〜日々是煩悩〜

1 H18年4月9日〜7月18日 9 H20年1月1日〜2月29日
(注:7月19日から10月22日まではなし) 10 H20年3月1日〜4月30日
2 H18年10月23日〜12月31日 11 H20年5月1日〜6月30日
3 H19年1月1日〜2月28日 12 H20年7月1日〜8月31日
4 H19年3月1日〜4月30日 13 H20年9月1日〜10月31日
5 H19年5月1日〜6月30日 14 H20年11月1日〜H21年2月28日
6 H19年7月1日〜8月31日 15 H21年3月1日〜5月31日
7 H19年9月1日〜10月16日 16 H21年6月1日〜8月31日
8 H19年10月17日〜12月31日

目次

   ←ツッコミ大歓迎
←ブログ らくがき帳

9月1日

防災の日。
しかし私にとっては辞令の日。
正式に配属先が決まったわけです。
で。珍しくフルメイク。堅い日なのでかっちり髪もまとめて。
すごい小顔に見えてびっくりした。痩せたせいもあるんだろうけど。

で、辞令に本社まで出かけて。
所属までまた戻ったんですが。
そのまま遊びに行きたいとの思いが沸々と。
だって都会(……)つーか街中がとっても新鮮。
そして長距離電車に目の前に停まられたりしたら、そのままふらっと旅情にかられたり。
行きませんけど行きたいのが本音。
ただ今日は暑すぎるからどこかで溶けるかも。
仕事中でも休みでも昼間に外にいないからね。

伊藤園のお〜いお茶ほうじ茶にリラックマのボトルキャップオープナーが付いていたので
コリラックマの2種類だけGET。かわいい。
が、使い勝手は悪い。これならボトルキャップの方が。

9月2日

まさかの2日連続寝オチだなんて。
さすがに疲れているらしい。
この波が引いたら……いつ引くのかわからないけれど。
少なくとも9月が終われば?


自家製本ネタ帳がどうやらとーっても嬉しいらしい(苦笑)
開いたり写したりしながら幸せ。
お手軽。
当初の予定だった天地21pの中くらいノートも仕切直しするし、
中身だけ豆本仕様に用意したのも作る予定だし。
製本ブームはまだまだ続きそうです。
俺、A3の硬質カードケースやっぱり買うわ。


本日、社用で外出したのですが。
電車の斜め前の座席に座っていた「男性」が。私と同じ携帯でした。
この機種持ってる人を見たのは初めてですが何も色まで同じでなくとも……とちょっと思いました。
SoftBankの922SH。横開きローマ字入力の通称インターネットマシン。
かわいい奴です。
桃子(とうこ)2号という名前を持っていたりします。

関係ないですけど、私、好きなんですよ。
我が最愛の人形大姫が薔子(しょうこ)。
中姫は鈴子という名ですが、当初の予定では蝶子(ちょうこ)になるはずでした。
しょ―う―こ、ちょ―う―こ、と―う―こ。
その他、きょ―う―こ、よ―う―こ、りょ―う―こ、なんかも。
つまり響きが好きなんです。
とうこ、は中でも特に好きで、別の人形に瞳子と付ける予定でした。
……結局、別の名にしましたが。


しかしこの外出は片道1時間を往復しただけのものでしたが、個人的にとても有意義でした。
電車の中でずっと『荷花』を携帯で書いていたからです。
帰りは座れなかったので立ったまま。
キーの関係で普通の携帯と違って片手では打てないのでどこにも掴まれなくてゆらゆらしてましたが。

そんなわけでようやく世間の夏休みも終わったというのに
「これから夏本番」な時期設定の話にエンジンがかかっていたわけで。
遅い、遅すぎる!
まあ、かからないよりはマシよねえ?

すっかり9月になってすっかり出遅れた感のある今書いてる『荷花』。
でも暦的に7月の話だし、
第一、去年だって真夏話の『氷晶の舞姫』アップできたの遅かったという実績(?)が既にあるわけで。
ちなみに『荷花』がアップできるまで、うちの目次ページの壁紙は蓮のままです。
壁紙変わる日をお待ちください。


ところで社用での外出も増えて。
思うのはビジネス対応のバッグが欲しい。
最低でA4、できればB4がはいるサイズでショルダー。
マチは10pは欲しい。
中仕切無し。
素材は丈夫で軽いこと。
そして最大の難関。
色はピンクで!

もう意地のようになって「持ち物ピンク化計画」をすすめているものだから、
ここまできたらとことんこだわりたい。
例え病的に見えても。

しかし、仕事の話が詳しいことがわかってくると、どうやら私のPCはないらしい。
訴えてはいるけど望み薄。
今私が借りてるPC持ってくわけにもいかんだろうしな。
それができたら一番なんだけど(使いやすいように辞書登録とかもしてるし)
所属が違うから無理なんだろうな。
自力で用意するしかないの?ならピンクのモバイルPCか???

ということで価格COMなんか覗いてみる。
目当てはSONYのVAIO、Wシリーズ。VPCW119XJ/P・W
B5サイズの愛らしい姿に一目惚れしたもの。
自腹切るならこだわってもいいじゃない?
でもまだそこまで(自腹切る)覚悟はできてない。

9月3日

メモメモ。
「特別展 道教の美術」9月15日〜10月25日。大阪市立美術館。
彩雲国というか影香書くのになんかヒントとかネタとか転がってそうで。


夕べも思いっきりPC前で爆睡してました。
身体が睡眠を欲しているものだと想われます。
しかし睡眠時間以外、削れないしねえ。


影月香鈴妄想劇場「頬擦り」「膝枕」「抱っこ」と続いて「おんぶ」の予定。
……だったけどちょっと変更。
精進あるのみ、だからこっちは。
お絵かきは難しいな、おい。


先日用意していたミニノートとか豆本用の生地の裏打ちしてみた。
豆本用しか成功してない……。
その豆本(厚さ違い2冊)は丸背に挑戦してみました。
……丸背の本ってかわいい♪
また作ろう。今度はもっと大きいサイズで。


ローソンの陰謀に負ける。
 おやつごろ ポテトチップ サワークリームオニオン味
 ロッテ カプッチョ ストロベリー
 ロッテ Airs バニラ
 チロルチョコ おすすめチロル(プリン、みたらし団子、ホットケーキ)
これら皆、リラックマ。
ポテトチップとチロルはコリラックマのを選んでるけど。
あと、かむかむレモンとか、グミキャンディーとかもあり。
指定のお菓子2個でリラックマのクリアファイルがもらえるんだって。
知らずに買って、もらって、また買って。
今回のは春のイチゴ、初夏の雲に続いて秋の夜更かし?
ナイトキャップ姿のコリラックマがキュートです。


新作予定の『荷花』ですが。
現在9000字弱。
当初の感覚では1万字の話とか思ってたので、まあトントンになるんじゃないかと。
書散らしてるのは会話文が主なので、行って1万2千くらい?
あんまり書くのに手間取るようならば唯一の隠し玉出します。
いや、『荷花』の後にアップ予定だっただけなんだけど。


好き管理人様(『少年陰陽師』サイト『花ごよみ』様)がBL向けバトンを素敵にNL対応にしてらして
激しく萌えたので、影香でやってみました♪

「受け攻めバトン」※女性向け表現含みます。

1.貴方が気になるのは受け攻めどっち?

惚れるのは野郎。だから通常は単品萌え。
でもCP萌えの場合は女の子の魅力次第。
影香は影月に惚れて、なおかつ香鈴が可愛くてしかたないから。


2.攻めで好きになるタイプは鬼畜or優しい?

影月は優しくて優しくて優しくて。そこが魅力ですから!
でも夜だけ鬼畜は激しくアリだと思います!
わざと焦らしたり言葉責めしたり……。
ああ、妄想が!


3.受けで好きになるタイプは淫乱or純白?

相手を一途に想うというのが好きなので、複数相手に……というのはアウトですが、
たったひとり相手にならば乱れまくってOK。
だから基本スペックは純白なのかもしれない。
染められてしまえば良し。


4.攻めで好きなキャラを3人上げて下さい

影月と陽月と双月で3人分ということで。


5.受けで好きなキャラを3人上げて下さい

香鈴、彰子、理々子


6.リバでもOK!!というCPを3組上げて下さい

リバ……その場合は香鈴×影月?
一度書いたからもういいです。まあ夢だけど。
基本的に積極的に責めるのは影月がいい。


7.想いが強いのは受けと攻めどっちが理想?

理想は互いに深く想いあってる、というものだから、
強さも深さもどちらが……っていうのはなくって。
ただ「自分の方が想っている」とか双方が感じてるという形で。


8.お疲れ様でした。それでは楽しい受け攻め語りが聞けそうな同士をなるべく沢山あげて下さい

お持ち帰りご自由に。
あ、でも先日リアルで楽しくお話させていただいた八雲様にはやっていただきたいと。
萌えのまま語ってください。

9月4日

今日はメールでお絵描きについて(?)やりとりしてたせいか、
文を書く<お絵かきな気分となってしまい……。

うん、自分、お絵かきの才能はまったくないわ。
でもいいの。楽しいから。


なので『荷花』はちょっとしか進んでいない。
まあ、書かなきゃいけないシーンだったからいいけど。

よそ様で、すごく可愛いちゅーのイラストを見る(他ジャンル)。
うん、ちゅーは萌えの基本だね!
だから、キスシーン入れようと単純に思う。
今回、入れてなかった。
というか忘れてた。
何故かというとえろはないけどほのめかしはあるから。
ある意味では濃いんじゃないかと。
もう照れはどこかに捨ててきた。
すべては萌えの神様のお導きのままに……。

眠すぎるので落ちます……。

9月5日

あ?
一月遅れで茅田砂胡のレディ・ガンナーを購入して帰りの電車で読みはじめたんですが。
途中の駅で電車が止まった。
「んー?人身事故でもあった?」
と呑気に続きを読む。

「この電車は当駅止まりです」
とのってた電車を追い出されてホームのベンチで電車を待つ。
火災らしい。
電車は何台も来たけれど、みんなこの駅で回送になった。
そして私は。
レディ・ガンナーを読み終わってしまった!
つまり。1時間以上待っても動く様子がないみたい。
まだ電車が動き出す気配はない。
振替輸送もあるみたいだけど混むし遠回りになるからいやん。
……とかも言ってられなくて、初めて降りた駅からほぼ勘で(だって暗いんだもん)
徒歩5分の別路線の駅に到着。
しかし電車があと30分来ない……。

待つのはいい。
しかしだ。
鞄に飴しか食い物がないのが問題。キオスクなんて当然あいちゃいない。
お茶持ってて良かったよ。
さて何時に帰れるかな?
こんな精神状態では書くこともできやしなくて、まさに時間の無駄。
それでも数行かいたし、空白部分のシーン浮かんだから完全無駄ではなかったかもしれないけど。

そうしてようやく電車に乗れたら。
寒い。とろい(各停のしかも各停への乗り継ぎだから)。
私は。無事最寄駅に着いたら。駅前のラーメン屋に駆け込むことを誓う!
滅多にないことで携帯でTV見たりゲームした利したので電池残量が不安になってきたオマケ付きだ!

ここまでライブで携帯で書いてました。
で、誓い通りにラーメン屋に駆け込み、スープまで残さずいただきました。
五臓六腑に染み渡るとはこのことか。
明日も仕事じゃなきゃ、ニンニク入れて食べたかった。

会社最寄り駅を電車が発車した時間、20時。
家からの最寄駅に着いたのが24時過ぎ。
疲れた。
寝る。

……ところで。
復旧未定だけど、明日の朝には直ってる……よね???
仕事行けないもん。

9月6日

昨日のダメージから回復していません。
夕べはいつもよりもうんと早く(当社比)就寝したというのに。
ええもう爆睡いたしました。
しかし起きる時間は一緒なのよね。

家を出る前に電車の運行を調べたら通常でしたのでルートを変えずに出勤。
いつ回復したんだろ? 作業した人たちは夜を徹して復旧させてくれたんだろうな。

昨日ほぼ1日過ごした会議室は、とてもとても寒かった。
今日、同じ場所で1時間ほど過ごしたんだけど。じっとり汗ばむほど暑かった。
極端なんだよ。
風邪をひけと言うのか!?


で、本日は何事もなく帰宅……する前に古本屋に。
そうしたらです!
なんと東洋文庫が10冊ほどいるじゃありませんか!!!
まさかブックオフでお目にかかれるとは思ってもおらず。
とりあえず『中国笑話選』を手にしたままぐるっとフロアを回って元の場所に戻ったならば。
まだ10冊近くあった東洋文庫、きれいさっぱりなくなっていた。
犯人はわかっている。
大量に本をカゴに入れてたおじさんだ。
迷ってた私が悪い。
しかしだ。
『楼蘭――流砂に埋もれた王都』は残しておいて欲しかった!!!
時代と場所が違うからと躊躇したのがいけなかった。

しかしとりあえず自分のものとなった『中国笑話選』ですが。
確かに箱に目立つ染みはあり、中にヤケもあるけれど。
めっちゃきれいなままの帯付き!
中のセロファンもきれい!
昭和39年発行初版の本なのですが、何より衝撃的なのが、
当時の定価が450円!
今、東洋文庫って3000円くらいするんだよ?
ワイド版なら4000円だ。
昔から内容は興味深いものばかりだけど高すぎてほとんど買えずにきた東洋文庫が450円。
物価が違うのはわかってるけど、それにしても40年でこんなにかわるものなのね。
……それを200円で購入してるんですけどね(笑)

改めて見ると、本の中でも硬派中の硬派な東洋文庫、いいです。
クラフト厚紙の外箱に朱赤の帯。
中の装丁は深緑の製本クロスで背表紙に金箔で書名等があるだけ。
そこに透明セロファンカバー。
花布、スピンはクロスと同色。
A6より大きくB5より小さい版形。B6だと思う。
版形は無理としても。
この装丁、真似したい。
いや、いつかきっとしてやる!
……装丁負けは目に見えてるけどね。
でもB6って、魅力的なサイズだなあ。
一段組みでも二段組でもいけるし。
紙を切ることさえできれば、自家製本なら作れるな……。


そんなこんなで、その手のジャンルに愛がこみあげて、
Amazon検索などしてみたのよ。
「中国 民俗学 文化人類学」
ざかざか出てくるのは性風俗でした。
確かにその中には以前からチェックしてる本もある。
しかし基本的に「あっけらかん」とした中国のその系統は、
私の目指すえろとは別の方向にあるのよね……。
調べると面白いけど。色々笑えて。


で、資料もいいけど肝心の……
ええと今日も数行しか……
でも負けない!(何に?)

9月7日

職場にはA3対応のレーザープリンターがカラー2台、モノクロ1台ある。
カラーは先日要修理の故障となってしまい、復帰したところ。
モノクロはカラーのいない間、それなりにがんばってはいたのだが、
カラーが帰ってきたら今度はこっちが仕様不可になっていた。
どこがおかしいのか聞いてみたら、給紙トレイの押さえが甘くなって紙送りができないんだという。
それって、手差しなら使えるということ。
カセット部分いらないから、本体だけでも欲しいなあ、と熱い視線で見つめる毎日です(笑)

ともあれ本格的異動はもうすぐとなり、
私は更に2kg減を目指す!
……それ、異動の目的と違う。
ただねえ、出勤時間がさあ、
これまでよりさらに!早くなるのが私には痛い。
そりゃ早く帰れるようにはなるんだろうけれど
一応そんなに近くないんだから、そのあたりも考慮……はまあ、仕事だから仕方ないけど。


『荷花』は本日も数行。
でもちょっと手ごたえを感じてきていたり?

9月8日

家に帰ったら寝落ちしてることに気付く今日この頃。色々MAXみたい。

私は酒飲みにずっと憧れてきた。
酒量は少なくてもいい。味のわかる大人になって各地の地酒を楽しむのだと。
「好き嫌い克服計画」は、ピーマンに大根おろし、しょうがにわさび、
いくらに雲丹、等順調に達成していった。
おかげで苦手な食べ物もないではないが、
かなり特殊なもの(納豆、肉の脂身)以外はたいてい食べられるようになった。
しかしこと酒は。
学生時代よりせっせと挑んだにも関わらずさっぱり飲めるようにならなかった。

私の酒量はグラス一杯。
ビール、ワイン、カクテルならば。それらは美味しいと感じることもある。
でもそれが限界。それすらも駄目な時もある。
近年の血液検査で肝臓が強くないと判明した。アルコールの分解、身体が苦手にしてたのだ。
そりゃ無理だわ。

しかし憧れは憧れとして今も存在し続けている。
絡んだり暴れたりしなければ酒飲みに対しては好意的である。
結局何が言いたいかというと。
今手元に二冊目の酒に関する漢詩の本があるのだ。
『壺中天醉歩 中国の飲酒詩を読む』(沓掛良彦・大修館書店)。

同じテイストの本を2冊も……とは自分でも思ったのだけれど。
でも著者の沓掛氏の文章はすごく!独特。好き嫌いの別れる文体です。
でも内容は好印象。
ただ個人的には蔡先生の本の方が好きかも。

まったく世界が違うけどオマル・ハイヤームの『ルバイヤート』もいい。
酒飲んで詩を書いて……は世界共通らしい。
詩人に酒は似合う。この上もなく。

んでだ。重陽と仲秋の酒話も書きたいんだが?
影月香鈴櫂瑜さまに燕青、あと葉医師と陽月の出てくる話。
……もう明日重陽じゃないか。
私の中では7月続行中なのに。

9月9日

別ジャンルでありながら。基本的な趣味の合うお友達と楽しくメールしながらも
水面下ではお互い自分のジャンルアピールを忘れないバトル(?)状態。
彼女が彩雲国にはまることはないと過去の経験が物語る。
たぶん私があちらにはまる可能性の方が高いだろうとも思う。

いやあ設定その他はとっても好みだと思うの。
小野不由美の『東亰異聞』がものすごくツボった私だ。
明治末期から昭和初期は好きな時代なんだ。

でも影月と香鈴至上主義なの。
ふたりしか書きたくないんだ。
ふたりだから書ける不思議。

人に説明しようと二人を客観視してみたならば。
そりゃ私がはまるはずだぜ、究極の組み合わせじゃないかと納得。
愛してるよ♪


影香パラレル妄想をしてみる。
すごいベタ。しかしはまる。
影月を腹ぺこ吸血鬼にしてみた。
やさしすぎて血を吸えなくて行き倒れになった影月を香鈴が拾って……という妄想。
ベタだけど楽しいよ!
香鈴にレバーとほうれん草を食べさせられているよ!
……思わずその世界の吸血鬼設定がなんかできていくのは気のせい、きっと。
ハロウィン合わせで書けたらいいなあ。
宿題溜まってますが。


吸血鬼ってロマンだよね!
エロスとタナトスの発露。
この萌えはまた機会あったら語る。

9月10日

そうして。
本日はうちの人形の大姫のお誕生日である。
できうる限り毎年盛大(?)にお誕生会をしてきたのだが(ドールのオフ会ともいう)
仕事の渦中、今年は無理。

文字通り(紙やすりで)磨きあげ、
その日のために用意したとっておきの衣装(自作着物なことが多い)を纏わせ、
大勢の着飾ったお友達に囲まれて、
それはそれでオーナーには眼福なひと時なのである。
うちのドール達はやたら表情が豊かで。
得に大姫はオーナー以外からもそう言われるほど。
猫同様、「可愛いのがお仕事」な彼女の表情はお誕生会の時に一番炸裂する。
「嬉しい楽しい幸せ♪」
まあついでに「可愛いのはあたし!」を振り撒いているのだが。
うんうん、お前は可愛いよ。
まさに掌中の珠。
埋め合わせしてやらないとなあ。


途中中断していた文庫ハードカバー自家製本を再開。
といっても印刷しただけなんだが。
それが失敗に次ぐ失敗の嵐。破棄された紙は50枚以上。
んなことしてりゃインクもすぐなくなるってものである。紙もね。
今回本文の歪みを徹底的に廃除しようともしたせいなんだけど。
あと印刷してから二重(“”)が縦書き仕様になってなくて何箇所も直したし。
画面を目で追ってるだけじゃ気付かないものなのね。
だからようやく本文印刷が終了してほっと一息。
これが第6集。あと2冊なんで最終第8集の印刷もしてしまおうと思っている。
第7集は書き上がってないから(汗)
がんばって書こう(自己暗示&発破)

風呂で寝てしまったのでもう寝ます。

9月11日

朝の通勤徒歩ルートは神社の境内を通る。
それは私にとって「うきうき猫ウォッチング」の時間でもある。
猫多いんだ。猫おばさんもいるらしいが近所で飼われているらしいのも混ざっている。

