体9割。これから調整に入ります。

<経過報告>20時現在。
入浴と食事であんまり進んでません。
いや、風呂場でつい眠っちゃってたり(汗)
ただ、プリントアウトしてみて気がつく事実。
もしかして、『渡江旧春』より長いかもしれない……。
おそらく台詞が多いせいだとは思うのですが。
ともかく穴は埋まったので調整です。

22時を過ぎてしまいましたが、なんとか一応書けたようですので、
『琥珀寮奇談』(こはくりょうきだん) アップ

また後ほど。


いやあ、無事アップできた後は実に気分がすがすがしい!
外、雨降ってきたけど。
ちなみに『琥珀寮奇談』はホラーでもシリアスでもありません。
どっちかというと「馬鹿じゃねーの、こいつら」って感じ?
ベースは下ネタまではいかんでも微ピンクはいくだろうと。


さて。よそサイト様を見ていて思いだす。
今日って、父の日だったんですね!
どうりで夕食、父だけ刺身食べてたはずだよ。
リアル父君にはそのうちチョコレートかバナナかチーズかリンゴジュースかをプレゼントしよう。
そう。うちの父はたいへん安上がりなんだ。

ということで強引に彩雲国の父の日。
近頃、原作が絳攸中心(というか紅家?)なせいで、父=黎深な感じですが。
ちびっちゃい絳攸(コウ)は黎深に父の日に贈り物したくて。
まあ子供の贈り物ですから自筆の絵だとか作文だとか。
でも渡せる機会をみつけられなくて。
黎深は知ってるんだけど自分から要求できなくて。
で、百合姫がそんなふたりを見て笑ってるイメージですね。
ああ、ほのぼの。

でも作品としての彩雲国を通しての父はやはり邵可でしょうか(駄洒落にあらず)。
秀麗は「父様のために!」って一生懸命やりくりしてちょっと豪勢な夕食を用意したり。
府庫に特別製のお饅頭を差し入れたり。
うん、こちらも基本的にほのぼの。

そうして、ほのぼのと言ったらなんと言っても華眞と影月だよね!
影月はプレゼントしたくても何もできなくて。
でも。
「君の笑顔が一番の贈り物だから」
って、やさしく華眞様が笑うのさ!
……あの。華眞様もタラシの素養、やっぱり十分ですよね。

殺伐系父の日ならば、紫家すなわち王家ですが。
そもそも劉輝は父親の顔も知らなかったわけで。
静蘭ママにはお花持って行ったのにねー。
ともかく、父親に感謝とかそういうのはあまりしたことないかと。
どっちかというとやはり邵可に父親像を重ねてたんじゃないかと。
でもやっぱり自分では何も持って行かなくて、
邵可のところに届いた秀麗の饅頭を蒸してあげるくらいでしょう
(もちろん自分も食べる)

ああ、なんかアップできたせいでハイになってます。
これも萌えのおかげかありがたい。
さて問題は。
次、何書こう?
腹案はあるけど、熟成度がどれもいまいちなのがどうにも。


拍手ありがとうございます!
替え歌見てくださった方も、さっそく新作読んでくださった方も、皆嬉しいです!

H20年6月16日

昨日のハイテンションのあおりか、途方にくれております。
次に書くものが決まらない。

宛てもなくネタ帳を広げて、出てきたのが「いつかオフやるんなら書こう」連作。
連作なんで、それぞれ別個。
だいたいこんな話、くらいの大まかなプロットしかない。
で、当然タイトルもなかった。
気がついたらネット放浪してタイトル(だけ)決めてましたとさ。
でもこの、いつ書くかさっぱり未定な話、一体誰が書くんだろうと、かなり他人事です。

しかし、四字熟語って面白い!
知ってるのももちろんあるけど、「こんなのあるんだ」とか「こんな意味だったのか」とか。
いや、私が無知なだけなんだが。
なんか適当に「こんなニュアンス」くらいでいい加減に覚えてるものが多いのは困ったもの。

で、これまで知らなかった四字熟語で滅茶苦茶に気に入ったのが「才知佳人(さいちかじん)」。
才知に優れた男子と美人の誉れ高き女子のことで、すなわち理想的男女の意味。
これって、これって、影香だよねえ!(興奮)
うん、影香のことに違いない(断言)
彩雲国におけるCPを見渡してみても、この言葉に相応しいのは影香だけだと思う。
あ、悠舜と凛にも使えるかな?
あと、若き日の鴛洵と英姫。
……すみません、前言撤回します。影香だけではないですね。
でも、わたし的には影香を指すということで!


話戻って、次作のこと。
微妙なネタが多いんです。オリジ色が強かったりとか。
でも今書きたいのはそういう系統じゃなくて。
影香が可愛くて仲良しな話。
まあ、基本は全部それなんですが(苦笑)
なんか小ネタを膨らませるか、それともいっそ、別のキャラものでも書いてみようか。
しばらくは、あーだこーだと悩んでいると思います。


拍手ありがとうございます!
新作がお気に召したなら幸せです!

H20年6月17日

寝過ぎで頭が痛い……。

相変わらず昼過ぎに目覚める休日です。
しかし、次に書くものがまだ決まらぬまま悶々として。
なんだか面倒になって昼寝。
目が覚めたらとっぷり夜。

とりあえず今は書きたいものがもう少しまとまるのを待つ期間かなと。
一応候補を頭の中でいじってはおります。
どわっとネタが爆発すればいいな。
更新記録見てたら、去年の今頃は七夕ネタに襲われてたし。

しかし、暑くなってきましたね。
いや、私がPCに近づきすぎてるから今は暑いんだと思いますが(笑)
PCの暑さ対策もしてやらないといけませんね。
もう少ししたら、PCと保冷剤を分け合わなくては。
でも部屋の中のチョコレートが怖いことに……

さて、ネタを求めてぐーぐるさんとかうぃきさんとかと戯れてきます。
……一度戯れはじめると何処までも行って戻ってこれなくなるんだが。


拍手ありがとうございます!
何かがあなたに届いていれば嬉しいです!