さてここ半月弱、毎日顔を合わせる猫がいる。
トラ猫なんだが大人になりきってない推定生後半年のにゃんこである。
成猫は成猫で、子猫は子猫でそれぞれ可愛いが、この中途なボディバランスもたまらん可愛さ。
先日など神社の石の杭(?)2本の間にいた。前足と後足は違う杭の上。
思うんだが進退窮まってたのではないかと。
朝のタイトな時間でなければ助けてやったものを。
微妙にドジな猫は可愛いのう。
翌朝、トラは何食わぬ顔で神社にいた。自力でなんとかできたのかは謎。

そしてその数メートル先にトラと同じサイズの黒褐色の猫発見。
兄弟かな〜とほのぼのしてたのですが。
さらにその翌日、黒褐色の猫は2匹いることが判明。
さらに翌日……というか今日。同じサイズのブチ発見。
結局、4兄弟なの???
でもやっぱり一番顔を合わせているトラが愛着ある。元気に大きくなってほしい。


さて猫といえば。
香鈴ちゃんはとっても猫っぽい。
「べ、別に遊んで欲しいわけではありませんのよ!」
とか一生懸命振る舞ってるのに目が遊具を見てたりしそう。
毛並みのよい血統書つきのお嬢さま猫。

影月は限りなく犬っぽいが、もし影月も猫ならば。
由緒正しい雑種であろう。長毛混じりの微妙な配色。

で、自分が飼い主として影月香鈴の擬人化ならぬ擬猫化をしてみる。
香鈴にゃんこにめろめろでれでれな日々を送っているがある日影月にゃんこを拾ってしまう。
ガリガリに痩せた子猫で香鈴より半年ばかり下。
警戒に警戒していた香鈴にゃんこ、影月にゃんこを見る度にシャー!とか威嚇していたのだが、
フレンドリーに懐いてくる影月にゃんこに根負け。
「わ、わたくしの方が年上なんですもの。面倒をみてさしあげないと!もう!どうしてそんなに不器用でいらっしゃるの!」
棚から降りられなくなったり、ドアに挟まったりするであろう影月にゃんこをほっとけなくなるんだ。
やがて二匹で毛繕いしあったり、一緒に丸くなって眠っていたりと飼い主を眼福に誘い、
おおいに写真を撮らせまくることだろう。

……二匹まとめて飼いたいー!
ちなみに完全室内飼い。
擬猫化もええのう。

9月12日

もう売り切れてしまったかと半ば諦めていたものが入手できた。
関西は発売が遅かったのかもしれない。
食玩のうちだろう。
カップヌードルとガンプラのコラボ。1/360のプラモデルがついているのだ。
ガンダムとシャアザクは売り切れだったけど最初からのターゲットだったザクがあったからいいの。
いやシャアザクでもいいんだけど、プラモデルって汚し塗装をしたい。
でもシャアザクだと汚し塗装に抵抗が……。
ちなみに全4種類の最後はドム。嫌いじゃないがザクほどの愛はない。
絶対連邦よりジオンの方が色彩センスはいいと思う。
しかしお台場の実物大ガンダムは見たかったなあ。解体残念。
お台場の守護神にしてしまえば良かったのに。

巨大なものと言えば。
今大阪の大川上に風呂場の玩具を超!巨大化させたようなアヒルがいるらしく、それも見てみたい。
すごいシュールだとか。でかすぎて。
天満橋下車して……とかちょっと本気で見学したいみたい。

9月13日

私ほどくやしがりながら読んでる奴は少ないだろうな、と思いながら読んでる漫画があります。
「かもすぞー」で有名な『もやしもん』。
醗酵食品に苦手なものが多く、酒が飲めないから。
両方好きだったら今より楽しく読める気が絶対する。だから悔しい。
体力的心配と朝に弱い自分では、おそらく農大ライフは無理だろうけど楽しそうなんだな。
特に最新巻の地ビール祭なんか参加したい!って思う(……しても飲めないけどさ)。
主人公の影の薄さは際立ってるし、樹教授は怪し過ぎるし、螢の事情(?)はさっぱりだけど。
そして菌たちよ。あんまりかもさんでくれ……。
主人公の視界がこれほど羨ましくない話はない。見えない方がたぶん幸せ。
でもふと思ったんだが。インフルエンザが見えるんなら新型判定もできるのでは!?
そしたら便利よね、周囲が。


ちなみに最近読んだ漫画を羅列。
『っポイ!』最新刊。ああ、ようやく受験から解放かあ。
『ちはやふる』最新刊。かなちゃんの立ち居振る舞いにうっとり。
『ピアノの森』最新刊。あじの(だっけ?)ってもうカイの父親だよなあ、と思った。

9月14日

ここ数日、腹が立つくらいネット接続が悪い。
接続できるようリダイヤルを何時間も続けながら何をしているかと言うと、
懲りずに自家製本だったりする。
うん。もう私の中で自家製本は趣味として確立したわ。

まず、見る度に不出来さに不快になっていた『反魂譜/氷晶の舞姫』の表紙をむしり取りました。
で、白地に水色の涼し気なプロヴァンス風プリントで作り直し。
次いで印刷と背固めまでで放置してた自作シリーズの6冊目の表紙も作る。
結果、『反魂譜/氷晶の舞姫』はうつくしく生まれ変わりました!
ちと今だと涼し過ぎる気もしますが。
裏打ちもごく1ヶ所だけ浮きがあるけどすごく許容範囲。
そして第6集は。過去最高の出来!
もう98点をつけよう!
100点満点はありえないと思っているのでおそらくこれが最高得点になるかと。
ああ、これでスピン(栞ひも)が付いてたらもっといいのに!
でもこのシリーズは付けずに作ってきたので付けません。

さてクリスマス/バレンタイン連合の第8集の見直しをせねばなりません。
ただ、これいつも眠くなるラインナップなのよね。
そして飛ばされる第7集のためにも、『荷花』を早く仕上げねば。
正直、仕事に追われて余裕がないのでモチベーションが逃げ気味なので煽っていただけると嬉しい。

9月15日

今日も今日とて接続できねえ!
なので携帯に書き溜めて送った日記もPCで受け取れない状態。

で、何してるかというと携帯でモノクロレーザープリンターを色々調べている。
オクもしばらく見てたけど、初心者は新品を購入すべきだろうと結論。
いややっぱり1万円にも満たないで出品されてると魅力的じゃないですか。
でもそんなものには罠があると、この短い期間で悟りました。
評価の内容が怖いことが多くて。
ジャンクを修理できるんならいいのだけど無理だし。
中古も今後の耐久性がわからないし。
新品でも純正トナー込みで2万も可能なんだ。
ただ私の希望は「モノクロレーザー」で「A4」で「両面印刷」なのでちょい越すと予想される。

でもプランたてても購入に踏み切るのは無理でしょう。
でかいから。
置き場所がさっぱりありません。
本気で購入する気なら部屋の大掃除からはじめないと。
あと、自力で動かせるものじゃないと困る。
重量、あるんだよねえ。軽く10kg。
設置するの自力だから。そんなことで腰を痛めたりしたくないし。
PCのメモリも増設しなきゃ動作に不安あるし、電力消費も大きいらしいから。
レンジとポット湯沸かし同時だとブレーカー飛ぶ我が家では厳しい、かも?
だからいつの日にか憧れのワークステーションは夢のまま終わるのかもしれない。


9月1日から15日までに拍手くださった皆様!
あなたがたは私の心の支えです!
本当に感謝しています!

9月16日

ああついに16日を迎えてしまいました。
実は自分で決めていまして。
9月15日までに『荷花』が完成しなかった場合、先に隠し玉をアップすると。

そんなわけで『若き三日月の宰相と金の蠍の姫君』をアップいたします。

好き嫌いが分かれるとは思いますが、これは彩雲国を舞台にしていない完全パラレルです。
アラビアンナイト風の世界の影月×香鈴のお話。
ええ、影月×香鈴なんですよ、大前提は!
注意書きにもっと詳しく書いておりますので興味ある方はリンク先をクリック!
ただし、完全18歳以下、高校生までは禁止とさせていただきます。
うん、久々にというか、おもいっきりえろ度は高いです。
大人のための童話なんでえろくていいんです(開き直り)。
大人にこそ甘い童話は必要だと思うのよ。疲れてるから。
で、大人の女性で興味持って読んでくださったなら何か一言でいいので感想いただけると嬉しいです。
何せ6月後半をこの妄想に狂い奪われ、7月上旬に萌えのまま一挙に書き上げ、
その後も公開してないのをいいことに、しつこくしつこく推敲し続けた言わば執念の1作でございます。
ねっとりとした濃厚さと影香ならではの純愛を絡ませた極甘(ただしお酒たっぷり含む、みたいな)
スイーツをお楽しみいただければ幸いです。

ちなみにこの話の原案は『宴でひとり』の音々様です。
許可いただいて書かせていただきました。多謝♪


でもまだ『荷花』、諦めてないもん。一応今日、久々に2000字ほど書いたし。
負けない。
だから目次ページの壁紙は蓮のままなんだ。

9月17日

ようやく。ようやく!
『藤城清治 光と影の世界展』(京都文化博物館)に行くことができました!
8月1日から始まったのに今頃なのは訳があって。
とりあえずこの手の展覧会、土日祝日そして夏休みを避ける。避ける。徹底的に。
混んだ会場を避けるため。
だから9月を待ってたんだけど、まるで悪意があるかのように月曜日に休みのことが多く。
月曜日は美術館や博物館は休館なのだよ…。

もし行きたい人は23日までなので急いで!
そして展示数がとても多いので時間に余裕持って行こうね。
私のように閉館1時間前になんか行っちゃいけない。
駆け足になるから。

とにかく、可愛いは、綺麗だは、そして愛しくて懐かしい。
会場に来ていた人たちの表情が皆穏やかだったのが印象的。

藤城清治と言えばとんがり帽子の大きな目をした小人。
こいつがもう、キュート!キュート!キュート!
だがしかし藤城氏の猫と猿がとても愛らしいのだ!
反則なまでにこの人の描く動物は可愛すぎる……!
西遊記の孫悟空、もう魅力いっぱい!
ちなみに三蔵法師の横顔は静謐に美しい。

モノクロもすごくいいんだけど大半を占めるカラーは。
鮮やかな配色を黒が引き締めて、独自の世界を作り出している。
使用されてる色数はとても多いんだけど生み出されるのは濁りではなく。
ぶっちゃけサクマのフルーツドロップ。缶に入ってカラコロ出すドロップス。
きれいで、甘くて、懐かしさを呼び起こす。

ところで会場内で特別な展示をしてあった作品が数点。
絵の前に水を湛え、水面の左右の壁を鏡にしているのだ。
右に左に上下に、どこまでもどこまでもその幻想的な世界が広がっていて吸い込まれそう。

もうひとつ、モチーフに多様されるグランドピアノが素敵。
さっき書いた水と鏡の仕掛けある展示のひとつ、水面上に赤い透き通ったピアノが置いてあってさ。
「ドール撮影に使いてえ!」
と咄嗟に思ったのは内緒である。
幼っ子に実にいいサイズなんだけどなあ。

んで残念ながら時間切れで売店に急ぐ。
……そりゃ最近美術展とかご無沙汰だったよ?
でも図録が3000円越えは高いよな。
買ったけど。じっくり見られなかった分もね。
会計する時、あんなに何度も「重いです」って言われたのも初めて。
いや図録は重いもんだよ。
いい紙使ってカラー多いから。
ただちょっと思う。
図録のサイズ、全国共通の同じに統一して欲しい……。
図録まとめて置くとサイズばらばらで大変だから。


かまたきみこのコミックス3冊同時発売!?
とりあえず『KATANA6 胡蝶』だけ連れて帰りました。
アキラ不憫な奴……。
でも贔屓は襲♪

で、実はコミックス専門店だったので他では買えないルルル文庫を。
『封殺鬼 鵺子ドリ鳴イタ5』ようやく購入!
売ってないんだもん。
しかし。ドラマCD付きの文庫とは予想外。
聞くの面倒だから未聴のドラマCDがどんどん貯まっていく……。


なんか昨日アップしたせいで、またもやアラビアンパロ熱があがってる。
思わず勢いのままに書いたこの分類に困る2000字短文をどうしたものだか。
なんとかなりそうなら本文のおまけにでもつけてみます。
いや、ちょっとした逃避も兼ねてるのは自覚。
提出書類を今晩中に作らないといけないのにやりたくないから。
きっと明け方に泣きながらやるはめになるんだろうけど。

しかしあれだけ推敲したのに今頃誤字見つけるなんて……。
発見されたら教えてくださいね!
誤字脱字の根絶目指してますから!

そしてしつこく『荷花』のためにあるものを購入してみた。
でもこれ、どうするの?


>9月16日23時台に拍手コメントくださったMさまへ反転でレス。

座布団いただけるですか!わーい♪
でも正直、「彩雲国」が「シャイウーン国」になった時に本格的に話が動きはじめたんです。
世界が違うけどベースは彩雲国だってわかるでしょう?
「さ」が「シャ」に変換ということで。あとはあんまり変えてませんけど。
茶州の琥lで「シャーコレン」、紫州の「貴陽」で「シキヨッド」(バクダットを意識して)。
劉輝の「アル」だけは接頭語みたいに雰囲気出しのためにくっつけましたが。
櫂瑜様に至っては完全にお遊びですが。本名短いのがいけない。

えろはね、淫靡系がはまるかなと思っちゃったんですねー。
アラビアンナイトだから(?)派手に行くぞ、と。
なんか勢いついたのでいつもより多めです。
じっくりねっとりいきたかったみたいで。
腕が追いついてませんが(要課題)。

らぶは基本、らぶは正義。
まっすぐ一途だけどどこかソラ恐ろしい純愛(?)です。
そういうのって受け手も影響受けると思うんですね。
自分を好きでいてくれる相手って嫌いになるより意識しちゃうと(例外もありますが)。
防衛本能もあるかもしれませんが、結局上手い具合に納まってそれでよし!

ということでお楽しみいただけたようで嬉しいです!
コメントありがとうございました!!!

9月18日

『ちょっと江戸まで』(津田雅美・白泉社1〜2巻)が最近のお気に入り。
ゆるさが気持ちいい。
津田氏の絵や作風でガチガチの時代物は合わないと思うけれど、
平成まで続く江戸時代……。
この発想には脱帽。
さぞかし太平につぐ太平であろう。

鎖国はしてなさそうだが異人の影はない。
今後出てくるのかもしれないけれど。


さて日々秋らしくなってまいりまして。
秋といえば仲秋。
秋の酒話をもう少し具体的にしようとして、
私は大きな罠に落ちていることに初めて気がついたのです。
重陽の節句と仲秋の観月のオムニバスな話にしようと思ってたんだが。
重陽は9月9日。勿論本来は旧暦で祝う。
さて仲秋は……旧暦だと8月15日。
つまり、重陽より仲秋が先なんだ。
普段の生活から重陽が先だと思っていたんだよ(恥)。
……構成やり直しだあ。
新暦カレンダリーが悪いと八つ当たり。
思い込みって危険。
でも書く前で良かった。

9月19日

ジャンプ購入。
ブログ、ネット接続不安のためさぼりまくり。
まあいいけど。

皆川亮二の宝石バトルアドベンチャー(?)を読む。
予想してたより面白かった。
ただね。
皆川氏の唯一の欠点は女性キャラのビジュアルだと思う。
そしてエスメラルダは苦手なタイプなので、このコミックスはきっと買わない……。



>19日午前0時台にコメントくださったMさま。

かまー先生はいいですよねえ!読むと胸があったかくなるんです。
どれも世界観がしっかりしていて、キャラたちがちゃんと生きてるから。
『KATANA』も大好きですが一番は『空中飲茶飯店』!
甘えっ子の銀髪少年が贔屓……とか置いといて、あの世界のお話はまた読みたいです。
メールは……ちょっと勇気が必要。
でももっと人気が出てメジャー誌にも進出されてもいいと思うのですが。
同じものを好きな方がいらっしゃるのは嬉しいですね!
コメントありがとうございました!

9月20日

休日。
当然の如く惰眠を貪る。
至福……♪

わずかばかり起きている時間にしたのは自家製本。
一目惚れした布を使ってアラビアンパロをA6ハードカバーに。

正直に告白すると、私がアラビアンパロを自家製本したのは初めてではない。
というより最多の製本してるのはコレ。
話が独立してるだけに使いやすいというか。

で、より完璧を目指して製本を重ねてきたわけだが、
今回は、超!お気に入りの生地を使用。
お気に入りの生地なだけに出来上がった愛しさは格別。
この生地やっぱり大好きだ!
一目惚れして忘れられなくて結局買いに走ったのさ。
オペラピンクというか牡丹色というか、とにかく私の大好きな色で。

今回はエプソンの両面紙を使用。
ページが200ないのに厚みをもたせたかったから。
面付けがうまくいかなかったのでA6にちまちま切って両面に印刷。
歪みはなかったんだが、メモ帳使用よりも滲みが気になるのが欠点。
プリンターがCANONだから相性悪いのかな?
ああでも。
完成品を見ているだけで顔が緩む。
この生地買って良かったなあ。

9月21日

田中淑恵『ステーショナリーと小さな本 私だけの一冊を作る』(文化出版局)購入。
この人の本は綺麗なんだ。
しかし作り方が不親切。
これだけじゃ初心者は作れないよう。

ずっと持ち歩いている『もっと自由に! 手で作る本と箱』は
作り方は親切なんだが地味。一冊目はもっと地味。
だからいい本だとわかっていても買いなおす気にどうしてもなれない。

まあ基礎は抑えたと思うので、見た目のよい本に流れてもいいんだけど。
それに自家製本ならではの凝った本、
こんなの作りたいって気持ちが膨らむのが大事なわけで。
つまり、買って間違いではなかったわけか。
でもやっぱり、あんまり凝りすぎたのは無理……。
憧れるけどねえ。

9月22日

疲れているのか甘味が欲しくなる。
そんな時に食べた団子がすっごく!美味しかった!
餅がやわらかでふっくらしていて!
おまけに焼きたてだったからねえ。
大きいのに軽く何本でも食べられそうで危険すぎる。
食欲の秋到来である。
年中、食い気は旺盛ではあるのだけれど。
ああ、しかしあの団子ははまりそうだ……。

9月23日

眠くて死ねる……。
なのに何故、自家製本始めるかな自分?

まだ本文を打ち出して背固めまでしただけだけど。
ちなみに第8集。
飛ばされた第7集は夏のホラーと今まだ書いてる『荷花』を入れる予定ではあるのですが、
『荷花』を書き上げたとしてもまだページ数が足りないような予感。
書き上げないとわかりませんが。

その『荷花』、構成がまずいんじゃないかと。
つか、影月の出番が後半にならないとない。
影月が出てこないとらぶらぶには当然できない。
モチベーションが落ちてるのはもしやそのせい?
香鈴メインの話ではあるのですが。
もちっと、せめて単独でも動いてもらうか。


そうしてうだうだ考えながら、頭の片隅で「夏ネタまだなんかあったっけ?」と脳内ネタ帳を繰る。
自家製本シリーズは200ページにプラスマイナス10ページくらいにしたいから、保険に。
夏ネタ……は、肝試し(?)と舟遊びが一応ある。
しかし前者はドタバタなんで相応しくなく、後者はシーンのイメージがあるだけで動きがない。
さてどうしたものだか。

『荷花』は1万字程度の話の予定なんだけど。
際限なく会話させてりゃ字数は稼げるけど、話が求めてくる長さというものがやはりあって。
そのあたり見極められればね。
とっとと書き上げるのが1番ではありますが。

9月24日

第8集の仕上げ。
花布と寒冷紗貼り、生地の裏打ち等。
この生地だと失敗すくないなあ。
ともかく中身はまだだが第7集が出来れば終わり。
そしたら全部が入る箱をつくるのだ。

……ということで近頃箱のデザインに余念がない。
普通に入れるだけならデザインも何もないんだけど蓋をつけるの。
観音開きで。
留め具をいらないピアスで作っちゃおうとか、ステンシルに挑戦するとかラインストーン貼りつけるとか、
色々考えるのは楽しいです。
実際に作りはじめてしまったら不器用故やっつけ適当になるやもしれず。

それより絶対厚紙が足りない。買い足さねば。
私が自家製本に使用してるのは板目美濃表紙。
A4が10枚入りで売ってるのを発見したのでもっぱらこれ。
ボール紙よりしっかりしてるし。
ただ厚みが足りない(1ミリ)ので二重にして使用。これで2ミリ。
製本の本でもカルトナージュの本でも厚紙は2ミリ推奨なんだが、そんなもん普通に売ってない。
通販ならできるけど紙の通販は送料が怖くて二の足を踏んでいる。
梱包がばかでかくなりそうだし?

そして通販ならばあれもこれもと一緒に買い込んでしまいそうなのよね。
製本クロスとか。書籍用紙とか。
あと縁飾りとか。
製本関係は小物も道具も私の好きなものばっかりで。
だから完全趣味に昇華(?)したのかも。
楽しいよう。

9月25日

なんだかんだで豆本が作りたくなった。
田中淑恵氏の本のせい?
メモ帳じゃなくて中身のある豆本がいい。
去年だかにはまった時よりは腕も上がってる気がするし。

……となると、うちで使えるのは童話パロ?
それなら童話シリーズの生地使っても違和感ないよね。
手持ちはアリスとシンデレラ。
……どっちも影香では書いてないけど。
いっそ書くか。影香でアリスとシンデレラ。

アラビアンパロの製本が目茶苦茶満足なので、それのまったくミニ版でもいいかも、とかも思う。
実は同じプリントの色違いもある。
色違いの同サイズもいいな。
同じ本ばかり作ってどうする、と自分ツッコミ入りますが(笑)

ただ豆本になると用紙の厚みも気になるから、またいつものメモ用紙を利用して。
専用の箱も作ろう♪
美濃表紙ならプリンターに通るかしら。
箱はぐっとシンプルでいいと思うので地色とかそのままでタイトルだけとか印刷したい。
東洋文庫の箱みたいなのがいいんだ。

作るんならA7が作りやすいけど可愛いのはA8?
……わたし、本当にひとり遊び得意だわ(笑)
まあ昔から本と紙と鉛筆持たせてたら楽しく遊んでたし。
三つ子の魂、馬鹿にできん。
お姫様好きもアラビアンパロ書いて再認識してしまったし?
ちなみに王子様好きはあんまりない。ヒーローは魔法使いがいいなあ。


とかさ、帰りの電車で日記書いてて。
その気になって何のビジョンもないまま影香アリスを書きはじめたのはかなり馬鹿だと思う。
でもって、夢中で書いてたら。終点だった。
よもやそこまで集中していたとは……。

そしてこの際告白しよう。
私はルイス・キャロルのアリスをまともに読んだことがない。
わーお。

まともに、というだけで中身はもちろん知っている。
ディズニーのアニメは見てるし、子供向け絵本も読んだ。
何故か無謀に原書に挑戦して敗れた高校生だったこともある。
周辺書評は読んでるし流れも登場人物も把握してるし。
アリスというと「牡蛎の坊やたちって美味そう……」と思う。
生牡蛎好きなんだ。
テニエルのイラストだって模写したこともある。
でも原作をちゃんと読んでない。
ドジスンおじさんが痛いろりこんだったから……ではたぶんない。
ナボコフの『ロリータ』読んでるし。
単に機会を逃してしまったから、なのよ。
ちなみに似たような経緯でブラム・ストーカーの『ドラキュラ』も数年前にようやく読んだ。
面白かった!
さて私は影香のためにアリスを読むべきか否か?


終点まで行ってしまったので戻るのも面倒でそこで下車。
ここからでも帰れないことはない。歩いたって1時間弱だ。
で、せっかくなので大型家電ショップへ。
楽しいよねえ、家電ショップ。
いそいそ見に行ったのはモノクロレーザープリンター。
ああ、でかい。でかいよママン。
あまりにコンパクトなのでOKIにうっかり心奪われてしまった。
これなら自力で持って帰って設置できるなあ、とか。
しかし買うならばCANONかBROTHERと決めている。
トナーやドラムが入手しやすいから。
これって重要よ?
値段とサイズと機能ならBROTHER一択なんだけど。

いや、買わないから(笑)スペース捻出困難だし。
だからPLUSの断裁機だって諦めた。
12キロもあるんだもん。安くても3万くらいだし。
それだけ出すならモバイルPCを。
いやメモリ増設が先か。
いやいやデジ一だって射程内だ。
……つまり実際には限りなく購入する予定はないんだ。
いやあれこれ妄想するのは楽しいねえ。

ちなみに初めてポメラの実物を見た。
画面は思ってたより小さく、キーボードは触った感じ問題なく使えそう。
だって愛用の携帯より大きいもの。
こっちはねえ。ピンクがあったら本気でヤバイ物。
でも今なら同じ金額出すなら場所作ってモノクロレーザープリンターだとも思う。
つまりこれも買う予定はさらさらないのでした。

だってまだこの携帯(インターネットマシン)1年しか使ってない。
最低3年、できれば5年は使い倒すつもりだから。
携帯ならではの良さもあるしね。
もう五十音順でメール打てないさ。
買い替える時はWILLCOMしか選択の余地ないかもね。


帰宅してこれまで書いた童話パロの書式を変更してWordに流し込んだ。
……のはいいんだけど、これこのままじゃ印刷できない。
A6以下の紙をうちのプリンターが印刷してくれないから。
一応A8の本目指してるんだけど、そうなると割付(というの?)を工夫しないと。
っていうか、もしやWordだけでは無理なのか???
もうちょっと勉強してくる……。


>25日午前9時台にコメントくださったAさま

ちゃんと覚えております♪
アラビアンパロ、読んでくださってありがとうございます♪
アラビアンでも「らしさ」が出ていたら嬉しいです。
音々さまの日記を読んで「これは嵌まる!」と妄想のまま書きなぐりました。
この影月、黒いよね〜とか思いながらも「状況によってはしそう?」と突っ走りました。
たぶん私は影香を愛し過ぎてて、例えパラレルであっても影香じゃないともう意味がないんです。
だから琥l劇団のパラレル公演はこれからもやってしまうと思います。
自分のオリジナルでさえ影香ほど掘り下げて書いたことないですから。
何度も読んでいただけるなんてものすごく幸せです!
書くのは遅いですが、お楽しみいただけるものが書きたいと思います。
コメントありがとうございました!

9月26日

何か間違ってる気もしないでもないが、
影香アリスのために『不思議の国のアリス』を買った、読んだ、面白かった!
とカエサルじゃないっつーの。
購入したのは新潮文庫。
これしか見つからなかったとも言うけれど。
イラストがテニエルのじゃなかったのが残念だけど、訳者が矢川澄子氏だったから文句はない。

私はこの人の訳したポール・ギャリコの『ジェニィ』をボロボロになるまで読み倒した過去がある。
猫好きならばぜひ読んで欲しい名作だ。
表紙イラストがこれまた好きな味戸ケイ子氏だったんだよなあ。
あの柔らかい色合いが大好きなんだ。
画集も持ってたんじゃないかなあ、確か。

『アリス』に話を戻して。
……やはりちゃんと読んでおくものだなあ、と。
自分の中で確立されていた『アリス』とは別物だったナリよ。
そしていかにディズニーの影響が大きかったかを実感してしまった。
あのアニメの絵の絵本が身近にあったんだよ、昔。
今でもその時のイラスト(?)がくっきり浮かんできてしまう。
ちょっと読むのに邪魔だった。

そして、自分がとても邪道な読み方をしているとも自覚。
だって読みながら影香アリスに使えるか使えないか取捨選択無意識にしてるんだもの。
さて無事活かせるかな?

ちなみに私による影香アリスは。
無駄にオールスターキャストになりそうです(笑)
原作読む前にあらかたの登場人物はキャスティングしてたんで。
2,3決まってないキャラもいるし、どっちのキャラを持ってくるか迷ってる登場人物もあるけど、
最初に決めた7人(多い!)は変えられないぜ!

んで、影香アリス、続きをちょっと書いてみる。
うん楽しい。
だから当分、蓮の壁紙は変えられそうにない……。


なんとか割付に成功した模様。
最初、とんでもなく失敗したけど。
そして割付表がないとどうにもならない。
とりあえずこれまで書いた童話の影香パロのみA7で印刷できた。
これだけで160ページ。
豆本にしてはぶ厚いものになりそう。
ただし、我が家ではこれが限界。
Word様が8pt以下の文字サイズを受け付けてくださらぬ。
ミスプリントした分が何故か小さい字になってるんで、何か方法はあると思うのだけれど。

しかし『荷花』にしろ『アリス』にしろ、
自家製本したいから書くて、激しく本末転倒だなあ、とか自分でも思うのだけれど。
でも書いて楽しく、どうせなら自分以外の人にも楽しんでもらえたら嬉しいから、
基本的に例外だったアラビアンパロ以外、うちには一切の隠し玉はございません。
常に在庫なし!
……それはそれでどうかとも思うのだがどうよ?


>26日にメールフォームにてコメントくださったYさま。

もしや…某さま?

うわーうわーうわーっ!!!
穴があったら入りたい! なかったら掘ってでも入りたい!
でも掘れる地面がないので床をごろごろ転がっております!

うわぁ本当に恥ずかしい!
ご指摘大感謝でございます!すっかり記憶から抜けおちておりました!
影香シーンと若手医師の手術立ち向かいシーンばっかり読み返していたせいでしょうか。
何にしろお恥ずかしい!
しかしあの話はもう弄れないので姑息ですが名前だけ変えての対処とさせていただきます。
麻憬散、とでも。
長台詞の影月にも謝りたい。ごめん。
でも本当に指摘いただけなければ気付かなかった可能性も高く……。感謝してもしきれません。
もっとちゃんと原作読みます!
思い込みって危険。ただでさえ記憶力悪いし。

出戻りって、ちょっと違うような?
興味の対象が移るのは自然なことだと思います。
でも私の場合、もう影香に取り憑かれているのでマイペースに更新していくつもりです。
なので思い出された時に来ていただけたら、
いつでも雰囲気変わらずに在り続けるサイトを目指しています。
今回は本当にありがとうございました!

9月27日

わざわざA7サイズで童話パロの原稿(?)をWordで作ったのよ。
それで既存分だけ印刷したのね。
いつもほぼモノクロの本文だけど中表紙とページ番号を大好きなローズにしてみたり。
なかなか可愛いと、ひとまず満足してたんだけど。ふと。
「あれ? もしかして1枚に何ページって指定したら更に小さくなるんじゃない?」
……割付またして、ちょっと印刷。
できた。A7で4枚、両面で8ページ。
すなわち無理だと思っていたA8が実現。
うれしくなって全部印刷する。

ただそれを上下2枚に切り離すのが、どうにも汚くて。
だから揃えようと思ったのよ。
しかし豆とは言え160ページを一挙化粧裁ちはどうしても無謀だったらしく事態は更に悪化。
結局、1枚1枚印つけて切ったさ。
せっかくローズにしたページ番号なんざほとんど切れて残ってないや。
最終的に天地は66ミリに。

ちなみに、じゃあA4に割付もできるはずだよね!
……せっせと割付表作ってさ。チャレンジしたのよ。
1/16取れるからA4なら5枚で160ページ印刷できる!……はずだった。
裏側の割付、まちがえたあっ!
やり直そうと計算しなおしてたら寝落ちしてましたとさ。

9月28日。

本当は書籍用紙が欲しかったの。
でも直接行くならどこで売ってるかわからなくて。
「大阪出て道教美術展見てハンズ行こう!」
甘かった。せっかくの休み、また月曜じゃないか!
ぐれてジャンプを買う。あれ10円安い。

すっかり大阪に出かける気はなくしたけれど、でも紙は欲しい。
悩んだ末、ロフトへ。
特殊紙はそれなりにあって楽しい。
グラシコペーパーってきれい。遊び紙にしたいと思ったけれど
インクジェットで印刷できない上に、どうも貼りつけたらシワ寄りそうで眺めるだけに。
里紙のきぬ、というのが気に入ったけれどサイズがA4しかなくて断念。
いい色だったのに。
それでも「これ♪」っていうまさに好みの紙を発見したから。
80だから小説本文に使うには少し厚みがあるけど色が!もうすごい好みだったから。
これに印刷するの楽しみ。

そして端を丸くするパンチを発見したので迷わずGET!
ただこれ、帰宅してあけたら「使えるのは2枚まで」……おい。

そしてふらふらと生地屋へ。
そうしたらメルヘンばりばりの生地と出会う。
色でさんざん迷ったけれど水色にしてみた。甘すぎるくらいコテコテ。
童話パロの本番はこの生地使うの決定。
ただ、豆本ならば10センチもあれば足りるだろうに何で2メートル……。
いや久々に人形姫たちに作って着せたくなったの。アリス服を。
アリス服にはセーラーに匹敵するほど弱い。
柄が主張しすぎな生地でも白エプロンが上にくるなら許されるってもの。

そうして見事に自家製本用のものばかり抱えて帰りました。
なのに家にあったシンデレラ柄の端切れでA8弱の本文装丁。
2枚ずつ端も丸くして。栞ひもつけて同じ生地を貼った箱も作った。
すごいすごい可愛い!
本番はもっと細かくチェックして完璧に近づけてみせる!

9月29日

大好きな製本作業も、『荷花』と『アリス』を書き上げないことには先に進めない。
今なら勢いから言って『アリス』が先に書き上がるだろうと予想。
で、どの順番でどうキャラを出そうかいくらか迷いながら。
でも迷っていいのよ、アリスだから(笑)


それとは別(?)に
童話パロじゃなくてもA6を縮小してやってみよう!
とA4を16分割する割付表を作り直してチャレンジ。
ターゲットはアラビアンパロにしてみた。
……できない。こちらの指定に従ってくれない。
ファイルに問題点があるのか?
ふてて寝る。

9月30日

豆本があまりにも楽しすぎてそして毎日が眠すぎて。
せっかく勢いのあったアリスパロさえ時間がありません。
かてて加えて不測の事態が発生したので本当に書いてる時間ないかも。


こんなところに書くべきではないんですが祖母が亡くなりましたので田舎に行ってきます。
家中準備でひっくり返ってます。


>9月に拍手くださった皆様!ありがとうございます!
すごく支えられてます!

10月1日

田舎に行こうとすると韓国とかの方がよっぽど早く着くという場所です。
本来、昨日の夕方か夜に出発したかったけど電車ないし。

朝8時30分の電車に乗って、祖母宅に着いたのがお昼の1時30分です。
これでも特急になったから早くなったのよ。
ああ、懐かしの某直通急行は辛かった……。

納棺まで時間があったので家の周囲を散策。
隣家の犬に吠えられた……。隣家と言っても50メートルは離れているけど。
そしてすぐ身元がばれる集落クオリティ。
遡ったら親族の可能性も高いしね。

田舎は田舎なりに変わっていて少し寂しい。
小学生のころは毎年夏休みに遊びに来ていて、すごく楽しみだった。
でも中学生以上だと本屋のない生活はもうできない身体に……。
日用品を買うのだって車で30分はかかるし?

ただやっぱり水はきれい。川に岩魚がいるくらいだし。
そして冷たい。30秒も手をつけると痛いくらい。
(影月が育った山中ってこんな感じ?)
とか少し思ったり。

納棺後、隣の町(当然車で30分以上……)の葬儀場へ。
祖父の時は家でやったけれど、今回は葬儀場で全部済ますことに。楽でいいや。
建物も新しくて設備もきれい。

そしてお通夜を控えて。
私は自分の病というか業というかがどれほど深いかを思い知らされることに。
この日に使うからと用意されていた勤行集。
手にした途端、正気ではなかった。
サイズはA6、いわゆる文庫サイズ。
……の以前から作りたいと思ってた「なんちゃって和綴じ本」だったから。
中身は勿論二つ折りの手書き……ではなく。両面印刷の冊子。
本文用紙は上質紙のクリームイエロー。表紙は朱赤のミューズコットンと見た!
見返しを表紙と貼り合わせ、背は紺色の別紙で覆ってある。
穴は4ヶ所の簡易和綴じ。
すごくすごく作りたい!
許されるなら見本に持って帰りたくて仕方なかったです。
まあ東本願寺派のものなので、自宅から買いに行くことは十分可能。

でもさ、私が書くのは中華系ファンタジーの彩雲国の二次なわけで。
和綴じは微妙に似合わない。
これはあれ?和風パロを書けというお告げ???
正直パロディーが続いてるんで
腰据えて本来の中華系原作の世界の影香が書きたくなってきてもいるんですが。
日本昔話か……。メルヘン同様、身体に刻まれるくらい読んだよ。
その気になるくらい「なんちゃって和綴じ」がしたいのか、自分?

そんなことを一瞬のうちに通夜の席で考えてました。
ごめん、おばあちゃん。

顔を見れば泣けるけど、そうでないと意識が切り替わってるみたい。
自己防衛本能なのかも?

通夜の後は葬儀場で夜を過ごす。
まったり飲食しつつ。
けれど親族のはずの目の前のおばさんとかおじさんとか、
正直繋がりがわかりません。
……誰?
向こうは当然のようにこっちのこと知ってるのになあ。

ああ、そういえば。
総領息子の総領娘なんで、某家長姫と言えないこともない?
秀麗とお揃い?
まあこちらは姫も何もない家系ですが。
おまけに父には暗殺家業の特技もない。
娘には勉学意欲もない。
うん、ヒロインとその家族と比べちゃいけないねえ。
あたり前だけど。

ちなみに、小学生の頃、「うちのご先祖は何してたの?」と聞いたら。
「山賊」と答えられた過去が……。
正解は別で、ロマンのかけらもありませんでした。


一応、通夜の席ってのは、誰かが起きて蝋燭や線香が消えないように見張るもんだけど。
一晩もつという線香に蝋燭。起きてる必要なし?
同じ部屋で親族で雑魚寝。
最初は起きてるつもりだった人物も次々と脱落していき、
残ったのは宵っぱりのうちの家族だけでしたとさ。

10月2日

葬儀本番。

一応4時半まで起きてて仮眠しました。
……嘘つき。朝は7時でいいと聞いてたのに6時にたたき起こされた。
しかし身体に「7時でいい」と教えてたせいで1時間、使い物になりませんでした。


私はあまり仏教系に馴染みがない。
間に火葬とお昼を挟んでお葬式から初七日との法要をしたのだが。
辛かったのは正座じゃない。
始まった途端に夢の世界に運んでくれるお坊さんのお経だった。
いい声なんだが、独特の音韻は睡眠導入効果高すぎ。
不眠症の人とか夜寝る前に聞いたらいいかも。
枕に頭つけたら爆睡できる私にはまったく必要ではありませんが。
ごめん、正直何度も舟漕いだよ……。


法要も50年を過ぎると慶事になります。
それとは違うけれど親族一同、「まあ仕方ないよね」という共通認識がありました。
悲しいことは悲しいけど、もうそれほどは長くないだろうと誰もが思っていたんです。
だからある意味、しめっぽすぎる雰囲気にはなりませんでした。
何しろ享年99歳ですから。しかも亡くなったのが満99歳の誕生日だったんですね。
あと1年で1世紀という長寿を全うし、孫どころか曾孫にまで会えた上、
老衰で眠っているうちに……ですから、大往生と言ってもいいかも。
おまけに親族の贔屓目はあるかもしれないけど曾孫は可愛い女の子揃い。
いやあ、可愛かった♪
もっと住んでる所が近くてもっと親しければ猫かわいがりしたに違いない。
列席者たちも癒されていたしね。


で、仕事の都合もあり、ひとり先に帰宅。大雨。
涙雨というには勢いありすぎです。
祖母と私の共通点は派手好きだと思いますが、雨は派手でなくともよいかと……。
白いカサブランカを2本、もらって帰ったら途中思いっきり目立ちました。
でもとてもよい香り。

10月3日

職場復帰。
職場でのルーチンはまあ予想の範囲内。

それよりも中秋の名月が今日だったことが大問題。
団子!すすき!お嬢の着物!
全部用意してねえ!
……あきらめました、中秋の名月撮影は。
どうやってもすすきが入手できなかったんで。
でも団子は買った。
残念ながら月見団子とうさぎのじょうよう饅頭のセットは売り切れだったが、
ここの団子、旨いからいい。
そうして帰宅して団子を食べ、眠気に襲われて日も変わる前に早々に横になり……。
月、見てないよ!本末転倒だよ!
まあ、満月は明日だし、後の月(旧暦9月13日)をやればいいか。

しかし意外と中秋の名月が何かを知らない人が多くて。
うちの暫定上司など「うさぎが月で餅つく日だろ?」
……彼らは年中無休ではないのですか?
面白かったからいいけど。

10月4日

私は職場が変わる度に痩せるのだが、今の環境はマズイ……。
周囲に食べ物が溢れているのだ。
おなかがすいたからって、素直(?)に買いに走るのはやめろ自分。
しかしまた、秋は食欲の秋という恐ろしいもので。


彩雲国のキャラに太った人物がいないのは、単に食べ物がないだけ?
それとも交通手段の問題でよく歩いているから?
文明の進歩ってやつは「いかに楽をするか」だもんねえ。
必ずしも最善であるとは限らないわけで。


ああしかし、彩雲国世界にトリップした場合、間違いなく野垂れ死にする自信はある。
さて、倒れるなら玖琅の屋敷前あたりが狙い目か。
元気になったら即効追い出されそうでもあるから、
それまでにコネ作って下働きにでも潜り込んで……。
やはり技能がないと辛いな。
家事するにしても(超絶に苦手だが)火力調整のできない直火やら
洗濯機のない洗濯なんて耐えられない……。
秀麗の家はオール電化じゃないかと疑うほどの手際良さだけど。

あ、せめて言葉はわかる設定で!
でないと十二国記の松山のじーさんとか初期の鈴並の苦労だもの。
文字は漢文か?それはそれで辛そうだ。
てか戸籍はどうなるんだ?