>朝9時前後に拍手コメントくださった方
(新作内容に触れるんで反転します)

『琥珀――』読んでくださってありがとうございます!
そうなんです。影月はどんな美女でも反応しないんです。
女の意図としては、胸が苦しい→あなたを思って苦しい→据え膳はいかが?
と言う風に流れるはずだったらしいです。
自分の容姿とか体型も男性に好かれるよう作り上げていたはずなのに。
この場合、香鈴に化けていたら、もう少し影月を動揺させるぐらいはできたかも。
あくまで動揺で。影月はちゃんと本物かどうか見抜けるはずだと信じています。
ともかく、美女の誘惑に「天然で無反応な影月」を書きたかったんです。
その分、香鈴にはめろめろであってほしいと。
誤解やすれ違いを繰り返して、でもいつまでも可愛く仲良しな影香が書けたらと思っています。
過分なお言葉もありがとうございます。
楽しんでいただけるようなものが書ければ幸せです。
次作、いつになるか自分でもわかりませんが、影香らしい話が書きたいです。
コメント、本当にありがとうございました!

H20年6月18日

まったく、何がどう転ぶかわからないね。

今日、休憩時間にぼんやりと、
「そう言えば沖縄は梅雨明けらしいけど、本州はまだ梅雨だよねえ」
とか思って、急に。
「よし!梅雨の話を書こう!」
と決めました。本当に唐突に。
で、梅雨からの連想される単語を並べて「影香なら」を加味して。
そうしたらプロットができあがっていましたよ、と。
……できる時ってこんなもんだよね。

事件は何一つとしてない、スケッチみたいな小品の予定です。
帰りの電車の中で出だしだけ携帯でぷちぷち。
帰宅してから関連の調べ物をしてました。
……今から言っておきます。
フィクションって作り話なんです。
作中で使用する小物に嘘があります。
たぶん誰もが流してくれるような嘘です。

それはともかく。
怖いくらい順調。
現在全体の七割終了。
そりゃ、短い他愛ない話だけど、5ヶ月余のスランプの後だから自分に懐疑的。
これはあれか。
萌えの神様が降臨しているのか。
オンリー余波がなおも続いているのか。
はらしょー。
しかし、少し飽きてこうして日記書いてるわけだが。
朝になるまでに書きあがってたらご喝采。


ふふふふふ。
現在朝の6時半でーす。
ただいま完成度92%。
このまま最後までいっちゃおうと思います。

で、7時を過ぎました。

『紫陽花の照らす小路』(あじさいのてらすこみち) アップ

さすがにふらふらなんで寝ます。
チェックも起きてからします。
これに限らずどの話でも感想いただけたら死ぬほど喜びます。
おやすみなさい。


拍手ありがとうございます!
おかげで励みが形になりました!

H20年6月19日

書いてしまってから何ですが。
紫陽花って日本原産なんだそうです。
まあ彩雲国の王宮にもあったし、中国に伝わったのも早かったしいいかと。
白楽天が紫陽花と名づけたのはライラックのことだったらしいとか。
まあどうでもいいや。
ガクアジサイより丸く咲く方が好きです。
色はブルーもピンクも好き。
ガクアジサイの仲間でも、花火という品種がお星様のようで好きです。

昨日、構想からアップまで1日で仕上げたので燃え尽きています。
でもあのテンションを逃すと駄目だと思ったんだ。
後悔はしていない。
またしても「次、何書こう〜?」と悩んでますけど。

昨日、書きながら頭の中のイメージを文にしようとして。
「影月の右手がこうで、左手が……わからん!」
しかたないのでクロッキー帳を引っ張り出して
二人の立位置を整理しました。
意外に役立つな。

ちなみにお絵かき用ソフトは無用の長物と成り果てています。
だって重いんだよ。
存分にPCでお絵かきするためには、PCのスペック上げて、スキャナー買うしかないか。
……そこまでする必要もないんだけど。
まあメモリの増設はそろそろ真剣に対処しようかと思っています。
ただやるなら自分でやらないと。
預けている間PC触れなかったら発狂しかねないんで。
でもメモリ増設したら「あれもこれもできる?」とか期待が膨らむわけですが。

お絵かきの話に戻りますが、頭の中に絵があるのに、
自分の腕がついていかない悔しさ。
しかも、色をつけようとすると壁はさらに高くなるのです……。
今更絵描きを目指すわけでもないし、自分の満足のためなんだけど。
自分で書いた話でも映像イメージがあっても描けない。
誰か描いてくれたらなあ。


ところで、新作をアップするごとに、目次に簡単な説明をつけているけれど、
内容関係はともかく、「ほのぼの」とか「シリアス」とか「ドタバタ」とか、
自分で分け方がよくわからない。
どの分類にも入らないような気もする話もあるし。
いっそ、「うちではどの話でも影香が仲良しです」とでもしておくべきか。
この表記はおかしい、というようなご意見、こんな表現もあるよというご助言があれば助かります。
ちなみに『紫陽花』は自分ではほのぼのだと思うけど自信はない。