……そんなこんなで私が彩雲国のトリップもの夢小説を書くことはないでしょう。
私より有能な主人公にしたところで、恋愛要素以前に
「いかに生き抜いてのし上がるか」を主眼にしてしまいそうだから。
色気皆無。誰も読みたくはあるまい。
原作の記憶があって、しかも着いたのが過去ならば。
状元当て賭博で一山当てられるとは思うけれど。
巻き上げられないよう走る訓練と逃走ルートが必須ね!
さてそのあとの投資はどうすべきか……。
違う。真剣に考える方向が絶対違う。
まあ考えるのはちょっと面白かった。
しかしエンディングはどう考えても全商連で大もうけって、それどうなの?

10月5日

久々に豆本を作ろうと思い立つ。
ターゲットは前回謎の敗北をきっしたアラビアンパロ。
設定しなおした童話パロだけがなぜ問題なく印刷できたのか分析。
ネットをさ迷っていてWordで縦書き横書きを同一ファイルにしているとできない、
みたいなのがあって。
うん。タイトルページと奥付が横書きだわ。

で、そこはテキストボックスで対応。
……まだできない。
そこで新しいファイル作っちゃった。
しかもサイズもA8で。
手入力したらフォントサイズ6までいけたし!
それをA6に4ページ印刷でがこがこと。
本文用紙には上質紙のピンクを使ってみたよ!
大きい版形だとやっぱりオフ白かクリームあたりが読みやすいと思うけれど、
豆本に読みやすさを期待する人はおるまい。
てか基本的に私しか見ないからノープロブレム。
で、いそいそ印刷。じゃかじゃか印刷。
んでさくさく切って端も揃えて角も丸くして。背固めまでしたんだが。

気にくわない。
上段と下段の余白サイズが違っている。
つまり文字列の高さが統一されてないのよ。
だからページめくるたびに上下して見苦しい。
背固め前に気付いていれば切って揃えたものを。
さてどうする?

1 このまま最後まで作っちゃう。
2 一旦バラして切り揃え直す。
3 印刷からやり直し。

1も2も納得できそうにないので明日帰宅したら3コースか。
あと印刷サイズを「はがき」指定にしてるから余計に悪いのか。
そのあたり再考と試作がいるなあ。
せっかく花布としおりひもまでつけたのに。
でも豆本は小さくて愛しくてならないから、丁寧に作らないと小さいだけに目立つのよね。

ううっ、それでも自家製本、中でも豆本作りは楽しすぎるから、
いつか「豆本屋さん」がやりたいなあ。
ええと、通常サイズとは別に数量限定で種類色々作るの。
てか、できるならば表紙全部変える――のは無理か。
家に生地は山とあれど「彩雲国の二次」であるならば、相応しい生地を選ばねば。
チャイナブロケードがやはり一番か。
でもあれはほつれやすいからなあ。綺麗で派手なことは間違いないけど。
作りたくなってきたよ、チャイナブロケードでの製本。
今我が家での在庫は……どピンクのみか。いや好きだけど!
でも影香ならばもう少しおとなしく可愛い色で……。
でも入手するには大阪に出ないと。神戸でもいいか。
京都はチャイナブロケード不作地帯なんだ。
ネットで探してもあんまりないのよね。
仕入れにいきたいなあ。

10月6日

人はどこまで怠惰になれるのか。
ぶっちゃけ私はどこまでも怠惰になれる素質がある。
……嬉しかねえ。てか情けない。

でもずるずるだらだらは心地よい。
そんな時に漫画である。
本日のラインナップはよしながふみ『大奥 5』&中村光『荒川アンダーザブリッジ 1、2』
……正直、この読み合わせと順番は失敗でした。

『大奥』読んで、あの評判の悪い徳川綱吉なのに(パラレルで女体化なわけだが)
彼女の悲哀が胸に突き刺さって……。
しかしこんなに暑苦しくうっとおしい浅野匠上は初めてだよ、おい。
そして十歳の吉宗がまたいいんだ。
現実には身分の低い女たちとの間にもうひとつ……な子供を量産した人物ではあるのだが。
参考文献もすごいなあ、と。いくらでも資料は必要だよね。

でだな。『荒川』は。そんな私の感慨を軽く、軽く、粉砕してくれた。
さすが『聖☆おにいさん』の中村光だよ。彼女はある意味天才だな……。
エリート中のエリートの青年が、命を救われたせいで荒川の橋の下に暮らすことになるんだが。
この荒川は実在する荒川でありえない破天荒なファンタジーだ。住人が濃すぎる。
ごめん、とても説明はできない。
驚異的に変人揃い……『ぴゅーっと吹くジャガー』並には変(誉め言葉)。
なあ。これってドラマ化が決まったんじゃなかったっけ?勘違いかもしれないけど。
勘違いじゃないなら、リアル村長が見たいと、激しく思わざるをえないんだが。
想像を超える作品だった。
ねえ、常識って何?
生き延びられる気はしないが暮らしてみたいかもしれない。
ものすごくちょっとだけ。
機会作って続きも読まねば。

10月7日

本日は鳩に半日つぶされた。
仕事場に鳩が迷い込んだのだ。
想像して欲しい。仕事になると思う?
なるわけない。

我々は穏便に去ってもらいたいと努力した。
わかりやすく窓や扉も開けてやった。雨なのに。
なのに奴は馬鹿なのか、
開いてない(物理的に開けない)窓に体当たりするは、それでパニックして飛び回るは。
敵は体長30センチほどの小物に過ぎないが、羽というものを持って天井付近を飛び回る。
あほう。出口はもっと下じゃ!
床にパンくずを撒いてもまったく気付かない。
おい。公園や神社でポッポ、ポッポと歩いてるくせに!
そして普通の会社に捕虫網のようなものはない。
自主的に落とし物無し(最重要)で穏やかに去ってくれるよう祈るしかない、
無力なホモサピエンスであった。
……なんか悔しい。


さて台風である。明日朝に直撃である。
「明日は通常通り!?」「朝、電車止まってて会社来れないかも!?」
対策を考えつつも私は冷静。
なぜなら私は休みだからだ!
なんてラッキー♪
さて、台風情報が今宵の友さ。

10月8日

日本列島台風直撃。
台風情報見てたら警報のフルコースでどこも真っ赤でしたね。
特に関西から関東にかけては通勤時間狙い撃ち。
うちの会社も時間遅らせて始業したようです。
学校じゃないから休みにはならん。
まあ、私は休みだったわけで。

台風接近の少し前まで雨と風の音をBGMに豆本作ってました(苦笑)
アラビアンパロの豆本です。
6日夜に印刷し直して、文の高さが合うように切って、背固めして。
あと、生地の裏打ちしときました。裏打ちは乾くまで1日覚悟がいるんで。
だから日付が変わって丑三つ時に一挙に仕上げを。

後になって思えば。和綴じでも雨風がコンコン響く音を消してくれたかな、と。
昔、和綴じ覚えたての高校生の頃、夜に和綴じの穴あけに金鎚片手にカンコン穴開けてたら、
うるさいと叱られて以来やってませんが。
その時作ったノートは当時のネタ帳になりました……って、
月日が流れても同じことしてるのね、私(笑)
ちなみに今やってる製本はプリンター印刷以外はとっても静かな作業です。
レーザーならもっと静かかなあ。

ともあれアラビアンパロ豆本再び、です。
ただ文庫サイズと同じ生地使ったら豆本には少し大柄だったかも。
で、8日夜には箱作り。
こちらも色違い生地にしようかと迷ったけれど統一感優先で結局同じ色で。
それでも出来上がると嬉しいし可愛いです。

で。
台風、いつ一過したか知らない……。

10月9日

親馬鹿ならぬ製作者馬鹿?
豆本、かわいいよ!
携帯の写メだけど、見て、見て!

  


上2つが童話パロ。中扉も可愛くしてみました♪
下がアラビアンパロ。文庫サイズと豆本。
豆本はどちらもほとんど同じサイズで、外箱なしだと煙草の箱に入ります。
小さいって可愛いねえ♪

と、愛でているとまた豆本熱が。
なので間隔はあいたけどアリスパロを少し書く。

そんな私だけどまだ『荷花』は諦めてない。
しかし今日、金木犀の匂い!
しかも、かなり寒い。
……方向転換も少し考える今日この頃です。

10月10日

宇宙で寝とぼけていたひとの誕生日か。

先輩Y女史とお茶。豆本をみせびらかす(笑)
そうして豆本が可愛いをとくとくと語り合う。

で、お土産にいただいた毒入りぽい配色のジャックオーランタンのキャンディポットを眺めていると、
ハロウィン本が作りたくなってしまいました。
しかも、手持ちに小さな柄のハロウィン生地もあるんです。
そうしてこれまでに書いたものを思い浮かべて……。

あるな、ハロウィン。
影香ならば短めだから字間や文字サイズが少し大きめでもいいかも。
王都組オールキャラのあれは……厚みはすごいことになりそう。
とりあえず影香で進めてみようか。


本屋でBeans A発見。
なのでいい機会なので少年陰陽師とグランドマスターの新刊と一緒に連れて帰る。
で、グランドマスターだけを読む。
何故か?
少年陰陽師には愛しの彰子がどうも出てなさそうだし、ビーンズAは。
心臓が心配だから。

10月11日

結局、がまんできなくて『少年陰陽師』を読んだのだが。
こう、ずーーーーーんときたよ。しかも後から後からくるんだよ。

私は信じている。
平安時代も現代も昌浩と彰子はハッピーエンドだと。
信じさせて、お願い。

ちなみに本命を読む心構えはまだできていない。

10月12日

痛いはなし。

今月に入ってから私を悩ませているもののひとつが、足の巻き爪。
左右の親指の両側が食い込んでいる。つまり4ヶ所。
ひどい人になると手術だとか。
そこまでではないと思いたいが、しみじみ痛い。

そんなとき「わたを詰めるといいよ」と聞いた。
最初はわたを詰めるような隙間(?)なんてないよ、詰めるのも痛いよ、
と懐疑的だったのだけど、もう我慢できない……ということでわたを購入。
量はいらないので直径1センチもないような丸めたわたを購入。
で、風呂上がりにチャレンジ。
少量のわたしか詰められないがなんとか処方。
結果は、なんとなくマシなような???
うまくいくと巻き爪も治るという。
毎日とりあえず続けるから治るといい。
治らずとも痛みがなくなればいいな。

10月13日

会社にいる間にふと「そうだ、巾着を作ろう」と思い立つ。

私は荷物の多い奴なので油断してると鞄の中がカオスになりやすい。
特に小さいものが溢れやすい。
うん、溢れて捜すのが大変だったの。

そこでおもむろに手持ちのハギレをちくちく始めたわけ。
普通の人の鞄にはハギレは常備されてないと思う。
私だって普段から持ち歩いているわけではない。
たまたま豆本に使おうと思っている生地を
イメージ湧きやすくするためにハギレで持ってたのでそれを使う。
でも。
普通はレースや紐は持ってないはずだよね。
入っている私の鞄、ビバ!カオス。
そんなわけで休憩と通勤時間を使ってあっさり完成。
さすがにマクラメは持ってなかったので家でつけたけど。

心残りは。
手持ち使ったからピンクじゃないってこと。
生地の中でピンク系の色がキーカラーになってるからいいか。

10月14日

ついにクローニャの魔の手に落ちる。
いや、毎年落ちてるけど。
クローニャとは。
洋菓子メーカー「モロゾフ」が、ハロウィンに出す商品に登場する黒猫である。
黒猫でクローニャ。
わかりやすいネーミングだ。
部屋を掘り返してみれば毎年増えるクローニャを発見することができるだろう。
ああ、可愛いよ、クローニャ。

10月15日

ガスの点検が来るというのでせっせとお片付け。
普段からやっておけという話だが。

私の持ち物は本当に本と布と人形関係ばかりだな、と実感。
「こんな本持ってたっけ?」
英国風インテリアの本など出てきて驚いたり。
中を確認して見覚えあり。
うん、人形の部屋を作りたくて参考にしようと思ったんだ。
実際には1/3の人形用だと書き割りタイプでも巨大になりすぎるので断念したのだったわ。
にしても。英国マナーハウスを参照にしようなんざ身の程知らずめ。

10月16日

昨日の作業のせいで筋肉痛……。本も布も重いからね。
そうして「あ、これも読みたい」てな本が続出して、さすが自分セレクトだと感心。

生地も記憶にないものが出てきて人形服つくりたくって。
やっぱり秋ぽい服がいいわよねえ……って、本気で作るんなら型紙発掘しないとね。
ただ今は生地を見ると自家製本の発想が先に来る。
まずはハロウィン生地の裏打ちをしようではないか。

『踊る南瓜の夜(&おばけかぼちゃのはなし)』で準備を進めているのだけれど、
書ききれなかった続編に未練が。
べたな内容なんだけど構成がもうひとつだった。
早い話、モチベーションが沸かなかったのよね。
練り直してまったく別の話にするべきか。
影香、南瓜、三題話にはひとつ足りない。
それとも。
書く余裕がなかった『君知るや南瓜の国』の設定でぼんやり考えてた
影香ネタを進めるのも手だよなあ。


製本がしたい。製本がしたい。
ぶっちゃけ今は書くより製本がしたい。
……末期。
そんなこんなでここ数日実は、
自分以外の作品でせっせと楽しい手作りタイムを送っていた(許可済)り。
それが出来上がり(自画自賛だが可愛く出来た)ラッピングもキメてさて……
と配送しようとしたら住所がわからなくなっていた。
しかも先方はどうやら仕事で2日ほど帰らないらしい。
ともかくメールで住所を聞いて。
でも早く渡したかったのもあって直接手渡しに変更。猫のセルフ宅急便。

仕事の後、待ち合わせて食事しつつプレゼントを渡す。
どうやらお気に召していただけた模様。
需要と供給ががっちり組み合った結果である。
ああ楽しかった!
さて、自分が製本するために何か書かなくちゃ。
本末転倒でもいいから。

10月22日

次の日曜日(25日)にオンリーがある。
そのために修羅場を経験いたしました。

言うまでもなく彩雲国ではない。
そしてもちろん私はサークル参加も一般参加もしない。
先輩のジャンルのオンリー。
それなのに何故修羅場。

先日彼女にプレゼントしたあちらのサイト小説再録豆本。
ツィッターで評判が良かったと聞き、
ついうっかり「再版しましょうか」などと墓穴を掘ったのは私。

その返事をしたのが17日。そして彼女の手に23日までに渡さねばならない。
1冊ってわけにもいかないし?
かくして修羅場突入なんである。

本文用紙と見返しの色決めて、もちろんカバーにする生地決めて。
文庫サイズならA6の紙そのままでいいのだけれど変型A8。
故に1枚に4ページ印刷したら6箇所カットする必要があり……。
印刷だけなら簡単なんだけどねえ。
しかも132ページあるんで折るのも大変。

それを7部、作りました。
本体A8変型布ハードカバー。
本体に花布、栞ひも付き、同生地箱付き。
角は丸パンチ使用。
桜の小柄2種類各3色色違いと時期に合わせてハロウィン柄をひとつ。

いつも一種類ひとつをのーんびり作ってるだけだったけど、そんなわけにもいかず。
うちのプリンターは初めて印刷部数を複数指定してじゃかじゃか働かされましたとさ。


さて私は今日の22日がお休みで。
この日が以前書いた「道教の美術」展に行ける最後の機会でした。
そして美術館から彼女の職場は近い。ならばこの日に納品決定。

ところがです。
21日までももちろん作業に余念はなかったのですが(PC電源入れてもWordしか使用してないくらい)、
何分帰宅してからの限られた時間で作業するしかありません。
ですから連日の睡眠不足がいつも以上に厳しく……。

それが祟ったのでしょうか。
前夜私はまさにこれから作業佳境というにもかかわらず、
朝までしっかり6時間、PC前で爆睡してしまったのでございます。

軽快に鳴る目覚ましに起こされたのが当日の午前7時。
かくしてオフ進出したわけでもないのに
「間に合わない!間に合わない!」と、しっかり修羅場気分を満喫させていただきましたとさ。
この時点では本文印刷・化粧裁ち・背固め・表紙別用意済。
しかししおり・花布・寒冷紗貼り、そして箱がまったく手付かず。

本体のみならもっと早くできたけど、著者が「箱は重要!」って言うんだもん。
まあ箱あった方が倍可愛いのは間違いないですし。
9時間ぶっ続けで作業して何とか終了。

出来上がってみれば苦労も吹っ飛ぶ可愛らしさ。
7冊もあるとベリーキュート♪
洒落で作ったハロウィン版がまたすげえ可愛い。


可愛いと自画自賛。
ここまでくると、オンリーでの反応も実際に見てみたいところですが、
休みでもないし大阪でもないし、覗きにに行くこともできません。
売れ残ったら適当に処分してねと頼みましたが、喜んで買って帰ってもらえたら一番いいなあ。


……想月楼でも豆本工房、需要ある?
サイト再録しか用意できませんが。
とりあえずアリス抜きの童話パロ本を作り直して。
後、とっととハロウィン本作ろうっと。
いざ作業が終わると手持ち無沙汰で寂しいんだもん。


んで「道教の美術」展、閉館1時間前に駆け込みました。
なのでゆっくり見れず残念。
『とめはねっ』で名前を覚えた書家の王義之の拓本とかもありました。
彼は道教信者だったのね。
やはりというか、本当に美しくかつ読みやすい素晴らしい字でした。
じっくり見られなかったけど。
なので悩んだけど図録購入。しっかり読むぞ。
影香のヒントがあるといいなあ。

でも帰りに念願のステンレス定規をGETしたのです。
化粧裁ち必須の豆本作りでプラ定規に限界を感じていたのですよ。
15センチと30センチ。
これで製本作業にも勢いがつくというもの。
……あれ?

10月23日

予想通り、納品を済ませてしまうと寂しくて仕方ない。
そこで中途半端に余った豆本用原稿に足りない分を追加印刷。
……自分用、作ってなかったから。


吉村明美の『夢の真昼』(小学館フラワーコミックス1〜2)が期待してなかったがよかった。
因業婆さんと評判の相手のところに間借りすることになった女子大生。
それまではっきりいえなかった対人関係(両親の離婚で離れて育った姉)の改善のためにも
きっぱりした生き方を婆さんに教わることにするが……。

とにかく婆さん。吉村明美はこういうクセの強いキャラがうまいんだ。
憎まれ役とかもね。
主人公は『あなたがいれば』のヒロイン以外は純朴なお人よしタイプが多い。
この鈴子もその傾向。
多少の古臭さはこの人の味だと思う。
最初の頃は力技でだあだあ泣かされてたし、本気でキャラに腹をたてた。
『麒麟館グラフティ』ですな。
限りなくアンチヒーローだったよ秀次は。
ちなみに10巻を越すくらいまで主役は妙だと信じていましたさ。
『海よりも深く』あたりから超常現象とか出るようになったけど。
とにかくこの話は当たりでした。


数号前のLaLaを読む。目当ては『ちょっと江戸まで』。
現代東京バージョン男女入れ替えに笑った。
……やっぱ、そうび男前(笑)
それ、くどいてませんか?
どんな大人になるか楽しみだったり。

10月24日

夕べ、湯舟で2時間も寝てしまった私です。
ぬるいな、寒いな、と思いつつ起きられなかったの。
なんという風邪ひきフラグでしょう。

『道教の美術』に期待した影香ヒント。
結局、ふとした思いつきからネタ誕生。
あんまり明るい話じゃないんですがかきたくなったら書きます。
うちはそういうスタンスです。
んー、聊斎志異みたいな雰囲気を目指すわ。


オンリーを控えて先輩は帝都に。
心残りはあるけれど精一杯がんばって作った豆本たちも一緒です。
どういう反応されるかどきどき。
まあ、中身私が書いたんじゃないからその分気楽ですが。
自分で中身も書いてたら、
なんかもう、ひたすら心情的にじたばたのたうちまわってるんじゃないかな。

ともかくまず、既存の童話パロを印刷しなおして。
既存南瓜話の編集しなおして。
んでアリスパロの続きを書いて。これは単独で本にしようかと。
生地はもちろんアリス柄で!
『君知るや南瓜の国』は豆本にはしない。何分冊になるかわからないし。
豆本関係なしに、この話の茶州影香バージョンはハロウィンに間に合わないだろうしなあ。

ともかく豆本熱が治まったら『荷花』を……。
もうシーズンなんて知るものか。
奴を書き上げないと製本できないんだもん!
ともかく、どれでもいいから戻ってきてください、モチベーションさま。

10月25日

高橋冴『冥のほとり』(新書館ウィングスコミックス全9巻)読破。
感想? うーん、琥珀って贔屓されてる?
ヒーローは今ひとつ影が薄い。
勢いで読んだけど、あんまり残るものがなかった。

さて本日、私の手をかけた豆本がイベントデビューいたしまして。
なんと!開催1時間で完売したとか!
嬉しい!
まあ中身あっての豆本ですし、きっと中身のおかげでしょう。
そもそも7冊しか作れなかったのでペースとしては理想的なんじゃないでしょうか。
可愛いって言ってもらえたそうで、すごい嬉しくて。
だから。
まだしばらくは豆本にとり憑かれてるかもね?
ちなみに友人枠にてのんびり再版中。
やはりというか、人形者は豆本好きだねえ。

10月26日

欲しいもの2つ。

海洋堂の阿修羅フィギュア。
販売知らなかったし。東京と九州限定ってひどい。
奈良で売れ、奈良で!阿修羅のお家は奈良の興福寺なんだから!

海洋堂の社長が再販しないとか言ってるし、
だからオクで7000円以上してるしレプリカだって出てる。
正直、値段がもっと高いソフビ製にはまったく惹かれない。
でも海洋堂のはいい。レプリカはだめ。
何故か。
阿修羅像はね、顔が命なんだよ!!!

思えば中学生の時。
光瀬龍と萩尾望都の『百億の昼と千億の夜』がきっかけかなんかで、
興福寺の阿修羅像ブームが私とその周辺にはあったのよ。
ちなみにうちは母もあの阿修羅が好きと発覚している。
カルラもかわいいんだけど。

奈良で限定関係でもうひとつ。
正倉院展がはじまりました。
出品作の中であるアイテムにくらくら。
そうしたら、そのアイテム模したグッズがあるじゃないですか!
正倉弁当2700円。
「木画紫檀碁局」を模した容器入りのお弁当!
正直、中身いらん!外側くれ!
さすがにオクには出ていなかった。
正倉院展、行って来ようかな……。弁当の箱欲しさに。

10月27日

実は昨日から風邪っぴき。
んで、遅々としてるがちょこっと豆本作業。締め切りも今度はないし。
癒しは『聖☆おにいさん』の4巻。
寝てきます。

10月28日

恋は突然に。
……って、生地にですが(笑)
それも2種類。
ひとつは臙脂によろけ縞菊紋様という、ツボっちゃツボ。
しかし。
「何故こいつは正絹じゃないんだ〜!?」

人形姫、メインで愛でている姫には、綿の着物だと普段着物にしかなりません。
正絹に比べるとあきらかに見劣りするから。
なら普段着物にすればいいと思うでしょう?
縫いかけのウール着物があるんですよ。もう少し明るい赤だけど。
ならばスルーできるだろうとしかけたら。
ふと気付く生地の名前。「あずみ」
あー、ご指名ですかそうですか。
小姫の着物だったら許されるかもね、と結局連れて帰ることに。

もう1枚は。
色々探していて通る度に訴えかけてきて、負けました。
緑系の細い縞柄。地紋が菊花。
ええ、たて縞が好きなんです。
しかもとどめ、生地名が「戦雲の夢」。
何ですかその想像力を刺激してくれるような名前は。
人形の服にも着物にも向かない(人形姫の一人にならいけないこともないが)。
豆本にも向かない。
正直用途不明ですがどうしても無視できなくて。
さて、何作ろう?
でもこれで文庫ハードカバー作っても素敵かも♪

豆本工房は現在も稼働中。
ハロウィン本、印刷完了。
現在表紙布の裏打ちが乾くのを待ってます。
童話パロ用の生地も裏打ちしてみたけどこちらは失敗気味。
アイロンあてたらどうにかなるかなあ?

10月29日

本日も休みをフルに活かして豆本工房開業中。
……だったのですが。
いや豆本は作ってるんだけどね?
夕べ就寝前に糊を切らして大ショック。
寝る前に布の裏打ちをしておけば、起きた時には乾いていてすぐに使えるのに。
なので休日は午前中沈没、たいてい昼も知らずに夜に目覚める私が。
糊のために午前中から起き出していたり。

近所の文房具屋を思い返してみれば、一軒は廃業、一軒は業種変え。
後一軒はたぶんまだ営業しているはず。
コンビニにボンドはあるが欲しいタイプの糊がない。

裏打ちやら製本での接着に使うのは「のりボンド」と呼ぶ人もいます。
お馴染みの黄色いボトルの木工用ボンドと懐かしのでんぷん糊を混ぜたものです。
使う比率はでんぷん糊の方が多いので、結構な分量を使用することになります。
30グラムのチューブ1本一度に使い切ったりも。
だがもしかしたらでんぷん糊ならば洗濯用であるかもと出掛ける前に家族に尋ねたならば。
洗濯糊はなかったが、私の部屋から持ち出した糊が登場。
数があるものはね、使うからあるんだよ。持っていかないで〜!
ああ、これ夕べ知っていれば!
とりあえず裏打ち作業。半日待たねばならないけれど。

なので豆本作業→休憩→豆本作業→休憩→豆本作業
……というたいへんゆるいペースで過ごす休日。
それでも2冊、箱までできたよ!
乾き待ち時間に花布も4種類作ったし?
有意義な豆本dayと言えるでしょう。

10月30日

1日早いがかぼちゃプリンを食す。美味。
眠くてすべての作業できず沈没。

10月31日

ハッピーハロウィン!
根付いてるんだか根付いてないんだか微妙な行事がハロウィンです。
南瓜を食えば参加してる気分は味わえる?

少なくとも、ハロウィンな豆本は間に合ったので満足。
『踊る南瓜の夜』と『おばけかぼちゃのはなし』が入ってます。
柄が小さいので豆本に最適でした。



書く方はさっぱりですが、豆本アイディアは涸れない。
次なる目標はクリスマス本ですよ!
上治四年で1冊、上治五年で1冊の2冊組みにして2冊収納の箱を作るの!
それぞれを赤と緑でペアにしようかと。
しかしそうすると箱は何色にすればいいんだ?
いっそ2冊とも同じ色にして。箱を反対色にしてもいい。
それとも全部同じ色にしてしまうとか?
夢は広がります。

その前に童話パロの直しもせねばならないのに。
豆本ばっかりかよ、と言われそうですが。
豆本はやっぱり可愛いし、しかも数があると凶悪な可愛さなの。
豆本ばっかり納めた小さな本棚とかもいいなあ。
しかしそこまでいくと日曜大工の世界?
不器用だから材料を無駄にして終わりそう。


>10月に拍手をくださった皆様!
ありがとうございます!愛してます!今、書けなくてすみません!

11月1日

ついに霜月でございます。
実質的に丸三ヶ月以上何も書いていない
(より正確に言うと最初を書き散らすばかりで完成しない)というていたらく。
自家製本ばかりのせいではなさそうです。
まあ半年くらい書けないこともあったしー?とか、それは呑気すぎます。

夏だろうと『荷花』。
シーズン的に『白景夜話』。
そうして今年のクリスマスは……。
最初はしっとり、とか思ってたんですが、ひたすら可愛い話もいいなあ、とか。
そうしたら可愛い装丁の本が作れ……。
まあクリスマスでなくていいのですが、クリスマスってやっぱり生地の種類も半端ではなく。
それはもう、可愛い!と震えるような生地も多数あったり。
ああでもシックなクリスマスもいいよねえ?
そういう柄も素敵♪
……生地に合わせるのか。
目的が前後しようが本末転倒だろうが、前提は読後幸せな気分になれる話。
そこは譲れない。

なんでもいいからネタ沸いて来い。
夢中になって書ける話がいいです。

11月2日

天気悪し。
休みだし、近所で良さそうな企画やってるのを発見したので行こうと思ってたのです。
休みにしては私的に早めに起きたので出掛けるには十分な時間。
しかも近所(徒歩20分)だし。

けれど雨は本降り、強風付き。とても表に出たい天気ではありません。
おまけに、私には今日中にしなければならないことが。
祖母の忌明けなので挨拶状を出さねばならないのです。
葬儀場が香典リストをCD-Rに入れて渡してくれたのですが私のPCでは読み取れず。
よそでUSBメモリに移しさせてもらったものの今度はファイルが開けません。
必要なソフトのインストールに15時間って!?
結局、自分でリスト見ながら打ち直しました。
私の休日を返して……。

11月3日

忘れてたけど祝日。昨日と打って変わっていいお天気!
でもこの寒さは何!?
薄手のハイソックス買ったよ私は。
それでもあんまり寒くて、左足の甲や指が何度もツルし痛い……。
周囲もすっかり急いで冬装束。
まずい。まだ『白景夜話』書く態勢整ってないのに!

仕事の後、閉店間際のLoftに。目的のものも見つかってほくほく。
しかし自家製本するようになってから。紙も気になる。

私が布ばかり使って製本しているのは、好きだからも勿論あるけれど、
紙を使いこなす自信がないからでもある。
不器用さに定評のある私とタッグを組むのは安物にして老兵のCANON BJC330。
我々には出来ないこと、知らないことが多過ぎるんだ。
そうして、両手で足りるほどしか同人誌を持ってない私には、
そういう世界でどういった装丁が良いのかとかもよくわからない。
必然的に一般出版物に目が行く。

最近気がついたのだけど。
『聖☆おにいさん』のコミックスカバーって、すごくいい紙でないですか?
後、最近目を惹かれたのが。萩尾望都の『トーマの心臓』の森博嗣によるノベライズ……の装丁。
マットな白い紙に萩尾氏のイラストが銀箔で描かれてる。
題字は黒に見えるけどもしかしたら濃いグレイ?
帯も同じような感じですっきり。

ところであくまでもオーソドックスな上製本を愛し目指す身としては。
箔押しでタイトル印字をしたくてならない。
色々調べた結果、一番早道なのはモノクロレーザープリンターを購入して
スタンピングリーフだかいう箔もどきを使用すること。
うん。問題は。
レーザープリンターの置き場所がないこと。
だから箔押しする気ならば部屋の片付けからはじめなくてはならない。
栗鼠属性の私は溜め込むのは得意だが捨てることができないんだ。
でも本気ならやらないと。
でも面倒臭い……。

11月4日

夕べは豆本作業はせずに終わる。
100均で小さなトレーが良さ気だったので連れ帰った。
和風というかアジアンなテイストのごく小さいもの。
何に使うかって、豆本置いたら可愛いかなあ、と。
とことん豆本。
ただ海外製だからか、造りが雑。
ドール用の紙鑢をざっとかけて、マホガニー、レッド、ブラックの順に塗り直し。
なんでそんな木製用の塗料持ってるかなあ。
帰宅するころには完全に乾いているだろうから、そうしたらニスを塗る予定。
で、磨く。
磨いてるうちに下に塗った色が出てきてくれたりするかと期待。
それぞれ重ね塗りしまくったので艶黒になるだけかもしれないけど、それでもいい。
しかしザリザリする紙鑢たちはどこいったんだ?
塗り直してもいいから、やっぱりしっかり鑢かけたい。

2日の夜に裏打ちした生地が乾いていたので、今夜帰宅したら豆本工房も再開予定。
ただ裏打ちする時用にB4のハードケースがまだ必要と判明。
A3はしなってしまって使えないんだ。
最近、一挙に複数枚の裏打ちをしたいんで1枚じゃ足りないんだ。
しかし装丁とかオマケとか考えはじめると楽しくてやめられない。

「デザインのひきだし」という雑誌が私のツボをつきまくってくれる。
でも印刷所に頼むのでなく、できる限り自分でやりたいので
実際には目の保養というか毒なだけなのね。

11月5日

紙鑢買ってきた!百均で。
ところでその店には何度も行っているのに。そこにステンレス定規を発見してしまう。
その何倍で買ったか!
まあいざという時のスペアに。
まさかステンレス定規がカッターで削れるなんて思ってもいなかったから。

ともかくトレイをひたすらゴリゴリしゃかしゃか。
うん。昨日の行動は全て無駄に終わったけれど、でもすべすべになって嬉しい。
塗り直しもしたけどすごく塗りやすい!
ニスは明日〜♪


おかしい。
昨日のお昼の前にお金を引き出したのに、財布の中身が少ない。
「えーと。あれとこれと……」
そこで計算をしてみたら間違いないがないという結果に。
うん?原因は……食欲の秋だからって、食べ過ぎです!
3食外食だからもあるけどおやつまで……。
ちょっと自重の方向へ行こうと思います。

帰宅途中セブンイレブンに寄ったら。ガンダムフェアだった。
しかも勿論ファースト。
思わずシャア専用ザク柄のポテロングをゲット。
デフォルメストラップ目当てにお茶も。
このストラップ、種類は多いが一番可愛いのはガンダムだった。
この手のフィギュアなら量産ザクかシャアザクを選ぶ私がガンダムとは。
チロルチョコもキャラやシーンの包みで大笑い。箱買いしたいわ。
そして予言しよう。
デキン・ザビとマ・クベの壷は余ると思うよ?
シャア専用手帳にも笑った。
確かにガンダムではシャアファンではあるが、2010年毎日会いたいと思うほどではない。
あれはシャアになりたい人向けじゃないだろうか。

そんな私、ガンダムくじをしようかどうしようか5分くらい迷った。
湯呑みとかタオルとかいいんだ。
1番欲しいのはボールペン。ドールアイテムに良さそうで。
今回は見送れたが次はやってしまうかもしれない。

11月6日

休日。本日は豆本DAY。
と決めていたので、のんびり1日豆本作業。
済ませているのは生地の裏打ちだけ。
ほとんど1からと言ってもいい。
起き出したのが昼からなので夕食前までに印刷と裁断と仕分けと紙折り、紙揃え、背固めまで。
花布、栞紐、寒冷紗貼りを済ませてから入浴。
表紙の土台になる厚紙を切り、表紙布を測って接着。
……と、本体を完成させる。

ちなみにここまでの作業は4冊分。1冊はノートなので作業はこれで終了。
そうしていよいよ外箱。
サイズ合わせて厚紙を切って。

この時点で実はもう、すごく眠かった。
長風呂したんで。
なので外箱用にサイズをはかって切って……をしたんだが。
サイズ間違えたあ!
ふてくされて寝ました。
まあとっくに丑三つ時も過ぎておりましたし。明け方とも言う。


休日の長風呂には、近頃毎回持ち込んでいるものがある。
先日行った『道教の美術』の図録。
どうしても後回しになってしまってさっぱり読めないので取った最終手段。
重くて開きにくいのが難点だけど、長風呂と決めた日(つまり休み)に少しずつ読み進めている。
宗教としては日本に入っては来なかったけれどそのテイストは至るところで見られる。
展覧会会場では心の中で「中国的なもの〜!」と走るように探していたけれど、
展示物の割合は影響を受けた日本のものが多い。
図録を読み進むにつれて、
「どっちかと言うと彩雲国より少年陰陽師向き……」
どうして中華風ファンタジーなんですか雪乃先生……。
まあ資料が多すぎても困るけれど。
そしてこの図録は彩雲国以外の想像(妄想じゃなく)を育ててくれます。

儒教って肌に合わないけれど道教は日本の神道と繋がるところがあって親しみやすい。
関羽とか実在の人物が神様になってたりするし。
日本の場合、実在の神様は祟り神がほとんどなわけですが。

道教の特色ってのは結局「目指せ仙人!」なわけで。
そのあたりのある意味「俗」なところがいいんですねえ。

11月7日

箱を組み立てる。
紙が反ったり、2枚重ねで使用してる厚紙がぴったり重ならなかったりで
相変わらず苦労させられるパートです。
なんとなくコツはそれでも掴めてきたような?

一応、昨日切った生地を貼ってみた。
やはり横はいいけど縦が足りない。
生地のまだある1つは、はがしてやり直し。
でも後の2つは……。
そのうちの1冊はごまかしてみたけど許容範囲だろうか?
最後の1冊は足りないのもだけれど生地の歪みが許せない。
こちらは裏打ちすれば生地はあるし、後日やり直し決定。

しかし本体の背固めまでできていたとは言え、よく先日8時間で完成まで持っていったものだわ。
きっと脳から何か出てたに違いない。
ドーパミンとかエンドルフィンとか。

11月8日

月初にBE−LOVEを読んで以来、頭を占拠されて。
ついに『ちはやふる』(末次・講談社BLKC,1〜6)既巻一挙に揃えてしまいました。
通して読むとまた面白いねえ。
競技かるたの世界でトップを目指す「無駄美人」なヒロインと、彼女を巡る2人のヒーロー。
王道っていうのはしっかり描けていればやっぱり面白い。
台詞とかも上手い。

……ただ。
私はどうも須藤が好きらしい。
脇役のドS男。
……どうしてなんだ自分?

しかし先が気になるよね。
今は太一の昇級がまず気になるけど。
……ところで太一はいつB級になったんだ?
中学の時になってたとしたら、あんなに千早に勝てないはずもなかろうし。
高校入った時点なら互角でもおかしくないよねえ?

しかし考えてみれば千早、中3と高1の間の春休みにB級になったばかりで。
B級時代1ヶ月!?
さすがヒロイン。

少女マンガなんだから恋愛パートへの期待ももちろんあるけど、それより競技かるたで昇りつめるところが読みたい。
……という意味では少年マンガ的な期待が大きいのかな。スポーツ物だし(笑)
でも登場人物の細やかな感情を描いてくれるのはやっぱり少女マンガの良さだと思う。

11月9日

とりあえずジャンプ(笑)
ブログ使えよ。

朝から電車の遅延とかあってなんだかなあ。
自家製本に使えるかと飛びついたクレタケのメタリック筆ペン。
インクジェット紙にも書けるんだって!
買ってから試してみて。
……つまりタイトルは手書きなのか?
顔料インクなんで布にも書けるとは思う。
練習して思った。
細い毛筆の筆でアクリル絵の具金を使うのとどう違うのだ?
これが使えるんなら糊を使う箔ピタだかも使えるんじゃないか?
タイトル文字への道はまだ遠いらしい。

使えなくなった分があるので豆本工房再開。
お次のターゲットを裏打ちしている間に本文を印刷。
今回、新たに入手したグリーンの本文用紙も使う。
A4しかなかったから自分でA6にカット。
この色も目に新鮮できれい。
ピンク、イエロー、水色の3色では不満だったので表紙との組み合わせもこれできれいに決まる、はず。
早く本にしたいなあ。

11月10日

もうずっと気になっていた箔ピタを入手。ちゃんと使えるか疑問だけど。
本当ならプリントゴッコがいいんだけど捨てちゃったのよね。残しておけば良かった。
まさか発売中止になるとは。
そんな私の今の注目はシルクスクリーン。
インクジェット原稿対応のものもあって便利そう。
しかし結構高い。そして面倒。
ブッダにいさんの境地は遠い……。

豆本は本体を3つまとめて作る。
色モノ、ネタモノ路線。
これが終わったらうちのラブリークリスマス豆本作るんだ。

11月11日

欲しくて絶対あると思っていたものが入手できず。
縁がなかったとふてくされる。
しかし小説WINGS発見。
……いい加減発売日を覚えろ自分。

目当ての前田栄と新堂奈槻をさくっと読む。
特に『Fatal Error』は最終回。
神さま’ズが幸せでありますように。

11月13日

久々にヒットの夢を見る。
惜しむらくは未完なことか。
香鈴が出てきてんだな。彩雲国とはまったく無関係な話なのに。

一応ファンタジー。
舞台は現代に似てるけれど(高層ビルがあり、エレベーターやエスカレーターがある)
風情はヨーロッパ風の建築物がほとんど。

王がいる。
20代半ばの偉丈夫だが現在は王位を剥奪されて、剥奪した一族に追われている。
イメージとしてデルフィニアのウォル
香鈴はその王の部下。
侍女としてあちこちに潜入したり(もちろんメイドスタイル!)独自に調べ物をしたりしている。
身を守る術を持たない香鈴には王の使い魔のようなものが預けられている。
見た目は身長1メートルくらいの人形。
人形は魔界都市の人形娘の小さい版の外観イメージ。
しかしよく喋り、かなり生意気。石を媒体に攻撃できる。
ところが潜入操作の際、敵の王女一味にばれていて哀れ香鈴ちゃんは……。
前王の幽霊(ハムレットかい)の指示で、王位剥奪一族に破壊されまくった教会跡を調べているところだった。
ちなみに教会は色々な高層ビルの屋上に搭として建てられていた。
香鈴が侍女として潜り込んだ建物にも教会跡があったのだ。

本来は王のものだが王は細かい術が苦手で人形をうまく使えない。
下手に使うと周囲が焦土になりかねない。
それに長年香鈴が使っていたせいで人形も自分の直接の主人は香鈴だという認識になっていた。
王のことは主人の上司のような感覚。
人形の懇願(と、おそらくは夢主である私の強烈なプッシュ)により香鈴ちゃん復活!
生身の身体はあるし意思も感情もあるけど半分幽霊のような存在になってしまったけど。

そうこうしているうちに敵の王女一味と激しく戦闘。
ところが敵方での内部抗争が表面化。王女は切り捨てられてしまう。
つい放っておけなくなった王と香鈴と人形は王女を助けてしまい、奇妙な同盟がはじまる。
そして教会跡に眠っていた聖遺物からかつての聖人の霊が現れて……。

ぶっちぎれた。
これからどうなるんだよ、おい!
私の潜在意識やいっ!