で、ほのぼのに満足したので次あたりはシリアスだろうか。
リクエストも何も、うちは基本、影香しかないから(笑)
でも「こういう傾向が読みたい」とかあればお願いします。
必ずしもご希望に添えるかはわかりませんが。

さて、ともかくネタ帳広げて探索の旅に出てきまーす。

H20年6月20日

朝からさっそくご要望を頂いたのではりきってみる。
「大人な雰囲気でドキドキですね!(翻案?)」
んで、行き当たりばったりの連想ゲームでネタにしてみた。
ざっとプロットもたててみた。
だがあえて言おう。
これ、ジャンルというか傾向というかならば「サスペンス」ではないか?
……ドキドキ違い?(汗)

んで想像力の乏しい(豊かなのは妄想力)わたくしめが真っ先に考えたこと。
「サスペンス(←すでにここで間違ってるんだが)というと」

『琥l殺人事件〜湯煙に消えた美女。知られざる旧家に伝わる呪われた連鎖。
天才少年探偵を嘲笑う見えざる影。恩讐の果てに最後に笑う者は〜』

……私、才能ないわ。
とってもじゃないけど二時間サスペンスのアオリは無理。
『侍女は見た!』とかの方が良かったか。探偵は『美少女姉妹』の方が良かったか。
いや、真剣に考えるな自分……。
ちなみに、この上の戯言は本日生まれたネタとはまったく関係ありません。

しかし、さっきから頭の中で
「ちゃちゃちゃちゃ〜♪ ちゃちゃちゃちゃ〜♪ 
ちゃんちゃんちゃんちゃん……
(ここで音声放送版だとタイトルと出演者名のナレーションが入る。しかもVoiceは石丸博也氏)
ちゃーんちゃーんちゃーん ちゅららららら ちゃーん♪」
と某二時間ドラマのOPメロディが離れません(汗)
しかし、あれって暇な時たまたまやってるのに出くわすとつい見ちゃうんだよねえ。
ああいかん! 船越氏の声まで聞こえてきた!
影香! 影香!

んで「大人」な言動をしてもらうため、いきなり年齢が飛びます。
影月君17歳予定。未知の年齢。
色っぽい系は未定。
しかし目標は「雰囲気だけでもしたたる色気」(なんだそれは)
仮題は「烏羽玉の至宝」(うばたまのしほう)
……ネタ出しだけは最近順調です。
いきなり枯渇しないように祈っててください。私が誰より祈ってますが。
集中力も途切れないように……。


拍手ありがとうございます!
書きたくて書いてますがすっごく報われた気分です!

>朝9時前に拍手コメントくださった方

いつもありがとうございます!(ですよね?)
『紫陽花〜』読んでいただいてありがとうございます!
影月なら香鈴ならこうするだろうと思ってお話ができました。
そんな二人が好きだから。
リクエストもありがとうございます♪
なんかご希望とずれてるような気が今からしていますが(汗)
刺激になりました!
うんうん。原作で影香、読みたいですよねー。出して欲しいですよねー。
その心のうっぷんを他サイト様の影香話を総ざらえ(たぶんしてる)して読み返して、
後は自分で書くことで晴らしているんですけど。
私も大好きです!
ありがとうございます、すごく嬉しいです!

H20年6月21日

唐突ですが、私は自覚のあるショタコンです。
某I様の熱いショタへの考察に胸を震わせ感銘を受け、そうして自分でも考えてみました。
いやその。
あちらのコメント欄の字数制限に引っかかったんだよ……(どんだけ書く気だったんだ)。

私のストライクゾーンは12歳から15歳。
もちろん、一旦愛したキャラならば大人になろうがジジイになろうが愛する自信はあります。
好きになるキャラがショタに限定されてるわけでもない。
ただ、多いんです。割合として。

で、自分なりのショタの定義を考えてみました。
結論。
大人でも子供でもない。
でもある意味大人であり子供である存在。
どうやらこれが私にとっての「ショタ」らしいです。
迷ってぶつかって傷ついて悩んで成長して。
それが眩しいっていうか。
変わりつつあるその過程。
中途半端といえば中途半端ですが、
そういうところに惹かれるらしいです。

完成された大人というか完成されたジジイに惹かれるのはまた別の話かもしれませんが(笑)
そう、つまり。
私にとって影月と櫂瑜様というコンビは最強に萌えコンビなのです!
……一回、じっくりこの二人をメインに据えた話も書くか。
ああ、しかしそこで香鈴を出さずにはいられまい。
女の子萌えも死ぬまで治らないと思います。
ということは。
茶州を舞台に影香中心ファミリーって、私にとってベストの布陣ということだな!
なんて幸せなハーレム!
燕青もね、萌え対象ではないけど好きだし、
克洵に春姫、英姫の茶家組も好きだし。
あと、自分では案外書いてないけど葉医師も好きなんだ。
……基本、彩雲国のキャラで「きらい」はいないというのもあるけど。
雪乃先生、素敵なキャラを沢山、ありがとうございます!


本日、仕事中。ものすごく自分が小心者だと実感しました。
割と理不尽な要求(こちらサイドのマニュアル上不可なこと)をつきつけられて
理屈が通じない相手に戸惑いつつ処理をして。
……ここまではいい。
でも全然冷静でなかったらしく(傍から見ると冷静だったらしい)、
直後に文字を書く必要があったのに
手が震えて書けなくなって(汚い字で書いたけど)自分で情けないと呆れました。
まあ、打たれ弱いんだけど元から。
後になって休憩中、「秀麗、偉いよなー」とかふと、
お偉いさん連中相手に啖呵切るシーン思い出したりして。
秀麗ちゃん、その胆力をちと分けてもらえませんかね?
あ、タダは駄目?