11月14日

帰宅した私は豆本収納に使うべく百均で見つけてきた木製のケースに紙鑢をかけ、そして塗り直し。
何故だか心が落ち着くぜ。
ただ、消したい模様と文字がなかなか消えない。
明日、乾いてから上塗りするか。

11月15日

近頃の私の注目はカルトナージュ。
いわゆる布箱だ。
豆本の箱作りにも慣れてきたし、そろそろ始めてもいいんじゃないか?と。
理由になってない。
やりたいだけ。

で、こういう作業は本から入る私は、本屋にカルトナージュの本を探しにいったのさ。
3冊あった中から文化出版局から出てる6人の作家の作品が出ている本に決めて
(1冊は魅力的なラインナップだが初心者には難度高すぎ、もう1冊は「布」じゃなくて「紙箱」だった)
レジに向かいかけ、やめた。
新刊を見つけてしまったのだ。
タイトルを『ちいさな布箱 はじめての手作りカルトナージュ』(KAORI:主婦の友社)。
ポイントはちいさい、ってとこだった。
ちいさいというだけで愛らしいと思う。

で、帰りの電車で基本作業のページを熟読。
そうなるともう、「今すぐ作りたい!」にまっしぐら。
百均で厚紙とボンドと生地(何故かデニムの端切れがあった)を追加購入して帰宅。
このデニムをおもて面に使用することにする。
道々、「内布は何にしようかな♪」と幸せな悩みを抱えて。
そして家に着いてさっそくカルトナージュ!

……の前にサイズを決める。
実は本通りのちいさい箱ではない。
豆本収納箱が目的。
基礎もないくせに応用。無謀。
木箱はどうなったかって?
とりあえず棚上げ。

私の作業は厚紙を2枚重ねで使っているから実は手間2倍。
更にそれに一工夫してるんで下準備に1番時間がかかる。

でまあ、切って貼って切って貼って……。
そうして明け方には蓋の飾りと蓋の表と内を貼り合わせれば出来上がり、というところまで進んだ。
飾りにかける時間がないのは最初から承知してたからほぼ予定通り。
内側パーツが厚紙1枚で作ったら小さかったりして作り直したりもしたけど。
箱本体は完成なので、さっそく豆本を収納してみる。
おお!ぴったり!
……になるよう作ったけど、市販品では得られない感動があった。
始めてにしては上出来ではないかい?
ちなみに自家用ではなく、納品用の箱だったり。
よそさまの豆本、好評につき(?)調子に乗って作ってたら11冊できたんだ。
今回、念願の帯も作ったしね。
満足、満足。

11月16日

試しにちいさい箱もつくってみることにした。
……んだけど、あんまり出来がよくなくて。
要修業である。
生地と台紙が分厚いのが敗因かもしれない。

11月17日

先日購入した『ちはやふる』にどっぷり。
思わず日本かるた協会のサイトで競技規定とか日程とか読んでにまにま。
自分でやろうとは思わないけど。
こわいし、記憶力ないし。
ほぼ覚えてはいるけどちゃんと百首覚えていると胸を張れない私はやっぱり、虫?
ああでも須藤に虫と罵られるのはちょっと嬉しいかもとか歪んだ喜びが……。

11月18日

作りに作った豆本を納品。
色モノも喜んでもらえたよ。
携帯画像だとこんな感じ。
ジャスト11冊収納できる箱つき。
中身は同じだけど、選べるって楽しくない?
今回は帯も作ったのでより本格的。
帯はインクジェット印刷できるB5の和紙ペーパーにPPフィルム貼ってます。
紙だけだと破れるから。
トレペで帯にしたかったけど、印字できるのは高いし色はないし、耐久性がないし……で断念。



贈答用などに使われる模様。
残りは来年の大阪インテに出るんじゃないかな。
冬コミには持っていかないそうだし。
インテ用にはまた追加再販の予定。
あちらのコピー本の化粧断ちもさせてもらうんだー♪

……自分の更新は?

11月19日

日記は携帯にちょこちょこ書いてます。
すぐに更新すればいいんだけど、大きい画面で確認してからアップしたいから、
だからブログで日記ができない。
手軽なはずだけど。
ツイッターも多分、私には向かない。
フォローしてくれる人がいるかも疑問だし?

てなわけで日記、大量更新。
どれだけ貯めてたんだ……。
しかもほぼ豆本ばかり。
だって可愛いんだもん!

夕べから風邪の気配が濃厚。
あったかいスープ飲んで、風邪薬飲んで、
寝たのは日付けの変わる頃。
起きたのは夕方4時。
ああ、もちろん休みですとも。
こんこんと眠ってすっかり復活です!
睡眠が風邪には1番ですね!


クリスマス話の準備もしなくちゃならない!
で、背景ネタはなんとなく浮かんだのですが、
そこにどう影香を投入して動かすか、まったく見えてません。
クリスマスならではの甘いシチュエーションの希望がございましたら是非!

んで、クリスマス豆本第一弾準備。
書式変えて文字も小さくして。
124ページ予定。
相変わらずWordが固まりまくってくれます。
でもめげずに第二弾も落とし込むのだ。
そうして特別装丁の2冊組の超可愛いクリスマス本作るんだもん!
本文用紙は悩んだけど白にすることに。
表紙が派手だから。
クリスマス柄の生地の色違いを使用。
見返しを表紙が緑のには赤(深めの)、
表紙が赤のには渋めの緑を配する予定。
栞紐も見返しと同系色で。
箱は色違い生地のアイボリー。
箱の上から金のリボンをかけようと。
ああ、わくわくする!

……で、そろそろ固まったWordが落ち着かんかな。
だましだまし使ってるけど。
メモリ増設しないと無理?
いい加減疲れてきたよ。

それでも何とか第二弾も流し込んで。
番外編を複数有する第一弾に比べて、結局1作しか書いていない第二弾は、
比べるとページ数が少ない。20ページほど。
あとがきをひねり出したところでそんなには書けない。
思案の末、途中で放り出してあった『霜夜の鐘声』の後日譚に手を加えてSSを完成させることに。
久しぶりに文章書いたよ……。
というか、もっとさっさと完成させておくべき話でした。
『霜夜の鐘声』含む上治五年クリスマスのページにちゃんとアップしました。

『翠の恩恵』(みどりのおんけい)

豆本が先かよ……。
第二弾は132ページになりました。

これで勢いついて第三弾が書けるといいなあ。

11月20日

夕べはクリスマス話を第一弾、第二弾共に印刷直前まで用意して就寝。
あれだけ寝たのに普段通り寝られる自分。
今日帰ったらさっそく印刷するつもり。
予定外の更新があったのでずれ込んだ形。
まさかあんな理由(豆本のページが足りないから)で放置の話にカタをつける気になるなんて。
まあ丁度長さも良かったって話だけど。
でもそんなことで書く気になるんなら、放置の話は山とあるんだぜ?
ぱっと思いつくだけでも
荷花、白景、クリスマス。アリス、日本昔話。

しかし、いきなり何書いてるかは自分でもわからない。
ゴールに一番近いのは荷花だけれど、荷花が一番に書けるとは思えないし。
何しろまずモチベーションを拾ってこないと。
でも逆に放置で頭が冷えて煮詰まってた部分をクリアできるかもしれない。
書きたいなあ。書けたらいいなあ。
締切のないサイト更新なんだから、もうちょっと気楽に書こうよ、自分。
どうせ傑作とかは無縁なんだし。


カルトナージュの本が最近の座右の書。
どこでも一緒、ってやつです。
そして同僚の女の子が明日お姉さんの結婚式だということでカードを用意していた。
この2つが合わさって。
「そうだ!白のシルクシャンタンでハードカバー作ったら絶対いい!
外箱は帙(天地のないくるむタイプの書物の箱。ちつと読む)で、
蓋にオーガンジーリボンとパールとクリスタルのスワロをアクセントに!」
サイズは豆本でなく文庫がいいかな。
いっそ同色の白で刺繍してもいい。

素敵。とっても素敵だろう。
だけど中身は?
咄嗟に合う話が思い浮かばないんですが。
装丁に合わせた話を考えろと?
……とりあえず次のクリスマスをいかにロマンティックにするか腐心します。
やはりホワイトクリスマスかなあ。


……と、クリスマス話に発展しそうなキーワードを集めていたら。
どこのスイッチを押したんだか先日浮かんだ聊齋志異みたいな話のシーンにどわっと襲われてしまい、
1時間余りかけて入った茶店でネタ帳になぐり書きするはめに。

楽しい、ではなくひたすらシリアスな話なんで書きたくないような……
とむしろ避けてた話なんだけど、こうなっては仕方ない。
腹くくって付き合うか。
もっとも、私が書く限りアンハッピーエンドはございません。
後味も絶対悪くはいたしません。
更に今からネタバレ(?)しますと、一炊の夢とか胡蝶の夢の類の夢オチです。
ただ……
♪影月視点のこの話、暗いぞ〜暗いぞ〜♪
(フニクリフニクラというか鬼のパンツのメロディでどうぞ)
仮題は『花誘う嵐の庭の』。
出典は百人一首ですね。
「ふりゆくものはわがみなりけり」
切ないな。
これ、タイトルだけは使うつもりで抱えてたんですが、色っぽい話に使おうと思ってたんです。
でも何故かこの話にはまってしまったという。
わからんものです。

とてもそうとは感じられないでしょうけれど、わたくしここずーっと精神的に不安定でして。
ですからそういう時は何か作ってると落ち着く。
それがまあ、自家製本とか豆本作成ということなんでしょうねえ。
創作にいけばいいのにそのエネルギー。
って誰よりも思ってたんですが、何も暗い話じゃなくてもいじゃないか。
こういう時だからこそ明るく!楽しく!いちゃいちゃと!
……とりあえずさっそく書きなぐっておりますので
何でもいいから書いてしまおうと思います。
途中で息切れする可能性もものすごく大きいし。
でなければこれほど放置話の数もあるまい。

帰宅途中の道々、携帯で出だしを書く。
出だしを書くのは好きです。
持続力ないけど。
家に着いたらクリスマス話の印刷をじゃかじゃかと。
半分に切って、ひたすら折る。折る。折る。
現在、第一弾で息切れ。早い。
まだあと一箇所化粧裁ちもあるのに。
今日の予定はそこまでなのに。

でまあ折っていたらです。
完全オリジナルの設定が降ってきました。
ファンタジーだけど限りなくコメディ色の強いのが。
ボケ魔法使いとツッコミ弟子の話。
暗い話の反動がさっそく出たのだろうか。
ちなみにイメージ画像は遠藤淑子氏。
私の頭の中の引き出しってさっぱりわからん。
魔法使いは男で、弟子は女の子なんだが、
さっぱり、さっぱり恋愛になる気配がありません。
というか、この魔法使いほど恋愛がイメージできないキャラは私の中では珍しいくらい。
そもそも世界設定よりキャラ設定が早いのも珍しいのですが。
しかしこの魔法使い、ものすごく、うっとおしいんだが。
魔法使いというものを愛しはじめて幾星霜。
基本的に魔法使いキャラは私の贔屓を受けるべくたいていカッコイイんだけど。
ちゃんと物語になるまで育てられるだろうか。
どのみちここ数年、影香しか書く意欲はないんだけど。


>21時台に拍手コメントくださった方

Twitter、やってる人は楽しそうだと思うし、mixiみたいに足跡つかないのも気楽でいいかとは思うんですが
130文字だかがネックなんです。
書き出したらそんな文字数じゃ足りない!
更新面倒がってはいますが、だらだら文章書くのがやっぱり好きなんですね。
書くのが面倒というよりネット接続が面倒なんだと思います、私の場合。
携帯からも書けるのは知ってるけど誤字とか発見したら後で訂正できなさそうだし。
こんな日記でも一発書きはまずしない。
文章に修正入れるし、改行も変える。
んで後日誤字を発見したらこっそり直してます(笑)
ただ、天気とかニュースにも利用できるとは知りませんでした。
登録だけでもしてみようかなあ。ちょと興味わいてきました。
色々教えていただいてありがとうございました!

11月21日

昨日の衝動は憑き物だったのかと疑うほど、今日は書く意欲に見舞わられず。
平穏無事に1日が過ぎる。
うんまあ、あんまり向き直って書きたくないのもあるんだ。
その話の展開を考えているだけで苦しくなるから。
ただまあ、そうやって妄想してるすべてを書ききるだけの筆力はないから、
読む人にはそこまでの負担を強いないのではないかと予想。
うちの既存話だと、『片翼のゆくえ』系統かと。
だからアンハッピーのまま終わらないので自分でもそこは安心。

ともかく、帰宅してジャンプ読み終わって。
買う予定もまったくなかった『ぬらりひょんの孫』の小説購入決定。
じーさまと珱姫が好きなんだ。
コミックスもそこだけ買う予定だったけど。
ところで主人公の孫に対するメインヒロインってゆら?
結構可愛い女の子多すぎて。

それはともかく、クリスマス柄の生地を発掘。
……したら、一体何種類持ってるんだ!?
と叫ぶはめに。
さすが自分チョイス。どいつもこいつも好みだわ。

ともかく、ラブリー系で予定通りの生地を裏打ちして乾燥中。
ノンブル抜けを発見してしまったし、その分印刷しなおさないといけないし、
どのみち今日の完成はなかった。
さて、化粧裁ちの続きでもやるか。
刃を替えたばかりのカッターの切れ味はたまらんな。
ただ、色のついた用紙ではないので若干楽しくない。
色上質の化粧裁ちは断ち落とす紙もきれいでちょっとうっとりする。

色違い生地を3色並べたならば。なんだかやっぱりうるさい気がするので、
中身2冊を同じ色にして箱だけ色変えしようかと。
中身が赤で外箱が緑。
2冊の区別は帯で。
ああでもやっぱり逆バージョンも作りたい!
しかしこの発掘した他のクリスマス生地もやはり使いたい。
んでもって中身2冊と箱も同じ生地でとか。
だが売る予定もないのに同じ話を何種類も本にするってアリだろうか?
まあ、もうすでに文庫サイズは作ってしまっているけれど。

発掘した生地のひとつは、ちょっとシックで。
柄の大きさからいくと文庫サイズが映えそう。
文庫サイズももう1回作って。そっちは単独箱を同じ生地で作っちゃおうかな、とか、
妄想ばかり広がります。
……旧作より新作書いた方が前向きだと思うけれど。
ともかく化粧裁ちしよう。

11月22日

ネカフェで花とゆめとLaLaを拾い読み。
最近読むものが少なくなって買っても満足度が低いため。
まだスキビ休みだったか……。
で、LaLaだが。
ちゃんと見てないけど、
巻頭の『金色のコルダ』のアニメだか新作ゲームだかの新キャラ設定があった。
……この、鬼太郎ヘアに影月と同じ色の髪の少年は……。
近づくまい。危険。

『リボーン』のバジルみたいに、似てるから始まって嵌るキャラもいるし。
バジルのせいで、あれほどうっとおしいと思っていた
Windowsのカイルくんが、愛しい気さえする今日この頃。
……アルフィンって呼んでいい?(笑)

でもアルフィンという名前はクラッシャージョウだよなあ。
ジョウの両親がツボなわたしです。
高千穂遙の話ではクラジョウが一番好きだ。
映画も遊び心満載で楽しかったなあ。
あれは音楽も好きだった。
家中発掘すれば交響曲バージョンが出てくるかもしれん。

眠かったので帰宅して、クリスマス生地の端きれで花布を作っただけでおやすみなさい。

11月23日

クリスマスの自分の話をいじくってて、連想で思い出した漫画家がある。
島田ひろかず。
やどり木からの連想で『ミステルの住人』(学研・全3巻)
ファンタジー作品が多めの作風で、これは英国を舞台にしている。
幼い頃から寄宿舎で育った少女ティアが、念願叶って父と暮らせることに。
しかし現れたのは若い男。兄だと思いこんだティアとの生活がはじまるが……。
男ウェルスはしかしティアの実父。
実は呪いにより不老不死となってしまった魔術師だった。
でも内容はホームコメディ。

すごい好きだったのだけど、近頃さっぱり見かけない。
正直、絵や構成がうまい人ではないと思う。
『マジシャン・ロード』なんざ理解するのにどれだけ時間がかかったか……。
でも好きで、商業のコミックスはほとんど持っていると思う。
元々同人やってた人だからそちらなら探せるのかもとも思うけれど、
正直今日までそこに気付かなかった(笑)
見失ったのがネット始める前だったし、
同人誌は即売会に行かない自分には無縁の世界だとずっと思っていたから。
気付けば同人の世界はこんなに身近だったという(笑)

んでちょっと検索したならば。
色々書いてられるようでよかった。
ただ郵便局行くのが面倒なので通販すぐには無理だー。


自分の作業はクリスマス豆本、
背固め・栞ひも付け・寒冷紗貼り・背補強貼りを終え、表紙へと進んだ……のだけど。
生地が足りなくなってしまった。
実は、「赤・赤で箱が緑」「緑・緑で箱が赤」「赤・緑で箱がベージュ」を選びきれずに
3部ずつ印刷してたんだ。
なので、本体2部(つまり各2色4冊)はできてるんだけど。
慌てて追加の裏打ち作業をしたけれど、これでもまだ足りないだろうと予測されるので
明日また裏打ち追加しないと。
幸い、今年の生地を使用したので買いに行けばまだ入手できるから手持ちがなくなっても安心。

しかし、しかしだ。
実際に本にしてみるとクリスマスカラーってやっぱりすごい可愛い!
赤と緑の組み合わせ、最強!
生地買う時、一番気に入ってたベージュがすごく地味に見えてきた。
とりあえず明日、2部分の箱を作って、3部目をどうするか決めよう。
……自家用なのに3部も作ってどうするというツッコミはしていただいて結構。
だって豆本は数があるともっと可愛いんだもの!

11月24日

帰宅して黙々と豆本の箱土台を作る。
結局最後のペアは1冊ずつの箱を作ることにした。
で、乾いた生地を使ってある分だけ作成。
残りは明日〜。

しかしここにきて一挙に豆本が増えた(当然)ので、
ここは早急に豆本収納について考えねば。
先日塗りなおした(まだ途中)木箱を製本のお道具箱にしてる場合じゃないね。
でも意外に便利なんだよ。
このサイズが売ってたらまた買うのに。

11月25日

ストレートと携帯で打とうとしたら、予測変換に須藤(『ちはやふる』の脇役ドS男)が。
……そんなに好きか、私!?
いや好きだけどさ。
千早との髪切り賭けたゲームの結果はどうなる!?
ヒロインは負けないと思うのよ。
切るのは須藤だと思うの。
で、考えた。
今より彼の髪が短くなる
……うん、スキンヘッドでも愛に問題はないわ。

11月26日

寒くなりました。そんな折り、愛用のストールを落としました。
そこでもっと冬向けが登場。ぬっくぬく。
もっと寒くなるとケモノだが。
というか、そろそろコートも冬物かな。


クリスマス豆本が一段落して。
正直気が抜けています。
すぐに形になるものがないからなんでしょうね。



携帯画像ですが、可愛くないですか?
箱と本文は組み合わせ自由。
ただ。
苦労のわり(?)に、1冊ずつ作った方が自分好みだったという予想外の結論が。
2冊用の箱って、思ってたより可愛くなかったんだもん。
ただ、作るのは2冊分の箱の方が絶対に楽でした。


先日の夢の自家製本をいつか作るべく生地屋を覗く。
シルクシャンタン、やっぱり高いな。
ここはバックサテンシャンタン(こっちは化繊)にしておくべきか。
時期的にベロア系統の生地も気になる。
ベルベットは高いしぶ厚いから製本素材には向かないし。
ほつれないハイミロンにも惹かれるけど、やっぱり厚みが……。
シルクシャンタンにこだわらず、かつ色や柄にこだわらないなら
正絹はいっぱい持ってるんだけどなあ。

11月27日

ようやく。ようやく!
『共鳴せよ!私立轟高校図書委員会』が入手できた!
著者:D・キッサン。IOC一迅社全4巻。

これは図書委員たちの日常4コマ。
某漫画専門本屋で何ページ分か紹介してあったのを見て
「面白そう」と思ったものの。
紹介してある場所に既刊がなく。著者名も出版社もわからん!状態。
聞けば良かったんだが店員が手近にいなかったんだ。
それからずっともやもやしてたんだけど友人ブログにタイトルを見つけて「これだ!」と直感。

はい、これでございました。
内容はもう、私も図書委員でしたから「アルアル」ばかりで楽しくて。
想定通りなんですが。

装丁がタダモノじゃなさすぎる!
1巻2巻なんざ帯というにはでかすぎる帯カバー仕様(通常カバーもある)。
で、2巻は漫画なのに実写写真使用。
この写真の女の子がまた可愛くて好み!
そして圧巻は最終巻。カバー上に帯が付き、さらに透明カバーが付いてる!!!
これぞまさに夢の装丁だと思うわけですよ。
素晴らしい。
OHPシート、売ってるの見たら
すっごい高いんだもん!

中身に触れるとですね。
理事長と幼なじみの話が好き。図書委員関係ないけど。
委員長と三村のCPもアリだと思うんだけど?
蝶子の腐女子っぷりは……ある意味立派。
何しろオールマイティな妄想力だから。
とにかく飽きずに何度読み返しても楽しめます。
ただ、図書委員だった頃、ブッカーは数回しか貼ったことないよ。

11月28日

どろ校に浸ってる場合じゃねえ!
彩雲国新刊出たー!
即効買った!
でもまだ『黄梁の夢』読んでない!
……おいっ。

乗換駅で売ってるの見つけて、すぐレジに行ったのだけど。
私のすぐ後に並んだ女性も彩雲国を買っていた!
声かけたかったけど堪えた!
累計450万部売れてる(桁が大きすぎてもうよくわからん)というのに
何故かメジャーになりきれない感があるような気がします。
んー、メジャーというと少年ジャンプからのアニメを思うからでしょうか?

ちなみにこの450万部の中には。
新刊はもちろんのこと2冊目とか3冊目とか私が買った分も入ってるんだなあ。
2冊目3冊目は古本のこともあるが。
ここだけの話、私4冊持ってる巻もあります。
……大馬鹿。

11月29日

自家製本した本にタイトルを入れたい。
紙ならばプリンターが通る厚みなら印刷してしまえばいい。
でも私が使ってるのは布。
さすがにプリンターは無理。
いや、あるんだよ?プリンターで印刷できる布。
ただ真っ白なんでデザインと文字を印刷なんてしたらどれだけインクを消費するかなあ。
その布も安くはない(高くもない)し。

夢は箔押し。
しかし小型箔押し機なんてさすがに個人でどうするって感じだし。
持ってないプリントゴッコかシルクスクリーンか。
筆で直接書くか、それの発展形で糊貼り箔か。
コピー(レーザー)トナーの上に刷るスタンピングリーフか。

で、今の注目はアナログの極み、消しゴムはんこなわけだが。
材料は揃えた。
しかし目的は豆本のタイトル。
正直、きれいに彫れる気がまったくしません。
同じ理由でステンシルも足踏み。
自分でも呆れる不器用さだからねえ。

そんなわけで材料を前に手を出せないでいるのでした。

11月30日

『横柄巫女と宰相陛下』(鮎川はぎの・ルルル文庫)を読む。
選んだ理由は最新刊の表紙にいた女の子が好みだったから。
昨今、たったそれだけが難しい。
ストレート黒髪ロングの女の子を愛してるだけなのに!
ちゃんとヒロインが女のヒロインか確認せねばならんのよ。
BL多すぎだと思う……。

そうして、これはちゃんとヒロインがヒロインでした!
感情が顔にでなくて言葉が徹底的に足りなくて周囲に横柄と誤解されまくってるヒロイン。
正直、前田珠子の『破妖の剣』のラスに似てる。
このヒロイン、ノトが、
王位継承のために神殿に現れた新王……の兄宰相と共に陰謀に巻き込まれ……。

陰謀と言ってもそんな深刻な印象はなくて。
話はするすると進む。
ぐいぐいでないのがちょっと弱いかな、とも思う。
自分のことは棚上げに決まってるじゃない。
商業作家には厳しいよ?
でも微笑ましい。新人さんだし。
続刊を読むかどうかは考慮中。

11月に拍手くださった皆様!
もう大好きです!
嬉しいです!

12月1日

師走が来たというのに、私の12月は『ちはやふる』から始まる。
千早と前クイーンの対決……はともかく。
須藤と原田先生を愛する人間には美味しい回だった。


ところでここ数日。
私は百人一首のおさらいをしている。
携帯でクイズ形式の検定というのがあって。
いろんな人が出題している。
上の句に対して下の句は何か、という普通の問題はクリア。
たいていはこの手の問題が多い。
ただ。
あるひとりの問題は。
ひっかけばかりで……。
阿部か安部か安倍か阿倍か。
そんな4択。
ひっかかって悔しい……!
私は完璧に百人一首を覚えたいだけなのに!

ちなみに。
完璧に覚えられたら決まり字を覚えてすぐ反応できるようにが目標。
上の句全部言わないと下の句出てこないんだもん。

その前に苦手な20首を完璧に覚えるのだ。
80首まではすらすら出てくるけど、完全にヒントがない状態だといつも出てきにくい歌。
上の句があればわかるんだけど。
ちなみに私の苦手は難波、吉野。
これが入ってるのは何故か苦手。
しかし、覚えるともなく歌人の名前、結構覚えてるものなのね。


クリスマス話は「ロマンティック」を合言葉にネタになりそうなのを脳内検索中。
一応、浮かんだシーンとかあるんだけど、
まだストーリーが浮かばない。
もうちょっとあがきます。


大変遅くなりましたが、12月1日に拍手コメントくださいましたMさま。
誤字報告、大感謝でございます!
ありがとうございます!すっごく助かります!
またお願いいたします!?
さっそく直させていただきました!
本当に嬉しいです。
ありがとうございました♪

12月2日

正直、無謀。
何も決まってないに等しいのにクリスマス話を書き出すなんて!
絶対、すぐ詰まる自信すらあるよ。
ちなみに仮題は『玻璃迷宮(はりめいきゅう)』。
迷宮はタイトルに使ったことあるから避けようかと思ったけれど、これが一番馴染んだので。

玻璃はガラスです。キラキラを目指そうという意気込みが出ているといい。
年代は必然的に上治六年。当然舞台はお馴染み琥l。
史上の命題は「ロマンティック・クリスマス」。
ただ肝心の主役二人にぶち壊される予感も少々。
だって、あーきたら、この二人ならこうするもの。
私の中でしっかり生きてますね、彼らは。
でも「ロマンティック・クリスマス」だから!そこんとこよろしく。
そうして私に超ロマンティックな本を作らせておくれ。
このタイトルに合った話が書けたら、ラインストーンやらスワロやらキラキラつけてもいいかなあって。

ただし。
持続力は期待できない。
まったく。


先日に引き続き『横柄巫女と宰相陛下』の2冊目を読む。
「ノト、王宮に行く」なんてストレートな副題。
1冊目より好きかも。
努力するヒロインはよろしい。周囲に認められたらもっといい。
ノトちゃんがんばれ。
3冊目も行っとくか。

しかしラノベ売り場で地雷(BL)を踏まないように新刊棚などを見ていると。
やっぱり王子さまお姫さまってのは需要が高いんだ。
というか、王族が〜とか貴族が〜とか、ぱっと帯だけ見ても結構あるし、やっぱり皆、好きなんだなあ。
勿論、私も好きです。
一時期、そのきらきらな王族とかきらきらな美形キャラに嫌気がさしたことがあるんですが。
やはりファンタジーには欠かせないと実感しました。
必需品です。
そのキャラに惚れるかどうかは別としても。

12月3日

昼休みに本屋に寄って、ノトちゃん(『横柄巫女と宰相陛下』のこと)の続きを買おうとする。
しかしよく見ると新刊棚にあるのは4冊目だった。
既刊棚に3巻はない。

すっかりノトちゃんを読む気になっていたのでここで意地になる。
別の本屋に行く。
ルルル文庫そのものがない。
職場近く徒歩圏内に他に本屋はない。
仕事が終わったら探しに行くとして、どこを狙うかで悩む。

最新刊の4冊目はあるかもしれない。
しかしそもそもルルル文庫を置いてある本屋が少ないのだ。
で、まったく行ったことはないが2駅先の駅前に大きめの本屋があるらしい。
もしくは帰りに乗換せずにそのまま乗って終点まで行けば置いてありそうな本屋はある。
2択かあ、とか思ってたら。
残業でどちらの本屋も営業時間内に行けない時間に。
あと候補は地元の2軒。
幸い最近の刊行だったため、この3冊目と4冊目だけがありました。

1日1冊にしよう!
と思っていたにもかかわらず。
2回読み返しても寝るには早い時間(私には)だったので結局続けて読みましたとさ。

基本的に主人公であるノトが一馬身リードしているけれど贔屓というほどの贔屓キャラはいない。
ストーリーも目新しいものではない。
では何が気に入ったのか?

どうも世界観のような気がする。
キャラクターも物語もするっと入ってきて厭味なく受け入れられるし。
それより。
後書で触れられている作者の上司という方がとても気になります。
お知り合いになってみたい……。

12月4日

今日はぬらりひょんの日。
そう決めていたから。
仕事帰りに本屋に直行し、『ぬらりひょんの孫』(椎橋寛・集英社JC)の7〜8巻と小説等を購入。

私はこの過去編が始まるまでまともにこの話を読んでいなかったので
キャラクターも主人公とじーさんくらいしか認識していなかったのだけど。
始まったじーさんの過去話がツボにはまりすぎた。
やはり箱入り娘とチンピラ(?)も一種の王道だよねえ。
だからコミックスもこれ以上買うつもりはない。
ないんだが……。
この作者、カバー下で遊ぶ人だったんだねえ。ネカフェとかじゃカバーは貼付けられてて見られない。
もちろん本屋で一般コミックスがビニールに入ってないことの方が少ない。
どろ校くらい凝ってくれればそれを理由に購入……は微妙か。

ともかく、じーさんこと妖怪ぬらりひょん、もしくは総大将の若き日のロマンス。
時代は豊臣から徳川へと傾いた頃。
癒しの力を持つ公家の珱姫の元に突如現れた不遜な妖怪ぬらりひょん。
いきなり押し倒して切られる!(笑)
かえって本気になって口説きに通うが、
姫の生き肝を求める悪い妖怪の親玉(……と書くと小者のようだ)にさらわれてしまう。
哀れ姫の命は風前の灯。
そこに殴り込み奪回に現れる総大将。
まさかの大逆転をかましてハッピーエンド。

なんというか。あまりに王道で、ときめいちゃってもう(笑)
珱姫がまた、好みなんだ。
でも惚れるなら秀元だろうなあ。
遊び心たっぷりの陰陽師。
やわらかい京言葉でちょい黒い。
才能あったから兄をさしおいて当主になってしまった男。
あんまりアニキで遊んでやるなよ。


で、この人の書く京言葉とかがするんときたのでもしやと予想したらやはり作者は関西の人だった。
ぬらりがデビューの新人かと思ってたら他誌からの移籍組なのね。
しかしこの人の強い利点は絵のきれいさ。
最初、女性なんじゃとか思ったもの。
女性キャラに色気があまりないせいもあり、男の美形がしっかり描けることといい。
もちろん妖怪も上手いがな。

で、キャラ紹介を読んでいてまたも疑問。
現代編、主役リクオの真ヒロインは誰!?
設定だけ見ると幼なじみのカナちゃんかと思うんだが。
今の展開ならばゆら。
でもって出番の多さでつらら。
……そうか。ハーレムものだったのか。
という冗談はさておき。
結局、誰?
とりあえず全部通して1回読んでみるか。

12月5日

本日も引き続きぬらりひょんの日とする。
するのはコミックスとノベルスを延々読み返すこと。

ノベルスは別の人が書いている。
本編エピソードの繋ぎというか裏話みたいな感じで。
妖怪任侠ライフというか。
決してつまらなくはない。
ただとっても二次っぽい。作者公認の公式なんだからそこまで遠慮しなくても……と少し思う。

そして総大将と珱姫の婚儀で「?」

時代は大阪城の二つの陣の直前くらい。
紋付袴に綿帽子白無垢ってアリ?

紋付袴は明治に第一礼装に定められたけど元は武家の略式で、
それも江戸中期くらいからの登場だったかと。
白無垢は。
礼法で婚姻時の色とか言われはじめていたけど一般には浸透してなかったような。
打掛も武家の女性の礼装ではあるけど。
ちなみに綿帽子の由来は何種類かあってはっきりこうだ、とは言えないらしい。

まあそもそもフィクションで漫画で。
やくざな妖怪と人間の公家の姫の婚姻で何着せようが構わないのかもしれない。
でも気になったんだ。
私もうろ覚えだから本当はどうなのか。とっても知りたい。

と、物語に関係ないところでひっかかってたのでした。

12月6日

ぬらりひょんと同日に購入しいていた可歌まとの『狼陛下の花嫁』を読む。
最近、陛下づいてる?

ララ本誌でも掲載中の中華風ファンタジーロマンス。
これを読むとある種の感慨が。
実際に読むまで『彩雲国』もこういう話だと思ってたんだよね。
そしてもちろん、こういう王道は大好物なのですよ!

狼陛下とあだ名される若き国王。
その彼のカムフラージュのためにバイトで妃役をするはめになった下級貴族の娘、夕鈴。
周囲に畏れられる狼陛下の仮面の下にある仔犬のような素顔を知って……?

えー、私の好みは仔犬陛下8割、狼陛下2割ですね。
だからどうと言われても困るが。
さあて実はもう逃げられない夕鈴の今後は?

12月7日

霜島ケイの封殺鬼シリーズ『鵺子ドリ鳴イタ』を2〜5一挙に読む。
2巻は読んでたけど、後は積ん読予定が行方不明になっててねえ……。
実は3巻など3回買い直したという……。
それが一挙に出てきたので、これは好機と一気読みしたわけです。

改めて思うのは。
封殺鬼というシリーズの最大の勝因は聖というキャラを生み出したことかと。
どんなに暗いシリアスな場面でも。
聖が出て来ると和むし笑える。
惚れたのは達彦だけどね(遠い目)。

今回は現代編で無敵のばーさんになってる桐子がまだ14歳で、将来の伴侶、史郎と出会うの巻きですな。
あのばーさんであのじーさんで。あのパパで。なんで達彦ああなるんだよ……とかちょっと感慨が。

今回は聖だけでなく史郎にも和ませてもらいました。
ただツンデレ好きから言わせてもらうと桐子はツンデレじゃない。
あれはデレを知らないツンだと思うのですよ。

今回は舞台は昭和5年の帝都。
それだけで色々な妄想ができます。
惹かれるけど難しい時代です。
近代史は苦手だったので余計です。
後世の人間は好き勝手言えるけれど、
その時代に生まれて生きていたら否応なく流されるしかなかったのではとも思う。
あの時代の書物やらドラマやら見ると「やめとけ!無駄だ!」って思うけどね。
万が一日本が勝利するようなことがあれば。
調子乗りの日本人だけにどうなったやら。

ともかく無意識に。
私は聖と弓生のビジュアルを前キャンパス文庫時代に描いていた西さんのイラストで捉えておりました。
年頃になりつつある桐子とか初登場の史郎は今のイラストで問題ないんだけど。
付き合い長かったからなあ。

12月8日

『封殺鬼』は遅効性だったらしく。
今日になって思考が乗っ取られてしまった。
読んだ直後は「完結した、すっきりー」だけだったのに。

錬金術はわけわからん上に結局「賢者の石」がないとどうにもならんのがアレですが面白い。
しかし日本でクロウリーが翻訳される日がきたのだから世の中ってわからない。
ちなみにクロウリーはペテン師だと思ってます。
錬金術が持て囃された時代のエジプト狂いとか、思わず引いて見てしまう。
初期のオカルティズムなどそこからはじめないと、って世界。
錬金術と魔術の線引きも微妙だし。
本来、素朴な民間伝承だったりしたものが迫害やらで変容した部分もあるし。

ところでだ。
魔術の基本とかをおそろしくかみ砕いてさりげなく作品中に活かしているライトノベルスがある。
樹川さとみの『楽園の魔女たち』。
実はあれほどわかりやすく説明されたものを私は知らない。
魔術や錬金術に興味持って調べた人間が読むと唸るよ?

『鋼の錬金術師』も生命の木が出てきた時は興奮したなあ。
賢者の石、そしてホムンクルスを生み出すのは錬金術の目的だけど。
しかし錬金術もメジャーな言葉になったものと感慨深い。
今月末にハガレンは新刊出ますな。
ガンガンは立ち読みできないしネカフェでも見かけないから先が気になります。
しかしあの雑誌は重すぎて読むものなくて買う気にならんのだな。

12月9日

私にあるまじきことだが。
ジャンプ買うの忘れてたー!
2日も。
残ってて良かった。

12月10日

人間は1日に一体何冊の漫画が読めるだろう?
もっとも、ネームの多さ少なさで変わってしまうけれど。
アクション重視の少年漫画だと早いし、心理をじっくり書く少女漫画はそれなりに。

ここ数日、結構な量を読んでいるんだけど。
それでも世に出版されているうちのごく一部でしかない。

というわけでベストテンものというか、そういうランキング本は次に読むものを選ぶ指針になる。
はい、宝島社から「2010このマンガがすごい!」が出ましたね。
そしてオトコ編・オンナ編ともイチ押しの『バクマン』『ちはやふる』が1位になってご満悦にございます。
『バクマン』はさらにアニメ化とのこと。アニメにして面白いかというと首をひねるけど。
この作品は連載開始から何となく読み初めて。
何となく読んでいるつもりが、いつの間にかジャンプで1番気になるマンガになっていた。
大場氏の術中にはまったわけで。
去年から次の1位候補と言われていたからなあ。

ちなみに2位のONE PIECEだが。
あれだけ連載していて今年の面白さは確かに凄かった。
私の周囲でも「ONE PIECE面白いよな!」と目をきらきらさせて語る若手オヤジたちがいるし。
尾田氏にとっても描きたかったあたりなんじゃないかなあ。

『ちはやふる』は。
明日、新刊買わねば!だよ。

12月12日

昨日は本屋に行けなかったので本日、『ちはやふる』7巻購入。
でついでにと本屋を徘徊していたならば。

中村裕一著『中国古代の年中行事』第一集 春、第二集 夏(汲古書院) という本を見つける。
箱入りハードカバーの立派な本で。
ぱらぱらと中を覗いたならば。私のハートを早打ちノックダウン。
これは買わねば!と箱の裏を見る。
さようなら。あなたは私の青春の幻影……な気分に。
1冊税抜き12、000円だってさ。
はははははは…………。
いくら欲しくても2冊24,000円(税別)はあんまりだ。
せめて2冊で諭吉一人におさまって欲しかった……。
いつか古本屋で会おうぜ!(後ろ向き)
ところで汲古書院のラインナップ、魅力的すぎるだろ……。
値段と流通がもう少しこなれてくれたならなあ。


で、『ちはやふる』。
ほとんど雑誌でがまんできずに読んでいたので目新しさはないものの、やはりいい。
今回は肉まんくんの太一と一緒に強くなりたい、ってシーンが一番好きかも。
ビジュアルはアレなんだけどなあ(笑)
使い捨てキャラかと思っていた須藤がちょこちょこ出てきてくれて嬉しい。
ちょっかい出される千早が羨ましい(そう思う時点でまちがってる)が、女の子にボーズはなあ……。
千早が先に負けて、それを回避しようとしても、あがく姿を楽しもうと思ってるんだろうけど。
あ、焼かれた肉まんくんもちょっと羨ましい……。

ところで詩暢ちゃんと同郷として一言。
さすがに丸い郵便ポストは現役ではおりませんよ。
スノー丸はバケツ取った方がかわいいと思う。

12月13日

昨日2巻を購入した前田栄の『天涯のパシュルーナ』(新書館・ウィングス文庫)を読む。
雑誌で読んでるとはいえ、まとまって読むとまた違うし。

王道ファンタジー、ライトノベル風。
鎖国状態、神殿の力の強い独自の風習が根付く国。
迫り来る巨大帝国の圧力を受けつつ、16年前、赤ん坊の頃に誘拐された第一王子の帰還を待ちわびる国。
この国では14歳になると神殿にて巫女から神託を受けて職業を決める。
それに貴賎はない。
神託を受けるとその運命を固定化するために身体のどこかに刺青を入れる。
14歳を過ぎても神託を受けていないのは特殊事情のある者だけ。
例えばこの主人公トゥラルクのように山賊の頭に育てられたりした場合は。

クセのある貴族ヒルクィットに山賊仲間を人質に取られ、第一王子候補にされてしまったトゥラルク。
貴族も神殿ももちろん王族だってどうでもいいという価値観の元、
各地でトラブルを起こし、さらにそれを拡大させていく。
基本的にイイ奴、なトゥラルクは。
本人が信じているように第一王子ではないかもしれない。
でも本当は第一王子なんじゃないか?と読む者に思わされる。
そうして確実なことは。
彼を中心に王国の運命は大きく変わろうとしているのだ。


貴種流離譚というのものには、いつだってロマンを感じてしまう。
大好物。
そういう意味では王道ど真ん中な作品。
イラストがTHORES柴本氏で、アジアンな雰囲気たっぷりのイラストは魅力的で、
パシュルム王国のエキゾティシズムを助長してくれている。
そのあたり、前田氏の描写では出て来ないから。
主人公はこれから受難につぐ受難だそうだ。
ともかく続きがとっても気になる作品である。

12月14日

そんなわけで(?)積読だった『天涯のパシュルーナ』1巻を引っ張り出して読む。
いや、最初だし、読んでるしで、書き下ろししか読んでなかったの。
で、一読して「あれ?あれ?あれ?」
少し書き直して変わっている、と後書にあったけど、
かなり変わってるよね?第一話。
違和感感じながらも読み終わり、結論。
2巻の方が面白い。
キャラクターがこなれてきたというのもあるんだろうけれど。

で、ふと気付く。
作者もロマンスが足りないと言っておられるが。
前田氏の作品で、おとなしめの女性キャラを読んだ記憶がない。
強い。
みんな強かったり、個性が強すぎたり。
そりゃ、儚げな女性キャラなんざ影が薄くなってしまうだろうけど。
この話だとオトコだけどシュムルがその役割だから?