サスペンスもどきは、年齢を上げたことでその辺りで使いたいと思ってたシチュもぶち込むことに。
……楽しい。
書き出す前のこの妄想はたまらないね!
ただし。
「この話って面白いのか?」
という疑問は消えないんですが。
とりあえず影香いちゃラストで締める予定だからいいか。


拍手ありがとうございます!
あなたの心に何かが触れたなら幸せです。

H20年6月22日

絵巻が呼ぶ危険な香り。

いや、改めて『彩雲国物語 絵巻2』を読み返していたんですけどね。
正直、全部順に見てるけど、注目するのは影香ばかり。
なんて正直な私!
で、危険な話。
ちびドールふたりに、新しい衣装作ってやりたいなあ、とかとかちらっと……。
影月は州牧バージョンで。
香鈴はアニメバージョンを更にバージョンアップして。
ふたりして盛装な感じにしたいんだ。
影月用のウィッグを既製品の染め直しで用意して。
香鈴用のウィッグをきっちり結って専用にして。
……なんか、やりたいんですけどー。

しかし、私の場合、お裁縫熱というかコスプレ熱は。
一度燃え上がると治まるまで時間がかかります。
しかも一人分ならともかく二人分。
……どうせならスランプ中にでもかかるべき病気です。
だからって、スランプになっても困るし。
うん、今は封印しておこう。
だから。……デザイン画描いたり、型紙引いてんじゃないよ自分!
とりあえず、余所見をしないためにも次の話を書き出してみようと思います。


ところで今日、ちょっと何かが切れたらしく。
帰宅した私のバッグには。
リプトンのリモーネ 6本
サントリーの烏龍茶 1本
サントリーの伊右衛門 1本
計500mlペットボトル新品未開封8本も入っていました……。

ここしばらく伊右衛門の「ふところ鏡」が欲しくて集めてたんですが。
(これは全12種類のうち11種類GET済。だぶり数個)
人形姫に持たせるのに可愛いなと。
烏龍茶は、今カラーペンが付いてるんですが、
けっこう可愛いので赤系だけ集めてたり。
で、リモーネ。
以前のマカロンストラップの出来があまり気に入らなかったので
何か付けて売ってるのは知ってましたが無視してました。
しかし今日、たまたま見てみたら。
ミニチュアのティーポットだのティーカップだのがあるじゃないですか!
あと、グラスパフェはわりと可愛いと、その3種類を2ケずつGETしたわけです。
……うちの人形はどのサイズもたいていペアなんで。
単純計算で4キロ。そりゃ重いわ。
今日から家での飲み物はリモーネです。
リプトンのなら普通の紙パックに入ってるミルクティと季節限定のオレンジティが好きなのに。

絵巻2を読んでいたら、杏仁豆腐が食べたくなりました。
しかも自家製でたっぷりがいい。
でも材料がないので思ってるだけですが。


拍手ありがとうございます!
楽しんでいただけたなら嬉しいです!

H20年6月23日

急に読みたくなって、あちこちのサイト様で黎深×百合姫をむさぼり読む。
何だか幸せになった。
しかも。
豪華メンバーでアンソロジーも作られるようだ。
冬かー。通販できるといいなあ。

『隣の百合は白』『黎明に琥珀は輝く』で、このCPファンへの燃料は投下されたばかりだし、
やっぱり「あの黎深が!」っていうポイントが萌えを呼ぶのだろうか?
と自己分析したりして。

で、思うのです。
私が彩雲国にはまった=影月に惚れ、香鈴に堕ちたのは
今を去ること2年前の春。
『藍より出でて青』が発行されたばかりでした。
で、萌えに燃えてはじめての二次創作に走ったわけですが。
言ってみれば影月と香鈴の物語は原作で終わった後。
私が参入した時点で、乗り遅れてしまったのではないかという危惧が。
つまり。
私が見たり読んだりできる影香作品(二次)が、それ以前にはもっと沢山あって、
今は閲覧できない可能性があるんじゃないかとか、そういうこと。
もしかしたらとっくにジャンル移動されてたりもあるかもしれないし。
そしたら悲しいなあ、と。
一気に読めたのは幸せだったけど、
発売される度に「影香はどうなるのよ!?」と共感する機会が最初からなかったわけで。
もうちょっと早くにはまれたら良かったのにと思ったり。
でも一気に読まなければ、普通に新刊を待つただの1ファンで終わっていたかもしれない。
今、影香に萌え続けて書くことができるのって幸せなことだと思ってるし、
そういう意味ではこれで良かったとも言えるのかあ、とかね。


そんなことしてるもんだから、さっぱり今日は書いてません。
プロットはあっても、ちゃんとその通りに書けるかもわからないし、
自分ではっきり決めてないシーンもあるし、
予想外の展開とか出てきたら嬉しいかも。
がんばれ、未来の自分!
まあ、ぼちぼち?
今月中に書けたら理想だけどどうかなあ?
まだまだ白紙状態だから先は長いです。

ところで、携帯だと色々漢字変換ができなくて苦労するんですが(特に人名・地名)、
先日うちの携帯でも櫂瑜様の名前が変換可能だとわかりました!
これはもっと櫂瑜様の出番を増やした話を書けと言う天の意志なのか!?
ちなみに、影月と香鈴という名前は比較的変換しやすくて助かってます。
最近は予測機能もさすがに覚えてくれたようだし(笑)


電車の車内吊り広告でかわいい水着を発見。
「香鈴に着せたい!」とざっとデザインを写して帰って、クロッキー帳に落書き。
ビキニタイプで下がスカート。フリルとリボンがついててラブリー。
書きながら
「ビキニ系統は香鈴は自分で選ばないかも。
でもでも春姫が
『殿方はこういうのがお好きと聞きました。影月様もきっと喜ばれると思うのです』
とか言って強引(?)に勧めてきて、着せられてしまったり?」
とか考えて萌えてました(笑)
もちろん、言い出した春姫様にはきっちり悩殺系でお願いしよう。
そんな二人を見て、影月と克洵が硬直するといい。
……楽しいな、おい。
そもそも彩雲国で水着がありえないとかは却下。

車内吊りでなく駅のポスターなんだけれど
「全国金魚すくい選手権」なるものを通りすがりに発見。
いろんな選手権があるんだねえ。
で、彩雲国妄想。

金魚だと食べられないから秀麗はあまり熱心でないかもしれない。
たとえ金魚すくいだろうが華麗にキメてしまうのが静蘭。
勝手がわからなくて最初は失敗ばかりだがそのうち上達して、
とんでもない量の金魚を嬉しげに秀麗にプレゼントしようとする劉輝。
で、秀麗にそんなにいらないと言われ(それでも秀麗なら2〜3匹は貰ってやるだろう)、
王宮の池にしょんぼり金魚を放す劉輝(後で珠翠とか十三姫に叱られる)。

他のキャラでも色々考えてみたら楽しいですが、彩雲国はキャラが多いので全員は無理!
そして、うちは影香サイトなんでございます。
影香で考えないはずがないじゃありませんか!


<影香の場合>
琥l、祭りの夜店で金魚すくいを発見する影香。
ひらひら泳ぐ金魚に顔を輝かせる香鈴を見てやってみようとする影月。
しかしすぐに穴が開いてしまい、すくうことができない。
何度か試してもとうとう一匹も捕まえられない。
夜店の主から一匹だけ寄越された金魚を
「すみません。僕がとってあげたかったんですけど」
香鈴に差し出す影月。
「期待なんか最初からしておりませんの! あなたに捕まるようなおまぬけな金魚なんておりませんわ!」
「あー、そうですよねえ」
「こ、これはもらってさしあげますわ!」
それでもしっかりと金魚を受け取る香鈴。そっと袋を持ち上げて顔をほころばせてしまう。
その拍子に香鈴の髪飾りが揺れる。
うすく透けた重なる紅白の絹のリボン。
(金魚みたいだ)
気が付いた影月はしっかりと香鈴の手をつないで歩き出す。
「金魚は捕まえられませんでしたけど、香鈴さんは捕まえましたよ」
素で言ってそうな影月はやはり怖ろしいと香鈴は内心で思うが言葉を飲み込む。

後日、金魚は香鈴の部屋で大切に大切に飼われることになる。


影月は絶対金魚すくい下手だと思う。
上手な影月なんて偽者か陽月に違いない。

……陽月の場合だと夜店の金魚を取りつくして
「これじゃ商売にならないだろ?」
と金魚を逆に売りつけて酒代にするに違いない。


……楽しすぎるな、この妄想。影香のは文を整えてSSにしてるかもしれません。
時間ないんだ今。もう外が明るいんだ……


拍手ありがとうございます!
一方通行じゃないってわかって嬉しいです!

H20年6月24日

どうも今度の話は手書きで下書きはする気にならない。
かと言って、PCでページに向き合っててもテンションが上がらない。
結論。
携帯で書けと?

……そんなわけで、未だ序章の台詞のみ、ぷちぷちしています。
進みは亀の歩み。
今月中どころか、「完成するのか!?」という不安がむくむくと。
ああ、これは2年前、『花待宵月』でも感じたわねえ。
分不相応な話に手を出そうとしてるからかも。
それでも、会話を多くして一文を端的にして
スピードとリズムを持たせたらいけるんじゃないかという期待もある。
ただ、その文章力が問題という(汗)
いつか上手くなれるかな。なれたらいいな。
しかしそれでは今回間に合わない。
と、ぐだぐだ考えつつも、とりあえず「思いついた台詞を羅列」方式で
とりあえずはもう少しがんばってみようと思います。

どうも他の話だとピンとこないし。今はこの話かとは思っている。
でも、これが終わったらギャグっぽいの書くんだ。
……舌の根も乾いてないのに、そっちのプロット、立てはじめてるんじゃない、自分。
どうも、楽な方に流れたがるからなあ。
どわっとやる気になれればいいな。
書くのは辛くても楽しいし。
これって一種の麻薬?
まあ、脳内麻薬は妄想してる時にはもしかしたら出てるかも。


<金魚すくい第二段・小咄>。
秀麗が幼女で薔君も健在。貴陽にて。


紅区で祭りがあり、その夜、邵可一家は総出で出かけていった。
祭りの会場入り口に貼られていた多色刷りの金魚すくいのポスターに秀麗は目を奪われる。
「きぃーぎょー!」
「ほう。秀麗は金魚が気に入ったのだな」
大好きな赤いひれをひらひらさせているのが魅力だったらしい。
「せいらー、きぃーぎょー!」
「静蘭、ご指名じゃぞ」
「しかし奥方様、私は金魚すくいというものはやったことが……」
「せいらー!」
「おや、静蘭は秀麗に期待されているんだよ。なあに、簡単だよ」
邵可は楽しそうに家族となった少年に微笑む。
「腕の見せ所じゃ。がんばってみせよ」
それまで、邵可一家は幸せだった。それを見守る人物さえいなければ……。

いざ、金魚すくいの屋台に辿り着いてみれば。
「も、申し訳ない。今日は店じまいです」
顔色を青くした店主がおろおろと告げた。平たい水槽には水だけが張られている。
「どうしたのじゃ? 皆、楽しみにしておるのだぞ?」
「それが、いきなり店の金魚を買い占められてしまいまいて……」
「それは……」
邵可は背後も見ずに低く呟いた。
「即刻、金魚を元に戻しなさい。そうでないと本気で怒ると伝えておくように」
ちいさな秀麗は水槽に手を伸ばしすが、そこには何もない。大きな瞳に涙が浮かんだ。
「きぃーぎょー……」

ざばあっ!