12月15日

先日、清水玲子の『秘密』を1〜5まで一挙読みしたんですが。
清水玲子という漫画家はオムニバス連載の方が向いていると実感しました。

でもって、本誌でずっと読んでいたはずなのに(コミックスは途中で集めるのやめた)
さっぱり!『輝夜姫』の最終回が思い出せない。
そこでネット検索で人様のブログなどを読み漁って。
なんとなく思い出して。
上記の結論に達したわけです。

作者の中でも未消化のまま連載しなきゃならなかったのかな、とかも思いますが、
ともかく矛盾が多すぎる。
テーマやキャラクターも絞った方が良かったなあ、と。
これは既に完結した話を前にしているからこそ言えるのだろうけれど。
晶、由、ミュラーをそれぞれ単独の主人公にして繋いでいった方が、とか。
でもドナー達が本体を乗っ取るあたりはすごく興奮したし、面白かったんだよ。

12月16日

百人一首に敏感(?)な今日この頃。
帰宅の車中で中学生くらいの女の子たちと同じ車両に。
テスト前なのかな?
「奥山に……」
友達と百人一首を覚えているらしい。
(紅葉踏みわけ鳴く鹿の!声聞く時ぞ秋は悲しき!次!)
と心の中で叫ぶが。
いつまでたってもお友達は答えてくれず、ついに別の句を聞くことはありませんでした……。
まあ、中学の頃なら今よりは覚えてなかった。
でも正月に家族でかるたすると、いつのまにか取れる札が増えていっていたり。
いつから家族の誰より取れるようになったんだか。

プリントアウトしてたり、携帯にちょこっと入力してたりもするんですが、百人一首の本が欲しいと思っておりました。
持ち運びを考えると文庫がいい。
しかし、ちくま文庫のは我が家のどこかにある本。
どうせなら別の……とずっと思ってたんです。
巡り会いました!マール社すげえ!ほぼフルカラーなのに305円とか!

解釈とか歌人の経歴とか、簡潔すぎるために内容が浅く不満はないではないですが、当初の覚えるための百人一首という条件は満たしているので良い買い物だったかと。
ただし。覚えたところでかるた取りする機会は当分なさそうなんですが。
競技かるたは無理だし、楽しく取って遊びたいだけなんだけどな。

で、さくっとBE−LOVEで『ちはやふる』を読む。
相変わらず泣かせがうますぎる。
でもこの展開だと国民文化祭(だっけ?)に出て欲しいと思ってたのに時期的に無理だなあ。
全国持ち回りで11月頃行われるらしいかるたの大会で、団体戦なのですよ!
今はまだA級上位の選手権大会とか瑞沢高校の面々では無理だろうし。
年末の女流選手権なら千早、出られるかも?

とか、日本かるた協会の年間スケジュール見ながら思うのでした。
試合、多いようにも思えるけど会場が全国あちこちだから全部制覇とかしてたらすごいな。
実際、地元の大会しか出ない人も多いだろうし。
名人・クイーンの予選も、東日本は東京だけど西日本は滋賀。
BS映らないから見られないけど一度くらいは生の試合も見てみたいなあ。

12月17日

ここしばらく。四六時中影香のことを考えることはなくなっていました。
何か別のことに気を取られたり萌えたりしてるとそうなります。
が。
私にとって影香は至上のCPなので、きっかけさえあれば簡単に戻ります。
今日のきっかけは2匹の猫写真でした。
……きっかけ?

12月17日

猫画像に呼び覚まされた影香妄想は。
『うたかた』(華眞の若い頃の捏造話。影香との現在のリンクあり)
『花誘う嵐の庭の』(影月視点の切な目話)『玻璃迷宮』(クリスマス)の3本立て。
書けるんならどれでもいい!
……けど、あれとかあれはどうなったんだ?
ともかく今更だけどどれも育ててやるから!
クリスマス話はまだまったく見えてないんだけど。
しばし影香妄想にどっぷり浸りたいと思う。

12月18日

媒体が猫画像だったのがいけないのか。
気がつけば妄想は猫飼い妄想へ。
そうして携帯にネットで集めた猫画像が次々と増え……。
猫だけに持続力がなかったかもしれない。
でも負けない。
だって影香が一番萌えるから。

12月19日

そういう気分になったので末次由紀の『クーベルチュール』を時間差購入。

わかってた。
わかってたんだ。
買ったら絶対チョコが欲しくなることは。
しかし、やはり欲しい!
コンビニのじゃない。
ちゃんとしたお店のチョコレートが!

でだな。偶然知ったんだが、今の職場の徒歩圏内に老舗のパティスリーがあるらしい。
しかもチョコメインの。
それは行かねば!とネット検索すると。
遠くない。ってか近い。
しかし。
閉店時間が早過ぎる!
駆け込みで購入はできるかもしれない。
でもイートインは絶対無理!

ホームページに載せられた画像にくらくらしながら、これは何と言うお預け状態だろうと遠い目をするのでした。

元々病的にチョコが好きなのだ。
ムースが特に好き。
トリュフも好き。
プラリネも好き。
ベリー系やナッツ系のクリームが入ってるのも好き。
ボンボン以外はオールOK!
飲むのも好き。
ココアやホットチョコレートは冬の定番。
ヴァンホーテンの缶が毎冬消費される。
濃く入れるのが好きだから。
温めた生クリームがあれば最強だけど特濃ミルクでもいい。
ほろ苦さを含んだあの甘さは正義だと思う冬の日でした。
年中好きだけど。
別に一粒250円以上のチョコだけが正義じゃない。
普通のメーカー品のチョコも好き。
冬場は新製品が目白押しなのでチェックは欠かせないね!
ただ問題は。
開けたら一度に全部食べるまで止まらないってことなんだなあ……。

12月20日

気が付けば20日。
100%言えるのは時期までにクリスマス話が間に合わないこと。
年内に1作でも書き上がる気もしない。
人形姫の正月の晴れ着も今からだと微妙。
生地はある。
しかし気力が。
インテ用の豆本準備もしないとやばい。
慌ただしく過ぎる年の瀬でございます。
それにしても毎日寒いよ。

12月21日

終い弘法の日。
仕事だけど。
正直、一読してからにやにやが止まらない。
いや、ジャンプで『バクマン。』ですよ!
恋愛描写はそこそこでいいんで主人公たちのサクセス路線が読みたくはあるんだけど、
それでもイチ押し男女のフラグが立ったら踊るってもんです。
最初からフラグは立っていたと私は思うんだけど、少年漫画だからどうかと危ぶんでいたので。

河合克敏が好きで。
『とめはねっ!』より『モンキーターン』が好きなんだが、それは置いておいて。
『帯をギュッとね!』はWヒロイン。
幼なじみのキレイで主人公にべた惚れの子がメインヒロイン。
ただもう、物語が始まる前からCPなんでドラマはない。
もう一人はそのヒロインの友人で可愛いが活動的。そして主人公と第一話で「なんだコイツ」な出会いをする。

これが少女漫画ならば後者にフラグが立つんだ。
ぱふのインタビューでもそう聞かれていたけど「少年漫画ですから」
主人公は幼なじみヒロインとそのままエンド。
で、インタビューも合わせて、
「少年漫画でのフラグは当てにならない」としみじみ思ったのでした。

だから『バクマン。』で、「これはフラグだよな?」ってずっと思ってたけど、
あまり期待しすぎないよう、自分に言っていた。
だからこそ嬉しい。
……って、まだ確定してないから諸手をあげて喜べないけどさ。
しかも『バクマン。』の場合、主人公たちの恋愛が普通じゃないからなあ。
少年漫画ではヒロインは不可欠だがジャンプだと展開上、空気になりやすいし。
Wヒロインだと決着に納得いかなかったり。
「なんでこの女を選ぶ!?」って主人公が信じられなかったり。
男と女では選択の意味が違うとわかっていても。

どうせ主人公CPにははまらないんだがな。

12月22日

冬至。
なんだけど、なんだけど!
近所の道路工事のせいで夜10時から12時まで断水。
これはこの近所の人間を柚子風呂に入れさせないで風邪をひかせようという行政の陰謀!?
だから急遽柚子風呂は前日に繰り上げになったんだが。


ここ数日またネット接続ができない。
もう数時間チャレンジしてるのに。
これは今日から始まる恒例『闇の戦い』(スージー・クーパー)読破に浸れということか。

12月23日

クリスマス直前。
美しく粧ったクリスマスケーキが「これでもか!」と並んで「買えよ買えよ買えよ」と訴えてまいります。
あそこのケーキは……ここのケーキは……
とどれも魅力的で
「一人だけ選ぶなんてできない!」
って感じなんですが。
家族が大人数とか大勢でパーティーとかならクリスマスケーキ持ち寄って食べ比べできるのに。
女性ならば甘いものが壊滅的に苦手でもなければ12〜15センチのホールケーキくらい食べられるんじゃないかと。
楽しそうだな。
ケーキ食べ比べパーティー。

そして今日も接続最悪。
10分かけて接続して2分で切れるの繰り返し。
メールも受け取れん。

12月24日

ついにイヴ。
勿論仕事である。
こんな時は『聖☆おにいさん』に癒してもらうしかない。

今朝の夢は和風ファンタジー。
ヒロインの名前だけきっちり出て来た。
深森でみもり。
深森は森の端に住む女の子。父と姉がいる。
第一部はそこに住みついた若い学者先生との話。
第二部はその近隣を制覇した少年城主との話。
装束などは江戸から明治。
学者先生は書生スタイルだ。
城の人々は月代ありの武家スタイル。
ちなみに電話帳と電話で妖怪を呼んで話を聞いたりできる。
一応はロマンスだがあまりにも色気のないヒロイン(というか設定年齢が12くらいなんで子供なんだ)のためか主眼はズレがち。
学者先生は。ある日二人に分裂して、一人が旅立ってしまった。
残されたのは知識はあるが記憶のない二人目の学者先生。
「赤々丸かっ!」と起きていたらつっこむところ。
電話帳で呼び出された妖怪が狐系なんだけど髪にメッシュ入ってたりと色々面白い夢だった。


ところでクリスマスケーキ食べ比べパーティーなどと書いたが。
不可能かもしれないと今日になって想う。

職場の皆さんでどうぞ、とホールケーキをもらったのだ。
チョコレートの濃厚なケーキ。
酸味の強いラズベリーソースがアクセント。ごろごろと栗の入ったケーキだ。
濃厚なチョコレートを愛する私はそれはもう喜んだ。
実に美味。
それなのに、このケーキがダメという人たちが数名。
「残り食べていいよ」と言われ、大喜びでぱくついていたのですが。
……あれだな。
濃厚すぎると量は食べられないものだな。
しばらく胸やけがしました……。
美味しいものは適量を楽しみましょう。

12月25日

もうケーキはいらない……。
どうやら昨日のチョコレートケーキが強烈すぎたようだ。
美味しかったんだけどなあ。
妙に塩辛いものが食べたい発作にかられてしまったよ。

BE−LOVEを読む。
詩暢ちゃん、友達いないんだね……。

12月26日

休日。
まあ年末でもあるし、とすこしばかりお片づけ。
『しゃにむにGO』の20〜32巻を読んでいたのはきっと気のせい。

まあゴミを出したり、処分予定の本を選んだり。
古本屋に持っていくのにバッグに詰めてたんだけど既に入りません。
これはダンボールに入れてキャリーで運べと?

そんな作業にもやはり良いことはあり、
ずっと行方不明だった『おまめの豆本づくり』が出てきたー!
『史記II』も出てきたー!

しかしこの中途半端な状況で寝なければならないのか。
(時間切れのため)

12月27日

……何故か前日と同じ『しゃにむにGO』の20〜32を読み返す。
そこに出ていたからとも言うが。
試合中心で斜め読みしていた前日とは反対に、人間関係を主にじっくり読む。

少女漫画というより少年漫画のような雰囲気は確かにある。
主人公の造形とかそれっぽいし。
でも少年漫画では決してないんだよね。
実はひとつの試合は最終パートに入るまで連載2〜3回くらいまでと短い。
登場人物の心情と背景が脇役に至るまで丁寧に描写されている。
これはやはり少女漫画なのだ。

ヒロインのありようもまた、少年漫画では許されないだろう。
ひなこは、当たり前の人間のように心の中に醜いものを持つ。
そりゃそうだわ。彼女の立場なら無理もない。
そして2人の少年の間で揺れ動く。

すべての少年漫画がそうとは言わないけれど、少年漫画のヒロインは添え物であることが多い(というか流れ的にそうなってしまうというか……)。
そして心変わりは許されないのだよね。

再読していると気付くこともまたあって。
例えば最後のインターハイ。団体戦の序盤で氷河が小雪を紹介されて、駿と比較するんだが。
おまえ、駿と会ってないだろ?
と毎回読み返すたびにひっかかってたの。
今回、脳内補正により、このIHで団体戦で戦う駿を見たことが表現されてなくてもあるんだ!
と思い込ませることにしました。

で、小雪ですが。
彼女、さりげにすごいんだよね。
もしかしたら神奈川の駿と同じテニススクールに通ってるのかもしれないけど、
2年なのにIH優勝してるし!
でもって私はミレーユ×小雪なわけですが。
フラグもたってるんだけど難しいかなあ……。

しゃにむの残念だったことは。
ダブルスから始めた延久と留宇伊だから、IH最後のダブルスもちゃんと見たかったってこと。
プロになってからたダブルス組んでくれて嬉しいけど。
エントリー表見てショック受けたミレーユが駿に泣きついてダブルス対決とかも面白そうだよな。
と、妄想に果てはないのでした。

12月28日

なんか入場証とは別に必要らしい(?)ので、
アニメイトに行ってコミックシティのカタログを購入してきました。
最近足を踏み入れてなかったんですが、やっぱり独特ですな店内は。
キャラものの年越しそばがあったのには感動したさ。
そして『少年陰陽師』の新刊発見!
テンションあがったあ!


コーラスにて一条ゆかりの『プライド』が終幕。
史緒と萌のWヒロインのオペラ歌手を目指す物語……
なんだけど。
途中で、萌の状態にあんまりだー、彼女も幸せにしてやってくれ!と祈るようになった。
メインヒロインの史緒は王道の道を歩いてるだけに。

しかし一条ゆかりはやっぱり上手い。
ベタな設定といえばいえるし、限りなくメロドラマ。
男女の四角関係の行方は……。
そして歌を通してライバルだった史緒と萌の関係は……。
ともかくドラマティックでした。
こういう派手な舞台を用意するのが上手い。
オペラもいいよね。
ストーリーじっくり知ると、ヒーローが馬鹿ばっかりだと気付くけれど?


『少年陰陽師』は。
彰子〜〜〜〜〜!出ねぇーーーー!
以上。

12月29日

青い鳥体験。

突然、来年の干支であるトラの小さいぬいぐるみが、たまらなく欲しくなった。
某ショップで入手したという人もいたので、そのショップを仕事帰り覗きに行く。
ない。
店はどんどん閉まっていく時間だし、元々職場近くに店は少ない。
頼れるものはイオンしかない。
日用品売り場に干支ものは確かにあったが、ぬいぐるみではない。
張り子のトラでもいいのだが、顔とフォルムに難あり。
信貴山の張り子のトラが欲しいなあ。
おもちゃ売り場のぬいぐるみはキャラものばかり。
手芸売り場の出来上がり品は今回の意図に沿わないニットやビーズのもの。
トラではないが動物の作り方の本と材料は売っていたので、購入して羊毛フェルトで作ることも考えた。
初心者が無謀、と結論する。

しかたなしに空振りのまま帰ろうとしたら、何故かランドセルの横に1匹だけちょこんと。
正直、求めるものよりデフォルメがきいていて(ぬいぐるみはコリラックマ以外はリアルなのが好き)、
悩んだけれど、これも残り福かと購入。

さて、このトラ話には続きがあって。
電車を乗り継いで地元最寄駅に着いて。何の気無しに覗いたコンビニに。
トラ3匹。
最初は飾り用かと思ったけど売り物で。
誰が買うんじゃ〜!?ワシじゃ〜!とツッコミながら購入。
だって、この子の方が顔もサイズも理想的だったんだもん!ついでに値段もな。
これが青い鳥という話。

貰ったコンビニ袋に2匹のトラを入れて、いつもとは違うルートで帰宅。
ところが。
家に着いて一息ついて、気が付けばトラ入りのコンビニ袋はどこにもない。
落とした!?買ったばかりのトラちゃんズを!?
履きやすい靴で私は駅までのルートを逆走した。
時刻が遅いこと、落として間もないこと、そして人通りの少ないルートであることを希望に。

トラちゃんズは。
2/3ほど戻った人気のない道の白線の上に落ちていた。
最悪捨てられているとか、車に轢かれているんじゃないかと心配していたんだけど。
このルートの真ん中あたりに交番があったので、駅まで戻ってもなければ、ダメもとで
「コンビニ袋に入ったトラのぬいぐるみ2匹、届いていませんか!?」と尋ねる覚悟もしたさ。
ごめんねごめんねと謝りながら、持参したトートバッグにそっと入れて無事帰宅。
2匹に猫じゃないけどリボンとチェーンに鈴をつけて満足。
来年の金運を頼んだぞ!
さて西はどっちだ?


『しゃにむにGO』1〜10巻を読む。
いやあ、延久とひなこだけじゃなくて、留宇衣までもムッチムチ。
きっと皆筋肉になったんだ……。

12月30日

数日前に家族がぽつりと「銭湯に行きたい」と言い出した。
温泉でもスーパー銭湯でもなく、ただの銭湯。
自宅風呂では芯から温もらないからと。

車があれば日帰り温泉でもスーパー銭湯でも行けるが、そんなものはない。
そして我が家から一番近かった銭湯が数年前に廃業している。
そこからさらに5分ほど進んだところに別の銭湯があるが、そこは利用したことがない。
でも駅からの帰りに使えないこともない。
そこで私が仕事帰りに駅から電話をし、
そしたらバスタオル等をもった家族と合流する、ということで話はまとまった。
銭湯、いいねえ♪とすっかりその気。
ただ問題は営業時間。
ネットで調べられるかな、と携帯で調べて。
そこが2年前に廃業していたと知る。建物が残ってるから気付かなかったよ……。

でももう気分は銭湯、だったので。自宅から行ける銭湯を検索。
そうしたならば、駅から寄れる場所にある銭湯発見!
普段、というか朝の通勤ルートから一歩入っただけの場所だったもので。

ちなみに検索は帰りの電車でやっていたので、駅に着いたらさっそく自宅に電話してレッツGO!

大きな銭湯じゃない。
待ち合わせしている間も洗面器を持った近所の人を見かける素朴なもの。
それでも電気風呂、ジェット風呂、ハーブ風呂、サウナ&水風呂があって充実。
体重計にマッサージ機に頭からかぶるタイプのドライヤー(?)もあって、テンションあがりまくり。
しかもAM1時半までやっているというので、安心して長風呂ができる。
また来ようとほこほこになって帰宅いたしました。
銭湯、やっぱりいいね!

ところで、やや遠回りだけれど自宅から行けそうな銭湯があと2〜3件あるよう。
せっかくだからそちらも試してみたいなあ。
ほこほこ。


しゃにむに11〜19巻読み返し。
意外と留宇伊と浅野の試合が好きだ。
まあ、全巻でベスト1の試合は、ウチ君のIH団体戦決勝S2だけどね!
あとは県大会の宮もっちゃんの試合。
ラストの延久と留宇伊の試合は別格だけど。

12月31日

言わずと知れた大晦日。
恒例の元旦行事に向けて発掘作業が待っている。
……が。
先日来のしゃにむに読み返しが止まらん!

が、そこを抑えて。自分の着物の用意はして、寝る。
明日は元旦にしては早起きのつもりでいるんだが。


本年中は更新も滞ってばかりでしたが、来てくださった皆様、ありがとうございます。
来年も影香への愛を胸に突き進んでいけたらと思います。

12月に拍手やコメントをくださった皆様。
心から感謝しております。
愛しか返せませんが、どうぞ受け取ってくださいませ。