突然どこからともなく金魚が大量に水槽へと戻された。
「おや秀麗、金魚が帰って来たよ。よかったね」
邵可はにこにこと愛娘に微笑みかけ、薔君もまた笑っているのでたちまち秀麗も笑顔になる。
そうしてさっそく、
「せいらー! きぃーぎょー!」
「……わかりました、お嬢様」
静蘭は初めて手にする武器を持って、金魚へと立ち向かった。
この際、どこから金魚が現れたか考えないことにして。

静蘭はやはり器用だった。すぐにコツを覚えて秀麗の指差す金魚を次々とすくってやる。
秀麗は大喜びだ。
「楽しそうじゃのう。妾もやってみよう」
「かあさー?」
「そうじゃ秀麗。母様も取ってやろうに」
だが薔君の懐から何かが水槽に落ちた。
「ん?」

どっかーん!

咄嗟に邵可は秀麗を抱え、静蘭はすくった金魚と退避。
薔君はひとり立ち尽くして首を傾げている。
「おかしいのう。秀麗の薬を落としただけなのじゃが」
邵可は再び背後へとつぶやく。
「君が元凶なんだから店への弁償は頼んだよと伝えなさい」
そうして何事もなかったかのように秀麗に笑いかける。
「秀麗、あちらにリンゴ飴があったよ」
「りぃーご?」
「甘くて美味しいよ。静蘭にも買ってあげよう」
「邵可、妾にはないのかえ?」
「……皆の分を買って帰ればいいね」

邵可一家はそうして祭りを堪能し、ただひとりだけが柱の影で泣いていた。
「――ご当主、邵可様よりお預かりして参りました」
差し出されたリンゴ飴を影から奪い取ると、黎深は命令した。
「屋台のリンゴ飴を買い占めて来い」
なんでこんな主人に仕えているのだろうかと影が思ったかどうかは定かではない。

帰宅した黎深に呼び出された百合とコウは、大量のリンゴ飴を見て硬直した。
「ねえ黎深。キミ、何考えてるんだい?」
「今日から好きなだけ食べていいぞ。兄上の所とお揃いだ」
手にした一本のリンゴ飴を神棚に上げる黎深に、百合は深くため息をつき、コウは。
(これ、全部僕と百合さんで食べなきゃいけないのかな)

お祭りのあったふたつの紅家のお話でした。


いきあたりばったりで書いてみたら何か変な話だけどまあいいか。


拍手ありがとうございます!
すごく元気になります!

以下、拍手記名コメントに反転レス

>青さま。

なんとなく同じ方かなと思っていました。お名前教えていただけて嬉しいです!
キャラは大切で愛しい存在を原作からお借りしている身ですし、
愛をこめて逸脱しないといいなと思いながら書いてます。
でももう、私の頭の中に絶対住んでいますね。
原作では辛い目にあった影香だから、誰よりも幸せになってほしい。
いつも笑って後で振り返れるような日々を送ってもらいたいとそう願っています。
影香だけじゃなく原作キャラは全員幸せになってほしいですけど。
だから、うちのサイトで不幸になるのはオリキャラだけということになりますか。
本当に気分の赴くまま書いていますが、いつも安心していただける場所(サイト)だといいなと思っています。
最後の一行ですが。
めっ。
でも責められませんー(苦笑)
いつもありがとうございます!嬉しいです!

H20年6月25日

ふと。
「私のツンデレ好きも筋金入りかもしれない」
と思い当たった水無月の夜でございます。

唐突に思い立って、中山星香氏の『妖精国の騎士』の50〜54巻を読んでたのですよ。
完結してたの知らなかったので(苦笑)
思いっきり西洋風異世界ファンタジーでございまして、
おそらく現存する「完結した少女マンガ」としては最長の全54巻です。

(ところで。『妖精国の騎士』と打って変換したならば。
私のPCは『燿世国の棋士』と変換してのけてくれました。
何ですか?
黒大将軍が興した国の囲碁名棋士の話ですか?
……読みたいじゃねーか)

で、ツンデレのお話ですが、私はこのファンタジー作品のサブレギュラーな
シェンドラ姫というお姫様を熱愛しておりまして。
両親が共に性格難。幼少より足が不自由。
更に勘が良すぎて嫌なものを察してしまうせいで、
すっかり素直になれなくなった可愛いお姫様なんである。
いやもう、物語のラストより、ちゃんとシェンドラ姫が主人公の双子の兄と結ばれるかどうかが
最大の関心だったもんなあ。


で、やはり記憶から別の贔屓のツンデレ姫が出てきました。
前田珠子氏の『魅魎暗躍譚』の遠江(とおとおみ)姫です。
猫かぶりでしとやかなお姫様を演じていたけど、実はきっつい性格。
でも、疎遠だった兄や仲間の存在でかわいいツンデレさんに♪
未完結女王と呼ばれているらしい(笑……いや、笑えねえよ)前田氏らしく、
途中放棄。
いや、そもそも出版されてたレーベルがもうないから。
コバルトに移植されたんで「もしや?」と続きを期待したものの、さっぱり音沙汰もなく。
もう『破妖の剣』ももう諦めたんで、これの続きをプリーズ!
隠岐とくっつくのか気になるとこで止まってるんだもん!
もう出ないんなら、ご都合主義満載のとんでも続きを勝手に書くぞ?


そう。ただツンデレでなく。
ツンデレなお姫様に弱いんでないかという疑問も沸く。
そりゃもう、源氏物語の一の贔屓が葵上だもん。
彼女も立派な大貴族の姫だし?

で、何が言いたいかと言うと。
「彩七家の姫君同然」に育てられた香鈴も、私にとっちゃツンデレ姫だなあと。
ただの姫じゃないところがポイントだ(笑)


17歳影月の、話にならない妄想して遊んでたら肝心のものが進んでいません。
おかしい。
今日ふと影月のイメージソングを思い出しただけで胸が締め付けられたこの愛に嘘はない。
ツンデレ姫香鈴への愛を再確認したばかりだ。
ならば何故だ。
……やっぱちょっとテンションが低いのであろう。
秘蔵のカンフル剤のアテはある。
『光降る碧の大地』だ。
ただ問題はききすぎるということなんだよな。


拍手ありがとうございます!
元気出ます!嬉しいです♪

H20年6月26日

すみません。
昨日から引き続きアルフヘイム(『妖精国の騎士』の世界)に旅立っておりました。
というか、文庫版の25〜27巻と続編の『Ballad』を買ってきたんで。
ちなみに通常コミックス版はたぶん40巻くらいまでしか持ってません。
そのあたりでダレたんで。
そして文庫では1冊も持ってなかったんだな。

同じ気持ちで同じ作家を見つめ続けるのは難しい。
何故なら、年月の中で読み手も変化(成長なりなんなり)していくからで。
好みだって変わったりするしね。

でもまあ、この物語の初期の頃は本当に好きだったし。
文庫は中山氏が持ち出しで書き下ろしもしているらしいので
最終に向けてどれだけ書き足されたか知りたくなって。
でもさすがに全巻揃える気力はありません。
後日譚の『Ballad』は存在すら昨日初めて知ったんだ。

文庫版は昨日読んだ分とほぼ重なるんですが、
さすがにボリュームアップしてまして、読み応えはありました。
でも、私の知りたかった謎は解明されていない……。
『Ballad』の方は。
「これで心残りはない……」
ある意味、感無量。
二十年来の願望が果たされたというか(笑)
それぞれ距離のある一国の国王と女王の結婚なので普通ならば色々大変……
だとは思いますが、旦那の方に卑怯手段(空間移動)があるから大丈夫か。
ただ、妙に画面が白い。
あと、ヒロインのローゼリィのドレスアップくらい、他の女の子にも力入れて欲しい。
宝石系のアクセサリーがひとつもないって、ウェディングシーン的にありえないと思うんだ。
しかも新郎新婦共に国王なのに。
ドレスがまだ可愛かったのと式の時のシェンが可愛かったからまあいけど。


で、何が言いたいかと申しますと。
アルトディアスから彩雲国に帰れません……。
たしかに最近はついていけなくなって疎遠ではありますが、
何十年とファンやってきたんです。
己の中に蓄積されてたものは存外に大きかったようです。
今思うと、昔熱愛していたアーサーロビン7世って、
影月と似たタイプだったような……?
ちなみに中山作品で私の中でベストに好きなのはそのアーサーロビンの話で
『リンガルの稜線』という作品です。
我ながら選びどころがちとマイナーな気もするけど。


拍手ありがとうございます!
すごく幸せです!

>朝の9時半ころに拍手コメントくださった方。

影香はやっぱり最高の組み合わせですよね!
大好きすぎて自分がこわいくらいです。

嬉しい!『魅魎暗躍譚』でのお仲間が!
ええ、隠岐と遠江、ちゃんとくっつぃて欲しくて。
だって、すごい気になるとこで切られてますもんねえ。
「事実上の許婚」なんて言われて、しかも物理的に離れられない状態のふたりで。
父王関係でこじれそうですっごく心配してから、もう10年ほど放置されてますか?
ちなみに、何の力もないはずの遠江が「邪魔」とわざわざ殺されそうになったのは、
彼女が隠岐の子供を産むんじゃないかとか、
その子が初代国王的に魅魎にとって無視できない力を持つからなんじゃないかとか、
色々妄想してたのにー!
……失礼いたしました。
前田先生、未完結作品のこれからの展開予定とかネタとかオチ集めた本でも出してくれないものか。
もうそれだけでもいいと思うのはこちらも末期なのでしょうか。
拍手とコメントありがとうございました!

H20年6月27日

まだアルフヘイムです。
ネットを彷徨って、読者の感想を読みふけったり最初はしてたんですが。
途中で二次創作にぶつかりまして。

で、先方様はよろずでいらっしゃったり。
そこに知っているジャンルもあればどうなるか?
……読んでしまいますよね。当然。
しかし、これまで行ったことのあるよろず系サイト様では私がすべてのジャンルを知っているのはないです。
あったらすごく感性の似た管理人さんだと思うんだけど。

でもやっぱり今読みたいのはローラントとシェンだと思い、
ネットの海を漂うものの、そう簡単にはぶつからない。
というより。無いと思ったほうが正解なのか。
2サイトさまが発見できただけでも僥倖なのか。
で、望みを託して巨大サーチにアクセスしたものの。
あまりの莫大さに怯え、つい彩雲国を検索してしまった小心者です。
うん。ただいまー(笑)

でもさすがに自分で書くほうへの切り替えはまだできなくて。
金魚すくい系はもう少し書きたいんだけど
残念ながら検索に時間かけすぎてタイムアウトです。
茶州メンバーとかで書きたいとか思ってますので近日中にきっと書くでしょう。


拍手ありがとうございます!
嬉しくて元気になります!

H20年6月28日

ファンタジーおたくな私は、『妖精国の騎士』を読んだことをきっかけに
脳内で自らの「ファンタジーとは何ぞや?」という考察に熱中していた。
実際に書いたらとんでもなく長くなりそうなので略。
延々と考えていたということは、きっと楽しかったんだろう。


うっかり入った本屋で、篠原烏童の『ファサード』15巻(新書館・wingsコミックス)をGET。
これはまあSF?の範疇?いややっぱりファンタジー?
あちらこちらの世界に時間も空間も越えて飛ばされてしまう青年ファサードと
彼と共生関係にある数名の人類外(たぶん)が先々で出会う人々(ばかりではない)と触れ合う物語。

篠原氏の作品を一言で表すならば「やさしい」。
もうね、本当にどの作品を読んでも胸が痛くなるくらいに「やさしい」。
ホラーだろうがスペオペだろうが、とにかくね。
どの作品もすごく好きだけど一番は『不法救世主』と『沈黙は星々の渇き』
うん、どっちも好きすぎて選べない。
あえて紹介はしない(長くなるから)けど、機会があったら読んで欲しいです。
ちなみに。
こんなに動物を描くのが上手い漫画家さんはそういないと思う!
デビュー当時から絵についてまったく不満のないお方である。
ガタイの良い野郎が苦手な私を海賊の頭に惚れさせた罪な人でもある。
あと。
女性陣もすっごく魅力的なんだ!
今回の『ファサード』のヒロインともいうべきウヅメちゃん(人じゃないけど)すげえキュート!
惚れる、惚れるよ!

で、そのまま脳内で『不法救世主』が展開をはじめてしまったので
諦めて視聴者になりきります。
(なんというか、枠のないコマ送り画面みたいなので、フキダシはない)
鈴の可愛さは異常だと思う……。


拍手ありがとうございます!
充電される感じです!

H20年6月29日

今日は早売りのジャンプ読んで、後は紫堂恭子の『聖なる花嫁の反乱』1を読んだくらい?
んで後はひたすら先日辿り着いたよろずサイト様の作品をむさぼり読んでました。
知ってるジャンルしか読めないけれど。
でも知ってるジャンルの場合贔屓CPが王道というかで安心して読めたり。
作品数が多いってすばらしい!
しかし、夢中になって読んでいたら空が明るい……。
心満たされて夢の中にダイブしようと思います。

……自分で書く方はどうした。

H20年6月30日

イメージはあるのに、まったく自分で書く方は進まないまま月末を迎えてしまいました。
あ、月末。
水無月(お菓子)食べ損ねた……(泣)

とりあえず、今書こうとしてる話は一朝一夕じゃ無理そうなので
コツコツいくしかないとわかっているんですけど、
結局のところ、テンションや集中力の問題だと思うんです。
ちょっと今、足りないんだと思います。
しばらくは携帯で一日数行ずつ進めるのがせいぜいかと。


で、のうのうと受身になる私。
見つけたよろずサイト様(複数)でここ数日で読んだジャンル。

十二国記・ヒカルの碁・犬夜叉・機動警察パトレイバー・朱鷺色三角形・
変幻退魔夜行カルラ舞う!・アイシールド21・鋼の錬金術師・ゴーストハント・
薄紅天女・銀魂・動物のお医者さん・創竜伝・テニスの王子様・etc
もちろん、彩雲国と妖精国もあれば真っ先に読んだ。
……意外に、広ジャンルOKだな、自分。
これでも原作未読分とかBLとか地雷CPは避けた結果なんだけど。

がっつりひとつのCPとかが読みたい場合は単独サイトが嬉しいけれど、
飢えていればひとつでもあれば嬉しいと実感しました。
でも、色々なジャンルを書ける(書き分けられる)人はすごいと思う。
私の場合、今はオリジナルすら書く対象ではないので余計に感心するのかも。
でもってオリジナルの場合、キャラクターよりストーリーと世界創造の方が大事だったので、
今のようにキャラ中心で書いてる自分が時々信じられません。
そう。
影香ほど自キャラを深く掘り起こしたこともなかったし。
もう影香妄想するのってあまりにも自然になりすぎてる(笑)
もしかしたら影香のことを考えてる時間の長さは、雪乃先生より多いんじゃないだろうか?
だって、先生は秀麗や他のキャラのことや先のことを考えないといけないし、
いつまでも影香のことばっかりは考えていられないだろうし。
……とか考えてみると。
まるで私のやっていることは脳内影香ストーカーなのではとか思ったり?


拍手ありがとうございます!
顔がほころびます!

>21時頃に拍手コメントくださった方

黎深の替え歌、お気に召していただいて嬉しいです!
何故だか「一休さん」がするりと出てきたんです。
二曲も作ったのは彼だけです。個性派は作りやすい。
今なら絳攸とか百合姫も絡めるんですけど、続きか別の曲も浮かんだら作ります。
替え歌は本当に衝動的にできることが多いので。
コメントありがとうございました!

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